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HIROKI−松永大樹作品集 [2008年08月29日(金)]
HIROKI
松永大樹作品集

特定非営利活動法人まる・発行

福岡にある福祉作業所「工房まる」を利用しているアーティスト松永大樹さんこと『ヒロキ』の作品集です。



単純に面白い!
こういうアートブックは、何も考えずに単純にアートを楽しむのに限りますね。
ぜひ、グラフィック・デザイナーの方に見てもらいたい一冊です。
作品集として好きなのは、そのアーティストの作品の変遷がわかるようなものです。一つ一つの作品のアートの力と、そのアーティストの作品の集合体としてのアートの力、両方楽しめるのが個人的にいいです。
ヒロキの作品は人をテーマにした作品が中心です。その登場人物は、なぜかニューヨークっぽいです(笑)。陽気なアートです。
ヒロキの作品は、企業の各種デザインなどのキャラクターにも使用されているそうで、そんなことも紹介されています。

そして、巻末には、施設のスタッフによる解説が掲載されています。これを読んで、障害のある人のアート活動の意義というものをあらためて勉強しました。海外のアウトサイダーアートは「孤独」から生まれるものが多いようですが、日本のアウトサイダーアートは施設スタッフを含めた「家族」から生まれるものが多いのではと思います。
ヒロキも絵を描きたいという思いを施設スタッフが温かく見守り、最終的には個展の開催、作品集の発行となったそうです。施設スタッフの解説から、そんな温かい関係性を垣間見ることが出来ました。

ということで、純粋にアートブックとしての面白さと、障害のある人のアート活動の面白さ、そんな二つの面白さを味わえる本です。

こちらの本は工房まるのホームページから購入することが出来ます。
http://cart02.lolipop.jp/LA11157524/

Book人にやさしく 山田泰久
Posted by 日本財団 山田 at 07:34 | 山田の本棚 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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