20世紀に生まれた20世紀人が、この21世紀をどう生活していくのか。
2000年のミレニアムの時には、21世紀をすごく意識しましたが、今の生活の中で「21世紀」ということを考えることはほとんどありません。
でも、この企画展に行って、あらためて21世紀について考えてみました。
欧米では、decade(ディケイド)といって、10年を一つの区切りとして捉えるものの見方があるそうです。
1年1年の単位ではわからない変化も、10年を一つの単位として歴史を見ると、その変化が見えてくるそうです。そう考えると、2009年は21世紀が始まって10年目の区切り(確か、21世紀は2000年から始まっているはずですが・・・)です。
そして、この10年は新しい世紀の始まりというより、20世紀の名残の10年だったと思います。
どちらかというと、20世紀のにおいが強かったわけです。
そんな時に、この「21世紀人」展です。
「21世紀」という視点、当たり前のようですが、新しい視点です。
21世紀がどんな時代になって、その世紀に暮らす僕たちはどんな生活をしたいのか、あらためて考える必要があるんですね。
そして、展示されている作品は、いろいろな素材を使用した、造形物が中心です。また、映像や音を使った作品もあります。ありふれた素材を活用して、新しい表現に取り組むような作品を展示する企画展はいろいろありますが、そこに「21世紀」というテーマを掲げることによって、他の展覧会とは違うものとなっています。単純に作品を見るだけでも楽しめますが、21世紀について感じて、考えることも出来る、楽しい企画展になっています。
21世紀全体を見渡すようなことは考えられませんでしたが、これからの10年については少しだけ考えることができました。
なんか、これまでのしがらみに捉われず、次のステージに進まないといけませんね。時代は確実に動いています。刺激的な企画展でした。
7月6日まで開催されているので、興味のある方はぜひ行ってみて下さい。
そして、21世紀について考えましょう!
Art人にやさしく 山田泰久