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『共生ケア ひやり・はっと集 リスクと上手につきあおう』 [2007年11月22日(木)]
富山シリーズの番外編ですね。
富山出張の直前に、富山気分を盛り上げるために読みました、ハイ。

共生ケア ひやり・はっと集 リスクと上手につきあおう富山ケアネットワーク編 炭谷靖子編
CLC発行



富山ケアネットワークは、富山県内の民間デイサービスの集まりだそうです。富山のデイサービスといえば、高齢者も児童の区別なく、地域で困っている人を支援する「富山型デイサービス」で有名です。
この本は、そんな富山型デイサービスの実践の中から集められた「ひやり・はっと集」です。
この本を読んで、現場では様々な問題が起こっているということがよくわかりました。そして、高齢者や障害児に対して福祉サービスを提供するには幅広い知識と技術、専門性が必要だということもあらためて思い知りました。
さて、この「ひやり・はっと集」を一言で表せば、『考えるきっかけ本』です。ここに載せられている事例は実際に起こったことです。その事例についてどういう対応をすべきだったがアドバイスが掲載されています。本で掲載されている事例がそのまま現場で起こるわけではないので、この本がそのままマニュアルになるわけではありません。本の事例をもとにどんなリスクがあってどんな対応をすべきか、現場で働く人、団体が考えるための参考書だと思います。
また、こういった形で一つの事業所だけなく、いくつかの事業所の事例を共有する仕組みもとても重要ですね。医療分野のひやり・はっと集はマスコミ報道などで有名ですが、福祉の分野でも必要な取り組みです。
また、この本の特徴はもう一つ、富山型デイサービスの事例集ということです。分野の区別なく、高齢者も障害児も預かる富山型ならではの事例も数多く掲載されています。その事例のアドバイスからも富山型の理念を垣間見ることができます。勉強になる一冊です。

Book人にやさしく 山田泰久
Posted by 日本財団 山田 at 18:48 | 山田の本棚 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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