森山大道さんのモノクロームの写真が、ステレオタイプのイメージのブラジルでなく、もっとリアルなブラジルの生活を写し出しています。
そこには陽気な、ラテン的なイメージだけではなく、生活に潜む寂しさも感じさせます。
一方、ミゲル・リオ=ブランコさんのカラフルな写真は、普段自分が見ているものとは違った東京を見せてくれます。
またその色使いが不思議です。
対象物はビビットな色使いですが、背景に黒(闇)が多様されています。
カラフルな色彩が生を思わせる一方で、黒が不吉なイメージを持たせ、一枚の写真に生死が表現されているようです。
写真からいろいろなことを想像させる意欲的な企画展です。