「あの笑顔で自立していますね」
厚生労働省事務次官が朋を訪問した時にたまたま誕生日のお祝いをしていた重度の障害のある方を見て言っていた。個性が輝いた時にその人の存在意義がある。
「ここに来るまでこういう生活をしているのを知らなかった」
朋を訪問した企業の人の言葉。
障害のある人と地域住民、学校、企業との交流を作っていく。「どう出会いを作っていくか」を実践している。
重度の障害があっても、働くではなく「働き」がある。福祉の人間はそれをどう実現するか。
豊かな心を作るのはどうやって作るのか。人と人が触れ合うこと。体は違っても命は同じということを実感してもらう。(重度障害者と地域の学校の交流の中で)
福祉の人は話すことが大切。熱く語っている人、その人が魅力的であること。言葉で、書くことで、話すことで。
(障害理解のために)
特例子会社と重度の人が一緒に暮らすケアホーム・グループホームを実現。
前厚生労働省事務次官の辻哲夫さん。
3年間、滋賀県に出向され、いろいろな現場を訪問されたそうです。現場を見て、外から見ての気づきがいろいろあったそうです。
障害は2次障害を防ぐこと、育ちを保証することが大切。
障害は人より育ちのスピードが遅い。ゆっくりだけど伸びていく。
我々が支えるのではなく、我々も支えられている。
例えば、障害者雇用を行う企業でも、それが仕事の仕方の見直しにつながったり、障害のある方の頑張りを見て刺激を受け自分たちも頑張らねばと思う。
福祉は日本を豊かにする仕事。彼らとの交流で支えられている。
地域で普通に暮らすことが大事。
重症心身障害児・者の支援を行っている兵庫県西宮市にある青葉園の清水明彦さん。
重度の障害者の地域生活支援の実践を通じて、感じられていることや福祉への思いを、いつもの清水節で率直に、熱く語られていました。
人の存在が邪険にされるのが許せない、悔しい思いをしている。
タックスペイヤーとタックスイーターという区分は必要なのか。誰もがタックスイーターだ。重度の人は、タックスクリエイターだ。
存在の価値。地域にいる人は必要な人。いるのに、いない人として扱ってきたのでは。
障害者福祉。社会のあり方を考えるヒント、きっかけ。
「この子らを世の光に」これを実現しよう!リハーサルの時代は終わった。やっていかないといけない。
それぞれ、障害者福祉に、実践、行政の立場は違っても深くかかわってきた方のお話で非常に参考になりました。特に「障害者福祉の思想」ということについて、日常の仕事の中では忘れがちになってしまいますが、思想、理念があって実践があるべきだということをあらためて考えさせられました。
また、3人の方に共通し根底にあるということとして、障害者福祉と一般社会は切り離されたものではなく、お互いにリンクしているもの、さらに考えると障害者福祉がこれからの社会を作っていくためにモデルとして、人々に考えるきっかけとして重要なものであるということだったと思います。
続きます。