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2008年02月02日

『生々流転』横山大観 

新しいカテゴリーを設定しました。

その名も『ボーダレス・アート・アプリシェイター』(Borderless Art Appreciator)です。
滋賀県にあるボーダレス・アートミュージアムNO-MAのコンセプトである「ボーダレス・アート」から来ています。
ボーダレス・アートミュージアムとは、“障害のある人の表現活動の紹介に核を置くことだけに留まらず、一般のアーティストの作品と共に並列して見せることで「人の持つ普遍的な表現の力」をリアルに感じてもらう”場所だそうです。

一方で、見る人(=鑑賞者:アプリシェイター:appreciator)にとって、ボーダレス・アートとはなんでしょうか。NO-MAのアートディレクターである、はたよしこさんがNO-MAのホームページに掲載している文章の中にこんな一文があります。
“このギャラリーでは障害の有無を超え、作品を通じて、人が持つ表現へのエネルギーが交差する、新しいアートの場所をめざしています。”

例えば、日本全国を見渡してみると、数多くのアートスペースがあり、様々な企画展が催されています。その中には障害のある人の作品が中心のものもあれば、そうでないものもあります。そして、現在の日本のアートシーンを一つのミュージアムとして捉えたならば、NO-MAのコンセプトにあるように、障害のある人の作品も一般のアーティストの作品も並列に置かれていると言えます。はたさんがおっしゃっている「障害の有無を超え、作品を通じて、人が持つ表現へのエネルギーが交差する」場所は既にあるのでしょう。
しかしながら、鑑賞者側が勝手にカテゴライズしてしまい、障害のある人の展覧会、一般のアーティストの展覧会とボーダー(境界)を設けてしまっているのかもしれません。鑑賞者側こそ、ボーダレス・アートという視点でアートを楽しむことが大事になってきます。

そこで思いついたのが、この『ボーダレス・アート・アプリシェイター』です。話しが長くなりました。まー、ここでは単純にアート好きとして、山田が行ったアート展の紹介をボーダレスにしていきたいと思っています。また、その中で、ボーダレス・アートとは何か?、ということもさらに考えて行こうと思っています。


さて、記念すべき第一弾は、こちらです。

没後50年 横山大観―新たなる伝説へ
国立新美術館

文字通り、横山大観一色です。
目玉はなんといっても「生々流転」です!

(展覧会ホームページ 
http://www.asahi.com/taikan/より)


なんと全長40メートルにもなる一巻の巻き物です。日本一だそうです。
深く深い山奥で生まれた雫が一筋の流れになって、川になって、海になるという絵巻です。
自然あり、景色あり、人の営みあり、動物ありで、見ごたえ十分です。
そして、最後は一匹の龍になって天に昇ります。
まさに横山大観が持つ表現へのエネルギーが凝縮された作品です。

この作品だけでも、見る価値ありです。

Art人にやさしく 山田泰久
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