そして、近代日本画も琳派のDNAが引き継がれているのがよくわかりました。
宗達の「たらし込み」の手法や、デザイン的な構成などなど。
菱田春草の月四題のシリーズはすごいです。
闇夜を墨で表現し、逆に月の部分は墨で塗られていないんですよねー。
いわゆる余白部分が満月になっているんです。
あと、前田青邨の平家物語や義経記の鎌倉時代の武家物語シリーズは初めて知りましたが、これもすごい!
特に、「大物浦」はいいです。
九州に逃げのびようとする義経一行の船が嵐に巻き込まれている場面を描写したものですが、嵐の海の荒々しさのと、嵐に翻弄される一行の不安と船酔いで疲れきった顔まで細かく描写した情景が、はっとさせます。
もう会期は残りわずかですが、ぜひどうぞ。
Art人にやさしく 山田泰久