名古屋での国際支援セミナー参加 [2010年03月12日(金)]
![]() ベトナムの皆さん、最終日は名古屋に移動!「障害と開発」に関わるとう者たちの国際支援セミナーに参加し、ベトナムでの取り組みを紹介しました 。![]() ろう当事者にして開発の専門家である森さんや末森さんの講義に続き、ホア先生がベトナムのろう教育事情、ドンナイの学校でのバイリンガルろう教育の取り組みを紹介。 参加者は関係者も入れて30人ちょっとくらい。アジア各国のろう協会の現状について当事者側から見た話を聞くことができ、普段の仕事で得ている情報を違う角度から知ることができて自分にとっても参考になるセミナーでした。 例えば、北欧諸国は以前までアジアのろう協会をけっこう支援していたのに、現在は引き上げてしまっています。これ、実は2年前に世界ろう連盟(WFD)が世界中でサーベイを行った結果が影響しているらしいと初めて知りました。調査時、アフリカからは支援のニーズを伝えるレポートが数多く届いたが、アジアからは届かなかった。結果、支援の必要なしと判断されてしまったとのこと。 重要なのは、アフリカ諸国は英語やフランス語を使うけれど、アジアはそうじゃないという事実ですね。まして教育や雇用の問題を抱えるろう者のなかで欧米の言語を使える人が、多いはずもなく。その結果が、ラオス、タイ、カンボジア、フィリピンなどのろう協会への支援金の大幅カットに繋がったようです。 我々が得ている途上国のろう情報も、大半は国際NGOや大学機関からのもので、当事者からではありません。情報収集力や発信力が大きな意味を持つ国際協力業界で、「情報のバリア」に苦しむろう者は、不利な立場に置かれていると言えます。 ろう者にとって情報保障が大きな問題であることは知っていても、その影響がどこにどのような形で出ているのか、すみずみまで分かっているわけではないですね。フィリピンの事業が遅れたのはちょうど2年ほど前のことだったし、アジアではありませんが、ケニアのろう協会がスウェーデンからの支援をカットされたのも、数年前のことでした。声を出せない立場の人にこそ、支援の必要性があることを忘れてはいけないですね。 さて、このセミナーをもって、ベトナムろう大学生達の公式スケジュールは終了です。本当にお疲れ様でした 。 |





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