EEZ利用と管理ー海洋空間計画(MSP)の可能性[2013年12月30日(Mon)]
NHKのニュースで、日本の排他的経済水域の利用と管理(海洋資源開発の法整備等)が取り上げられていた。
アメリカ、イギリスやEU諸国では、沿岸海域の多目的利用の合理形成と効率化、そして環境保全を目的に「海洋空間計画」の策定が進められており、政策に関する研究も進められている 。ネレウスプログラムでもストックホルムレジリアンスセンターのフェローである Andrew Merrie が論文(http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308597X13002315)を出しており、 Duke大学の Halpin Lab (Marine GeoSpatial Ecological Lab)も扱っている(http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1364815210000885)。
海洋空間計画については、日本での海洋利用と管理を視野にいれ、昨年、日本海洋政策学会のプロジェクト研究として、 Halpin Labの藤岡氏も加えた有志でレビュー研究を行った。改めてまとめた論文を来年中にまとめる予定であるが、「日本周辺海域における海洋空間計画実施に関する研究報告書」を秋にまとめたので添付しておく。平成24年度 海洋政策 海洋空間計画-1.pdf
各国の取組みを見ていても認識出来る事であるが、総合的な取組みを進める為には主軸となるPrincipleについての十分な議論が必要である。海洋管理を手続き的な取組みとして実施する事のみでは、開発に関しても、管理おいて、その環境の保全という重要で複雑なタスクをになう事は出来ない。海洋空間計画には、利害関係者に十分な知識を広げるという意味で「enlightment」として機能を持つ可能性がある。
アメリカ、イギリスやEU諸国では、沿岸海域の多目的利用の合理形成と効率化、そして環境保全を目的に「海洋空間計画」の策定が進められており、政策に関する研究も進められている 。ネレウスプログラムでもストックホルムレジリアンスセンターのフェローである Andrew Merrie が論文(http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308597X13002315)を出しており、 Duke大学の Halpin Lab (Marine GeoSpatial Ecological Lab)も扱っている(http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1364815210000885)。
海洋空間計画については、日本での海洋利用と管理を視野にいれ、昨年、日本海洋政策学会のプロジェクト研究として、 Halpin Labの藤岡氏も加えた有志でレビュー研究を行った。改めてまとめた論文を来年中にまとめる予定であるが、「日本周辺海域における海洋空間計画実施に関する研究報告書」を秋にまとめたので添付しておく。平成24年度 海洋政策 海洋空間計画-1.pdf
各国の取組みを見ていても認識出来る事であるが、総合的な取組みを進める為には主軸となるPrincipleについての十分な議論が必要である。海洋管理を手続き的な取組みとして実施する事のみでは、開発に関しても、管理おいて、その環境の保全という重要で複雑なタスクをになう事は出来ない。海洋空間計画には、利害関係者に十分な知識を広げるという意味で「enlightment」として機能を持つ可能性がある。