昭和19年生まれ、熊本県菊陽町出身。40代半ばで、農作業中、機械により両手を切断。その後、義手で詩や絵画などの制作を行うようになった人です。
その大野勝彦さんの作品を展示する美術館です。アトリエも併設されており、ここで作品もつくってらっしゃるようです。
両手を失った悲しみやその後の人生への悲観、そしてそれを乗り越え両親や家族、周囲への感謝の気持ち、人生賛歌。
心揺さぶる言葉、絵が数多く並んでいました。
心の中を吐露する詩には、何かアール・ブリュットに通じるものがあります。
大野さんも、心の中の思いを表現せざるをえずに作品を作っているように思いました。誰かに気に入ってもらおうと考え、作った言葉や絵ではなく、まさに生まれ出る、飾らない言葉や思いをそのまま詩や絵にしている。それだからこそ、多くの方の気持ちを打つのだと思います。
機会があればぜひ見に行ってください。
今回は出版関係の仕事をしている幼なじみが教えてくれたので行ってきました。美術館には、彼が手掛けたインタビュー記事も展示されていました。
地方には、いろいろな美術館や博物館がありますね。
Art人にやさしく 山田泰久