この本は、北海道釧路市で活動をしている”本人の会”である「
釧路市未来〜トゥモロー〜編集委員会」が事務局・呼び掛け人になって、地元釧路での編集委員以外にも、全国の本人活動のリーダーを編集協力委員に、そして本人の会にアンケートやヒアリング調査などの協力をお願いして、作成したものです。
“本人”が障害者自立支援法について、自分たちの言葉で、自分たちがわかりやすいようにまとめたものです。
ガイドブックの作成について、日本財団の助成事業ということもあり、山田も東京で開催された全国の委員による編集会議を見学しました。その時の話し合いがこんな形で一冊の本にまとまって感激ですね。
さて、内容ですが、みなさんで1年かけて検討しただけあって非常にわかりやすい内容になっています。“本人”たちも、行政や福祉関係者などにも役に立つ1冊です。
特に自立支援法の主旨の一つにもなっている「ケアマネジメント(相談支援)」については、漫画での解説に具体的にどのようなサービスなのかがイメージできて参考になります。
自立支援法を解説した本や資料など、これまでにいろいろ読んできましたが、基本的には制度の解説です。
でも、このガイドブックは、障害のある人の立場に立って、その人がしたいことや、ほしいと思っている支援の要望がある時に、自立支援法の制度の中でどのサービスを選んで、どうすればそのサービスが受けられるのかが、具体的にわかりやすくまとめられています。
今までの資料が、「国や行政がこんな福祉サービスを提供しています」というものだったのが、このガイドブックでは「私(本人たち)はこんな生活がしたい、そのために福祉サービスが利用できるの」というようになっています。
主語が国や行政から、障害のある私たち(本人)になっているわけです。
他にも、自立支援法を利用する上でのいろいろな解説がわかりやすくまとめらています。ただし、これだけわかりやすくまとめられている本ですが、利用者負担の項目だけはもともとの仕組みが複雑すぎて、わかりやすくするのが大変だったようです。この部分だけはやっぱりわかりにくいですね(苦笑)。
ぜひ、機会があれば購読してみてください。
ちなみに、このガイドブックの収益(売れた本のお金)は全国の本人活動団体のネットワークづくりのために役立てられるそうです。
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