学習障害(LD)や注意欠陥/多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群、高機能自閉症などの発達障害の子どもたちが能力を発揮できるように、最新のテクノロジーを活用した事例がいろいろ紹介されています。
最新のテクノロジーといっても、最先端を行く科学技術というわけではなく、普通のパソコンや携帯電話、電卓などを使ったものです。
山田は視力が悪いのでメガネを着用していますが、それと同じ感覚で計算が苦手な学習障害の子どもが電卓を使用する、文字を読むのが困難な識字障害ならパソコンを活用して文字を大きくして読む、音声で文章を理解するなどのようなことだと思います。
この本を読むと、普段使われているいろいろな道具や技術が使い方によっては、発達障害のある子どもが抱える生活の困難さを解決する道具になるということがよくわかります。
その一方で、学校の教育現場ではそういった道具(例えば電卓やパソコンなど)を使用することに対して拒否反応もあるそうです。
そして、道具の話しだけではなく、必要とされる配慮などの解説もあります。
この本を通じて訴えられているのは、発達障害のある子どもの「ユニークさ」に応じて必要な支援とは何かを考え、そのために必要なモノを提供する大切さだと思います。
ちなみに、発達障害のあるなしに関わらず、生活の中でのちょっとした工夫のヒントが詰まっている本です。
Book人にやさしく 山田泰久
さすが香川大学だけあって、渡邊さん、ご存知だったんですね!
東大の先端研の方から、今度香川大学から新しい方をお迎えするということで、中邑先生が書いた新聞の論説記事みたいなものを読んだことがあり、印象に残っていました。
それで本が目に付いて購入して、読んで、紹介したというわけです。
今度、中邑先生ご本人に、お会いしたいものです。