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ストックホルムレジリアンスセンターと魚養殖[2011年10月12日(Wed)]
ストックホルムレジリアンスセンター(Stockholm Resilience Centre-SRC)は、ストックホルム大学に属する社会科学系環境問題研究所である。この研究所では、環境を自然のシステムとしてではなく、社会的要素と自然的要素が混雑しながら形成している社会生態システムとして捉えており、環境変化は人間社会と生態系( socio-ecological)の関わりの中で生み出された変化として扱われるベキであると説いている。

つまり、海に関して言えば、その環境変化は、漁業活動、漁業管理等の一連の人間活動(穫る方も管理する方も含めて)やそれに関わる政策を含めて理解されるべきであるという事である。これは、違法漁業や、養殖産業の発展も含めてである。

このユニークな考えは、現在の気候変動や、魚資源の枯渇、そして食料安全保障問題に対して、その環境への『影響」ではなくそれによる社会生態系の「回復力」(Resilience)を見る事で事象の総合的な理解とその解決を導く基盤へとつながる。

学際的な取り組みに積極的なSRCは、 Henrik Osterblom氏とCarl Folke氏を研究責任者として、ネレウスプログラムに参加している。

先週、SRCにてNippon Foundation Senior Nereus Fellowに選抜されたMarc Metian博士とスカイプ会議を行った。博士はフランスでの学位習得後、ハワイにわたり、国際的な水産養殖の広がりについて研究を続けてきた。ネレウスでは、養殖は世界の魚食を支えられるのか、沿岸貧困地域の食料安全保障に貢献出来るのかという課題に取り組んでいく。

世界的に、魚の養殖は淡水魚が圧倒的に多く、サーモンやマグロ等の高級魚はまだ全体的に少ない。しかし中国も含めこれまで淡水養殖の盛んな国々も今後高級魚の養殖に変わっていく傾向があるとMarcは言う。問題は、これらの魚の餌となるイワシ等の小型魚の資源管理である。

実は、イワシ等の小型魚の資源管理は、気候変動とも深く関わってくる。大型の魚を食べずに資源に問題がない小型の魚を食べようと言うだけでは、我々は海の回復力を保つ事が出来ないかもしれない.....という話は次回させて頂く。
アップデイトが遅れているがMarc Metianのウェッブはこちら
http://web.mac.com/ichromodoris/Marc_&_Laetitia/Marc_Metian.html
この記事のURL
http://blog.canpan.info/otanereus/archive/9
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