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2009年12月31日

大晦日の満月

2009年、サヨナラ(^_^)/~

医学と芸術展

医学と芸術展
2009年11月28日〜2010年2月28日
森美術館

2009年もいろんな展覧会に行きました。
今数えてみたら、50前後の展覧会に行っています。
阿修羅展と若冲展、よかったです。

さて、2009年最後に行ったのが、森美術館の「医学と芸術展」です。

森美術館、またすごい企画展を持ってきましたね!
今回は「医学と芸術展〜生命(いのち)と愛の未来を探る−ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」です。

英国に本拠を置く「ウエルカム財団」の所有するウエルカム・コレクションの中から、約150点の貴重な医学資料や美術作品に、約30の現代美術や日本の古美術作品をよる展示となっています。

ちなみに、ウエルカム財団は医薬品メーカーを創出したウエルカム卿が設立した財団で、現在では医学や健康などの研究に年間800億円以上の支援を行っているそうです。
かなり大きな財団ですよね。

ウエルカム・コレクションは、ウエルカム卿が蒐集した、医学や健康などに関する様々な資料や物品からなるコレクションだそうです。
医学に関する資料なので、結構、やばいものもあります。

一方で、生や死を感じさせる現代アートもあり、いろいろな面で、医療、生死などについて考えさせる企画展です。
ウエルカム・コレクションで医学の発展を知りつつ、現代アートで生と死について考えさせられる内容になっています。

山田もすごく印象に残った現代アートがありました。
写真作品ですが、メメント・モリ(死を想え)を感じさせる作品でした。
この記事を書いているだけでも、その作品を見た時の印象が思い出される作品です。
ぜひ、見に行ってみてください。

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追伸:
2010年は、長谷川等伯展が一番の楽しみです。
あと、久しぶりに直島に行ってみたい。
静岡の杉本博司設計の美術館にもぜひ行ってみたいですね。

1,2,3:ひなの家のシュトーレン

あと、3時間で2009年も終わりですね。
前々から思っていたことですが、2010年は本当の意味での21世紀の始まりです。
各世紀の最初の10年間は前世紀の余韻があると思います。
なので、2010年からが純粋の21世紀の始まりというわけです。
英語の「decade(ディケイド)」(=10年紀)という概念、いいですよね。
10年単位で物事を考えると見えてくるものもあります。

さて、2009年最後のご紹介は、「1,2,3」シリーズの紹介商品キャンペーン【福岡】編です。

福岡県桂川町にあるパン工房ひなの家のブログ「ひなの家−パン工房−〜就労と生活支援日記〜」でご紹介いただいたシュトーレンです!
自らの製品をご紹介いただいています。





ひなの家のブログでは、クリスマス限定の特製シュトーレンの紹介が掲載されています。
本当に美味しそうですね。
クリスマスシーズンは過ぎてしまいましたが、ぜひ2010年のクリスマスの時にどうぞ!

ブログの紹介記事はこちらです。
恒例の季節限定製品に取り掛かりました

【お問合せ先】
ひなの家
福岡県嘉穂郡桂川町大字土師4238-4
TEL:0948-65-5085
URL:https://blog.canpan.info/hinanoie/

ブログ「ひなの家−パン工房−〜就労と生活支援日記〜」では、事業所の活動や日常の様子などが紹介されています。
ぜひ、ご覧ください!

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PandA-J No.7 特集:いよいよスタート裁判員制度

PandA-J No.7
特集:いよいよスタート裁判員制度
NPO法人PandA-J発行



今号のPandA-Jは、8月から始まる裁判員制度に関する特集です。
知的障害者が被告人なったら、被害にあったとき、訴訟能力や責任能力について裁判員は理解できるのか、知的障害者が裁判員に選ばれたらなど、数々の知的障害者の事件に取り組んできた弁護士が様々な視点から座談会で語りあっています。
知的障害者が様々な形で裁判に関わるということがわかりやすく解説され、かつそこにどんな問題点・課題があるのか、とても参考になります。

今回の座談会の記事を読んでいて思うのは、何か起きた時にどうするか考えるのではなく、いろいろなことを想定して、福祉、警察、法曹など様々な分野の人がどうすべきか事前に想定して考えておくべきだということです。
そういった意味でも、知的障害者に関わる裁判員制度ということで、その導入として読むには最適な記事の一つだと思います。

そして、もう一つのお薦めの座談会が、「おれたちの時代 めざそう!かっこいい福祉」。
アラサー世代の福祉実践家による座談会です。
北海道、愛知、大阪の若手実践家と、先駆的な活動を行っている福祉団体の職員2名の計5名による座談会ですが、これを読んでいると、ほんと新しい福祉が生まれているんですね。


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ビッグ・イシュー126号 2009.09.01 ビッグ・イシュー126号 特集:爆(ばく)めし礼賛、ごはんを復権する

ビッグ・イシュー126号 2009.09.01
特集:爆(ばく)めし礼賛、ごはんを復権する



今号はスペシャル・インタビューとして、ミッフィーの産みの親である、絵本作家のディック・ブルーナです。
82歳なんですね!
でも今でも現役でお仕事をされていて、自宅からアトリエまで自転車で通勤されているそうです。
すごいですね〜。
そして、ミッフィーの創作の秘密も知ることが出来ました。
ミッフィーの本は、いつも同じ構成なんだそうです。正方形の12ページで、それぞれのページには韻を踏んだ文章が4行という形式で、この中で物語を作るそうです。
ミッフィーはめいっ子の絵本を読んだくらいですが、創作の秘密を知った上でもう一度見ると、違った面白さを発見できるかもしれませんね。

特集は、お米です。
農業投資ファンドで米作りを行う「ぶった農産」、初めて知りました。
いろんな面で参考になりました。
NPOや福祉の資金集めのヒントがありますね。
ちなみに、2007年、日本人のお米の消費量は1日約168グラム(1.1合)だそうです。
もっとお米を食べましょう!!


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ビッグイシュー121号 特集:子ども貧困国ニッポン

ビッグイシュー121号
特集:子ども貧困国ニッポン



スペシャルインタビューの笑福亭鶴瓶さんの笑顔がまぶしい表紙ですが、特集の内容はずっしりきますね

子ども貧困国ニッポンです。

先進国の中で唯一、子どもの貧困率を上昇させ続けている。
日本の子どもの7人に1人は貧困児童である。
主要先進国24カ国中、9番目に子どもの貧困率が高い。
貧困率66%、シングルマザーと子どもたち。
上昇する母子家庭の貧困率、なのに生活保護率は大幅減少。

結構知らないことばかりでした。
そもそも日本で「貧困」ということがあるなんて、本当に数字として、事例として知りました。
今の貧困児童子を取り巻く環境がこんなことになっているとは。
一方で、そういった状況の改善に取り組んでいる方や団体がいるんですね。少しだけ希望が見えます。

ぜひ、皆さんも機会があれば、販売員の方から購入して読んでみてください。

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Juntos(ふんとす)第48号 特集1:地域の医療とどう関わるか

Juntos(ふんとす)第48号
特集1:地域の医療とどう関わるか
特集2:地域で安心して子育ち・子育てするために
(特)全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)



今号も新しい連載が始まって、ここ2,3号でJuntosもプチリニューアルですね。
今回から始まった甘利てる代さんの新連載は、福祉にかかわっている20,30代の若い人をインタビューした訪問記です。
第1弾は、千葉県のNPO法人井戸端介護の伊藤英樹さんです。
伊藤さんの講演は2回ほど聞いたことがありますが、胸にすーっと落ちる話で感動しました。
今回のインタビュー記事も、伊藤さんの生き方や考えを知ることができ、いいです。
伊藤さんのような若手世代(福祉の業界では)の活躍を知ることができる新連載、楽しみですね。

特集の第1弾は、「しょうがいがあっても地域で安心して暮らし続けるために」という副題で、地域医療のことです。
「地域生活も子ばなれもしよう会」が実施した、しょうがい児者の受診に関する研究事業の報告会の一部をまとめたものです。
これも非常に考えさせる内容になっています。
しょうがいがあるからこそちょっとした気遣いが必要になるのに、逆に、一部の医療機関では差別をされている現状など。
機会があればぜひ読んでもらいたい特集記事です。
研究事業のまとめとして「知的しょうがいを持つ人がより良い医療を受けるために 受診のポイント」という冊子が作成されたそうです。
ご希望の方には送料負担で郵送で配布しているそうです。
ご興味のある方は(特)全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)までお問い合わせください。

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Juntos No.47「認知症の人との超コミュニケーション『バリテーション』に学ぶ!!」

Juntos No.47
(特)全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)発行



今号の特集は「認知症の人との超コミュニケーション『バリテーション』に学ぶ!!」です。
全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)が主催するセミナーで「バリテーション」に関するものがいくつかありますが、いつも「バリテーション」とはどんなものだろう?と思っていましたが、ようやく理解することができました。

バリテーションとは、認知症のお年寄りとのコミュニケーション法の一つです。認知症による症状を改善することを目的としているものではありません。
認知症のお年寄りに対して、尊厳と共感をもってかかわるというコミュニケーションの方法だそうです。
認知症には4つの段階があり、その段階に応じたコミュニケーション方法があり、バリテーションに関するセミナーの内容に基づき、いくつか実践例が紹介されています。
バリテーションのことを知る導入としては、本当にわかりやすい内容になっています。
山田としては、目からウロコでした。
ちょっとセミナーに参加してみたくなりました。

仕事で、発達障害のペアレントトレーニングに関する事業を担当していますが、コミュニケーションに関する基本は通じるものがありそうですね。

もう一つの特集は「第12回地域サロン・宅老所・グループホーム全国研究交流フォーラムinしが」の報告です。
山田も参加したフォーラムですが、二日間の中身の濃いものがさらにエッセンスがぎゅっとつまって記事になっています。
読むだけでいろんなヒントが満載です。

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2009年12月30日

LDを活かして生きよう LD教授(パパ)のチャレンジ

LDを活かして生きよう LD教授(パパ)のチャレンジ
上野一彦著
ぶどう社



日本LD学会理事長の上野一彦先生の著書です。
上野先生の本は、講談社α新書や「LD教授(パパ)の贈り物」を読んだことがありますが、この本もLD(学習障がい)についてわかりやすく書かれています。

学術的な解説本ではなく、上野先生のエッセイと対談で構成されています。
これまでのものに比べても、LDについて「障害」という視点ではなく、一つの個性として捉えるという上野先生の解説がさらにわかりやすく解説されている印象を受けました。

また、映画や小説に出てくるLDの登場人物の紹介などもあり、LDが少しずつ日本の中でも認識されていることが紹介されています。

そして、一番のお薦めは、「いま会いにいきます」の著者の市川拓司さんとの対談はとても面白いです。上野先生が言っているLDという個性についてより深く知ることが出来ます。

LDや発達障害を理解する入門書として、お薦めします。

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