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裁かれた罪 裁けなかった「こころ」 [2008年08月28日(木)]
裁かれた罪 裁けなかった「こころ」
17歳の自閉症裁判
佐藤幹夫著
岩波書店



「社会の安全のため」推進される厳罰化―――これでよいのか?
理解不能な少年事件が起こるたびに出される「障害」診断―――それで一件落着?
前著『自閉症裁判』から二年、現実を直視する著者の新たな問題提起。

広汎性発達障害のある17歳の少年が殺人事件の加害者となった事件とその裁判のノンフィクションです。
著者の『自閉症裁判−レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』も読みましたが、今回の本もあらためて考えさせる本でした。
発達障害に関する本をここでもいろいろ紹介していますが、どの本にも共通していることは、理解と適切な支援が必要だということです。
この本で取り上げられている少年も、やはり適切な支援と理解がなかったように思われます。そういった環境がなければ誰でも事件を起こすというわけでは決してありませんが、実際に困っている人たちに対してどのような支援や理解が必要なのか、あらためて問われているような気がします。
この著書はかなりニュートラルな立場で書かれていると思います。
非常に参考になる本の一冊だと思いますので、機会があればぜひお読み下さい。

Book人にやさしく 山田泰久
Posted by 日本財団 山田 at 18:42 | 山田の本棚 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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