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プロフィール

親学推進協会さんの画像
リンク集
6月25日付毎日新聞に掲載されました [2007年06月29日(Fri)]
毎日新聞(6月25日付)「新教育の森」に当協会の活動が紹介されました。

↓の写真は、取材を受けた講座の様子です。


講義の様子1



講義の様子2



ペアワーク



グループワーク


※↓「続きを読む...」から記事全文をご覧いただけます。
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5月28日付 朝日新聞 [2007年05月28日(Mon)]
当協会の高橋理事長が朝日新聞から取材を受け、5月28日付3面に掲載されました。

「なぜ国が「家庭教育」 教育再生会議第2次報告案」のなかで、高橋理事長は「ほめ方や叱り方などの方法論ではなく、親が人間として成長する親心を育てる」こと、「子育ての一義的責任は親にある。社会の変革に責任を転嫁せず、親自身が変わることが大切」と述べています。また、「脳科学に基づく発達段階に応じたかかわり方」についても紹介。さらに、安倍首相のコメント「アレルギーを恐れることなく活発な議論を」も掲載されています。
5月21日付 東京新聞 [2007年05月27日(Sun)]
アドバイザー養成へ 家庭教育の心がけとは

 親も子育てを学習する必要がある、との認識で子育てや家庭教育の心がけを学ぶ「親学」。子育て支援活動などをしている特定非営利活動法人(NPO法人)「ソレイユ」=八千代市=は、保護者らに子育ての助言をしたりする親学アドバイザーの養成講座を全国に先駆けて九月から八千代市で開くことを決めた。 (増村光俊)

 親学については「子育てのあり方の押し付けだ」「家庭から教育を再生させないといけない」などの賛否両論が聞かれる。政府の教育再生会議の緊急提言には批判が相次ぎ、取りまとめを見送ったことから関心が高まっている。

 養成講座は日本財団の助成を受け、親学推進協会から講師を派遣してもらう。養成講座に先立ち、親学の普及に力を入れている高橋史朗・明星大教授の講演会を六月三十日午後六時から、八千代市八千代台東一の八千代アートスクールで開催、親学や親学アドバイザーの意義などを語ってもらう。

 取りまとめを見送った教育再生会議の緊急提言では、(1)幼児期から「早寝・早起き・朝ごはん」といった基本的な生活リズムを習慣づける(2)赤ちゃんの瞳をのぞきながら、子守歌を歌い、できるだけ母乳で育てる(3)授乳中や食事中はテレビを付けない(4)乳幼児期には本の読み聞かせを行い、小学生時代には今日の出来事を話す−などを求める予定だった。

 高橋教授の講演会は入場無料。先着百人。親学アドバイザー養成講座は十講座ほどを開く。九月十五日に開校し、本年度内に終了する予定。高橋教授やシンガー・ソングライターの南修治さん、福田一郎親学会長らが講師を務める予定。一講座で千五百七十五円(テキスト代別)。いずれも申し込み、問い合わせはソレイユ代表の宮本薫さん=(電)090(1837)6855=へ。

NPO法人「ソレイユ」 宮本薫代表に聞く
 「親学」とは何か、なぜ今親学の必要性が指摘されるのかなどを、親学アドバイザー養成講座を主催するNPO法人「ソレイユ」の代表で、たかつ幼稚園(八千代市)副園長でもある宮本薫さん(47)に聞いた。 (聞き手・増村光俊)

 ――なぜ今「親学アドバイザー養成講座」が必要なのですか

 幼稚園に子を入れる親を見ても、かつてはその上の世代から自然と伝わってきていたものが伝わっていないことが多い。子育てについてこうした方がいいですよということを科学的なデータを踏まえてうまく伝えたい。

 ――押し付けと感じる人も多いようですが

 そう感じる気持ちは理解できる。例えば「母親は子守歌を歌う」などと言われると、押しつけだと思われるだろう。そうしたことに“アレルギー”を持つ人もいるだろう。離婚家庭や、母親が仕事をしている家庭などにも配慮が必要だ。そうした家庭に無理なことを言っても、敬遠されるだけだ。

 親は皆、一生懸命子育てをしている。(理想ばかりでなく、すべきことの)ハードルを低くしていかなければいけない。私としては親の立場を理解した上でアドバイスをしていきたい。

 ――親になるために「学び」は必要ですか

 最初から何でもできるわけではない。親もそう。向上していこう、学んでいこうという気持ちが大切。親が「ほっといてくれ」という態度なら、子供にも(よくない)影響を与える。いろいろなことを吸収していくことで人生は豊かになる。

 ――昔と比べて親は悪くなっていますか

 人間自体は悪くなったとは思えない。ただ昔と今では違いはある。(核家族化などで)環境が違うから仕方ないと思う。だから社会でサポートしてあげないといけない。ほっておいては親子ともにかわいそうだ。
(2007年5月21日 東京新聞)
5月23日付 産経新聞に当協会の講座が紹介されました [2007年05月23日(Wed)]
当協会の講座が新聞で紹介されました。


「親学」って何? 親子関係学び合う 意識低い人来ない現状も

埼玉県行田市教委が開催している「いきいきはつらつ親学講座」=11日、同市佐間
 政府の教育再生会議が第1次報告で充実化をうたった「親学」が注目を集めている。同会議では子育て提言の公表を検討したが、伊吹文明文部科学相ら政府部内からも批判が出て、「母の日」周辺を想定していた策定時期を先送りするなどしている。「親学」とはどのようなものなのか。埼玉県行田市教育委員会が開設している講座をのぞいてみた。(小田博士)

 行田市では半年間で計10回の親学講座が原則無料で開かれている。

 11日に行われていたのは「親が変わる」と題された第7回目で、自己成長のために物の見方を学び合うのが狙いだ。受講生は20〜60歳代の男女で女性が大半だが、わずかながら男性もいる。

 「親になって得られたもの、失ったものは何ですか」

 EQ(心の知能指数)教材の独自開発で知られ、今回の講師を務める田島教育グループの田島秀恭代表(53)が切り出すと、6班に分かれた受講生はまとめた内容を口々に発表し始めた。

 利点は「子供を通じて人間として成長できる」「愛情が芽生えた喜びを味わえる」「世界が広がる」「自分より大切なものがあることを知った」などと多岐にわたった。半面、欠点は「自分の時間がなくなった」にほぼ集約された。

 田島氏は言う。「命がけで産んでいるのだから答えはない。(子育ては)『ねばならない』ではなく自然体が基本で良い。ただ、立派な子供の育成は、(飛行機を発明した)ライト兄弟に勝るとも劣らない偉業だ」

 一方的な座学にとどまらず、時にはユーモアたっぷりの90分間の授業はあっという間。母親に感謝している点をワークシートに列挙する形で締めくくられた。

 「心配してくれた」「優しくしてくれた」「愚痴を聞いてくれた」「自信を持たせてくれた」−。受講生らは、自身の親の偉大さを実感しながら思いのたけを記していく。田島氏は「こんな人間関係は当たり前かもしれないが他では絶対に手に入らない」と言い残して教室を後にした。

 茨城県取手市から訪れた会社社長、小島吉浩さん(46)は「『三つ子の魂百まで』ということわざがあるが、勉強するよい機会だと思って参加した。意識を持って自分を磨いて子育てしないといけないと思う」。8歳と5歳の女の子2人を育てているという行田市内の主婦(30)は「欲しい食べ物を与えても、プイとそっぽを向かれたり、反抗期を迎えている。子供にどう接すべきか悩みもあったので来てみた。そんなに肩ひじはらなくてもよいと分かった」と話していた。

 同講座のアンケートでは「回数を重ねるごとに現実の生活に役立つ内容が増えてきた。親学とは人間学だと感じる」(40歳代の女性)といった感想も寄せられている。

 田島氏は「講座に来る受講生は意識が高く、授業をしなくてもよい。だが、自身が親であることに鈍感な人たちはここには来ない」とジレンマを打ち明けつつ、「彼らを何とかするのが『親学運動』の目的だ」と強調していた。

(2007年5月23日 産経新聞)
5月12日付 読売新聞 [2007年05月23日(Wed)]
子育て提言、仕切り直し…教育再生会議
 政府の教育再生会議(野依良治座長)は11日、子育てに関する保護者向けの緊急提言の取りまとめを見送った。

 教育再生には家庭の教育力向上が不可欠だという観点から提言を目指したが、家庭の内部に踏み込むような内容に批判が集まった。ただ、同会議では、家庭教育の必要性は変わらないとして、検討していた提言の一部を第2次報告に盛り込む考えだ。 (政治部 橋本潤也、白石洋一)

「望ましい家庭像」強要の懸念

「親学」に反発

 「決して価値観を押しつけるようなものではない」

 提言見送りの決定を受けた11日午前の記者会見で、再生会議事務局長を務める山谷えり子首相補佐官はこう訴えた。

 子供を持つ保護者に対し、赤ちゃんに母乳をあげることやPTAに父親も参加することなどを求める提言の内容が4月末に報じられると、「母乳が出ない人など、したくてもできない人への配慮が欠けている」とする批判が野党などから一斉に上がった。

 政府内でも「母乳による育児の推進は正しいが、『母乳が出ない人はどうすればいい』と聞かれると答えられない。アピールの内容が中途半端だ」と懸念が広がった。8日、提言の内容を説明するために文部科学省を訪れた山谷氏に、伊吹文科相も「人を見下した訓示のようなものをするのは、あまり適当ではない」と苦言を呈した。

 提言を扱う第2分科会では、保護者の意識向上を目指す内容から、「親学」と呼んで検討していた。しかし、文科相らの指摘を受け、母乳による育児の推奨では「母乳が出なくても抱きしめる」という内容を加え、「親学」という言葉も使わないようにした。「2日間で10回以上、文章を書き換えた」(事務局)が、11日の合同分科会では了承が得られなかった。

 合同分科会後、第2分科会の委員ではない渡辺美樹氏は、「悪いことは書いていないが、再生会議はこんなことまでする会議なのか。素朴な疑問だ」と首をかしげた。

 首相官邸でも、「予定されていた提言は家庭生活に踏み込むような印象を与え、感情的な反発をまねく危険性が高い。参院選を前に、国民から反発を受けるのは避けるべきだ」と、見送りはやむを得ないという受け止め方が出ている。


学校教育の限界

 今回の提言の構想は、4月17日の第2分科会で、山谷氏が「母性、父性を育て、社会を変えるようなメッセージを発信したらどうか」と提案したのが発端だ。委員からも「『親学』研修の義務づけなど思い切った提言をしたい」(義家弘介氏)、「せめて生後3か月は母乳で育てていただきたい。『親学』は基礎の基礎だ」(海老名香葉子氏)と賛成する声が相次いだ。

 この背景には、安倍内閣が掲げる教育再生の実現には、学校教育の改革だけでは限界があるという問題意識がある。

 文科省の調査でも、約7割の親が「家庭の教育力の低下を実感している」と答えている。何より、学校給食費の滞納総額が全国の小中学校で22億円に上るなど、親自身の規範意識の低下が厳しく指摘されている。

 第2分科会では、脳科学や家庭教育の専門家を呼んで意見を聞き、提言をまとめた。分科会で意見を述べた高橋史朗・明星大教授(親学会副会長)は、「子供の教育は、学校や教師、教育委員会に責任が転嫁される傾向が強いが、一番大事なのは家庭の教育力だ」と語る。

 再生会議でも、こうした考え方自体には同調する声が強く、月内にまとめる第2次報告で、「緊急提言をバージョンアップさせたい」(山谷氏)という意欲は失っていない。第2分科会の委員である小谷実可子氏も11日の合同分科会後、「このまま提言を出すと誤解されかねない。良い形で世間に聞いていただけるよう頑張りたい」と強調した。


検討内容の一部「第2次報告」盛り込みへ 働き方改善も議論に


授乳相談充実も検討

 第2次報告では、〈1〉子供の発達段階に応じた道徳教育〈2〉テレビ視聴を制限し、家庭での会話を増やす――などを提案する見通しだ。

 「母乳による育児の奨励」について、厚生労働省も3月に策定した「授乳・離乳の支援ガイド」で、妊娠中から退院後まで継続的に、産科医や保健師らが授乳を支援する重要性を訴えている。このため、再生会議でも、相談体制の充実など政府の支援のあり方をなお検討する方針だ。

 一方、「父性の復権」「母性の復権」の著書で知られる林道義・元東京女子大教授は、「子供の成長において家庭教育は一番の基礎だが、その前提には、親が子供に向き合う時間を確保することがある。国の労働政策や企業経営者の意識を変えることも、再生会議は同時にきちんと打ち出すべきだ」と語る。

 再生会議でも「早期職場復帰のため、母乳で育てない母親が多い。母乳での子育てを支援する制度などは検討できないか」(小谷氏)という声が上がっており、働き方自体の改善も議論の対象になると見られる。

 ただ、高橋氏が「政府によるメッセージの発信は工夫する必要がある。家庭教育への『口出し』ではなく、情報提供であるべきだ」と指摘するように、表現などに十分な配慮が必要となりそうだ。

 第2分科会 教育再生会議の3分科会の一つで、規範意識や家族、地域教育の再生を中心に扱う。主査は池田守男座長代理(資生堂相談役)。5月の第2次報告に向け、〈1〉学校での奉仕活動の充実〈2〉特別支援教育やキャリア教育の推進――などを議論している。

 【検討されていた提言の主な内容】

 ▽若い時から子育てを自分のこととして考える

 ▽早寝・早起き・朝ごはんを習慣化する

 ▽保護者は子守歌を歌い、赤ちゃんの瞳を見ながら、おっぱいをあげる

 ▽母乳が出なくても抱きしめる

 ▽授乳、食事時はテレビをつけない

 ▽乳幼児期には本の読み聞かせを行う

 ▽小学生時代は今日の出来事を一緒に話す

 ▽PTAに父親も参加する

 ▽あいさつの励行

 ▽「ありがとう」「もったいない」などの言葉を大切にする


仕事や暮らしに目配りを

 今年の夏、初めて「親」になる。今は自分がいい親になれるか、不安を感じることも多い。夫婦共働きで、子供と向き合う時間が短くなりそうなのも、その理由の一つだ。

 再生会議が検討した提言は、内容自体にはうなずけるものが多い。一方で、多くの親が子供との時間を確保したいと思いながらできず、悩んでいる現実がある。再生会議には今後、子育てだけでなく仕事や生活全体にまで目配りした、より広い視野での政策提言を期待したい。(橋本)

(2007年5月12日 読売新聞)


5月17日付 産経新聞 [2007年05月18日(Fri)]
5/17日付産経新聞「主張(社説)」で親学が取り上げられました。

【主張】教育再生会議 親学と徳育は喫緊の課題
 政府の教育再生会議で検討されている親学や徳育の充実に対し、一部で異論が出されている。親学も徳育もこれからの教育改革に欠かせない課題だ。教育界のしがらみにとらわれない思い切った提言を期待する。

 再生会議は当初、親学について連休明けに「保護者は子守歌を歌い、おっぱいをあげ、赤ちゃんの瞳をのぞく」「母乳が十分に出なくても、赤ちゃんを抱きしめる」「授乳中や食事中はテレビをつけない」という内容の緊急提言を行う予定だった。

 しかし、これに伊吹文明文部科学相が「人を見下したような訓示や教えは適当ではない」などと苦言を呈し、政府・与党からも、参院選を前に働く母親らの反発を招きかねないとする懸念の声があがった。このため、緊急提言は見送られた。「親学」という言葉への抵抗もあったとされる。

 学校現場では、給食費未納問題に見られるような責任感や規範意識の欠如した親が増えている。保護者会を開いても、親同士がおしゃべりに夢中で、学級参観が成立しない。運動会で親が酒盛りをしたまま、あとかたづけをしないで帰る。こうしたケースが増え、「保護者崩壊」ともいわれる。

 昨年暮れに成立した改正教育基本法は、家庭教育の充実をうたっている。再生会議でも、子育てに関する具体的な指針を示すべきである。

 道徳教育について、中央教育審議会会長の山崎正和氏は先月下旬の講演で「個人の意見」と断りつつ、「教科書を使い、試験をし、採点をするという教科の範囲の中では無理がある」「現在の道徳教育も要らない」などと述べた。さらに、「道徳は教師が身をもって教えることだ」とした。

 すべての教師が身をもって子供に道徳を教えられるような大人であれば、道徳教育は要らないかもしれないが、現実はそうではない。

 現行の道徳の時間は昭和33年に設けられ、小中学校で週に1時間行わなければならないとされるが、日教組の反対闘争もあり、形骸(けいがい)化している。

 再生会議は(1)数値評価をしない(2)教科免許を設けない−でほぼ合意した。通信簿での評価は無理にしても、貴重な道徳の時間を実りある授業にするための有効な方策が急務である。

(2007年5月17日 産経新聞)

5月9日付 産経新聞「解答乱麻」に掲載 [2007年05月09日(Wed)]
5月9日(水)付 産経新聞「解答乱麻」に高橋理事長の記事が掲載されました。

「親学推進は国の責務だ」
 親が子育てを学ぶ「親学」について教育再生会議が近く緊急提言を出すが、4月26日付毎日新聞は1面トップで「家庭内まで指針」との見出しで批判的な記事を掲載し、親学は「一部の保守系有識者が提唱している考え方」と断定している。これは間違いである。

 親学には3つの潮流があり、その1つは海外で開発されたプログラムで、昨年1月16日付本欄で紹介した。国内には複数の件が開発、推進している独自の「親学習」プログラムと、親学会や親学推進協会が展開している親学プログラムとがある。

 親学会の理論と実践は、同学会が編集し筆者が監修した『親学のすすめ』『続・親学のすすめ』(モラロジー研究所)に、親学推進協会の理論と実践はPHP親学研究会編『「親学」の教科書』『親学アドバイザーの手引き』(PHP研究所)にまとめられている。いずれも毎月の研究会を積み重ねた成果をまとめた共同研究の集大成である。

 外国や各県独自のプログラムからも学ぶべき点も多く、お互いの違いを生かし合い補い合って、より良い「親学」理論と実践とを共に作っていく連携の輪を広げたい。このような民間主導の草の根の活動の支援を政府に望みたい。

 親学論争が従来の教育界の不毛なイデオロギー対立に巻き込まれないためには、何が子供の脳を育むのかという「育」の視点に立脚する必要がある。

 親学の第1のポイントは、親は教育の主体者の自覚に立ち、親は人生最初の教師として教育の第一義的責任を負うということである。

 4月17日の教育再生会議第2分科会のヒアリングでは脳科学と親学がセットで議論され、筆者は「脳科学に基づく親学」こそが時代の要請であると強調した。

 親学の第2のポイントは子供の脳の発達段階に応じて家庭教育で配慮すべき点が異なるということである。

 日ごろ子供の権利の侵害の不当性を訴えている人権論者たちは、家庭教育に関しては多様な価値観があり、政府が口出しするのは余計なお世話と批判するが、子供の脳の発達段階という科学的事実を踏まえてかかわることが子供の最善の利益につながるという子供の権利に関する普遍的な視点が欠落している。

 親学の第3のポイントは「しっかり抱く」という愛着(慈愛)と「下に降ろす」という愛着からの分離(義愛)という母性的、父性的かかわりがあって「歩く」(自立)ことができるということである。

人間力のベースである対人関係能力と自己制御能力の基盤は、この2つのかかわりによって形成されるものである。子供は親に甘えて依存し、反抗しながら自立していく。この発達段階を踏まえたわが国の子育ての知恵の伝統を脳科学の最新の知見から創造的に再発見する必要がある。

 「親学」の推進によって、親としての自覚を促し、親心を育てる「親育ち」を支援することは、改正教育基本法第10条2項に明記された国と地方公共団体の責務である。

4月30日(月)産経新聞 [2007年05月01日(Tue)]
4月30日(月)産経新聞(主張)で親学が取り上げられました。

【主張】「親学」 親の教育も緊急の課題だ
 「親学」という耳慣れない言葉が注目されている。若い親たちに子育ての知恵や楽しさを学んでもらい、家庭教育の重要性を自覚してもらおうというものだ。政府の教育再生会議も親学を進める緊急提言を検討している。

 子供をしっかり抱いて子守歌を聞かせたり、早寝早起きを守らせることの大切さなど、昔からの子育てが核家族化のなかで、祖父母から親、子供へと十分に伝わらなくなっている。

 逆に学校の参観にきた若い母親が廊下でたばこの吸い殻を捨てる。きまりを守らない子供を廊下に立たせたり携帯電話を取り上げたりすると親が学校に抗議する。給食費を払わない。公共心のない親の問題は目に余る。

 家庭の教育力低下は危機的といっていいほどだ。昨年12月に発足した民間の「親学推進協会」の会長を務めるエッセイストの木村治美さんが「学校教育がどんな対策をとっても家庭がまともでなければ解決しない」というように、教育再生には親の教育が先決だという思いは多くの人に共通する。

 すでに民間や教育委員会が、親学の講座を開くなど、各地で親学推進の活動が広がりつつある。京都市のように乳幼児の定期健診を利用してボランティアが絵本の読み聞かせをし、親子のふれあいや子育ての楽しみ方を伝授する工夫もある。

 子守歌など昔から引き継がれる子育ての知恵は、最新の脳科学などでも子供の心の成長に大きな影響があることが指摘されている。子供の問題行動などは学齢前の親のしつけや対応が鍵となっていることが多い。

 再生会議では、高校などで親学を充実することも検討している。家庭科などの教科書では、ジェンダーフリー(性差否定)を背景に、伝統的な父親、母親の役割や家族の絆(きずな)を軽くみるような記述や、女性の社会進出のなかで子育てを負担として描くような記述がある。命の重さや家庭の大切さを実感できる授業をしてほしい。

 再生会議の緊急提言は、いじめ問題についてのアピールに続くものだ。家庭教育のマニュアル化につながるなどという異論もあるが、親の責任は重く、緊急性は高いはずだ。地域の人たちも多く参加し、子供や親を見守り支援、協力をしていきたい。

(2007/04/30 産経新聞)

4/26日付 毎日新聞 一面に「親学」が紹介されました [2007年05月01日(Tue)]
4月26日(木)付 毎日新聞一面に親学が紹介されました。