過去と未来は違う世界。プリンストン大 ネレウスフェロー[2011年10月21日(Fri)]
前回イワシを食べていれば、資源管理は大丈夫かというところで話を止めた。確かに、漁業のターゲットとなる魚が、大型魚種から小型に移り行くのであれば、資源が多く比較的問題の少ないイワシを食べるは得策かもしれない。
何より、イワシを豚のえさにするよりも人間が食べる方が食料安全保障には貢献度が高いし、漁業者にとっても魚一匹の価値が上がるのでありがたい。
しかしながら、これはイワシという魚が常によく穫れる魚であり続けた場合の話である。Ryan Rykaczewski氏によると楽観的な話ばかりではないらしい。Ryanはプリストン大学のもう一人のネレウスポスドクフェロー。専門は海洋学および海洋生物学である。
現在、魚資源、特にイワシ等の小型回遊魚を対象として、魚資源への気候変動の影響について研究している。海流の変化、またそれによる動物プランクトンの増減、そしてその結果としてのイワシの資源変化(これは量だけではなく、どの海流に?海のどの深さに資源が分布するという事も含めて)を研究している。
気候変動が動物プランクトンの生態に与える影響は大きく、 それも含めてRyanはイワシの資源量がこれまで以上に変動大な資源になるかもしれないという。つまり、去年大量にとれていた魚が今年突然とれないという状況が、過去に我々が経験した以上に起こってしまうかもしれないという事である。
もし、イワシ等の小型回遊魚の資源供給がより不安定になるのであれば、イワシを食べるだけでは海(魚食)の未来は救われたとはいえないであろう。
Ryanは、この問題も含めて、彼の研究で、一つ大きな問題を提示しようとしている。
『我々は過去を知る事で未来を予測する事が出来るのか?』というのが彼の問いである。逆に言えば、「過去の傾向から未来を予測する事は出来ない」というのが彼の議論である。
では、どうすれば未来を予測出来るのか。これは、ネレウスの最初の課題である。
何より、イワシを豚のえさにするよりも人間が食べる方が食料安全保障には貢献度が高いし、漁業者にとっても魚一匹の価値が上がるのでありがたい。
しかしながら、これはイワシという魚が常によく穫れる魚であり続けた場合の話である。Ryan Rykaczewski氏によると楽観的な話ばかりではないらしい。Ryanはプリストン大学のもう一人のネレウスポスドクフェロー。専門は海洋学および海洋生物学である。
現在、魚資源、特にイワシ等の小型回遊魚を対象として、魚資源への気候変動の影響について研究している。海流の変化、またそれによる動物プランクトンの増減、そしてその結果としてのイワシの資源変化(これは量だけではなく、どの海流に?海のどの深さに資源が分布するという事も含めて)を研究している。
気候変動が動物プランクトンの生態に与える影響は大きく、 それも含めてRyanはイワシの資源量がこれまで以上に変動大な資源になるかもしれないという。つまり、去年大量にとれていた魚が今年突然とれないという状況が、過去に我々が経験した以上に起こってしまうかもしれないという事である。
もし、イワシ等の小型回遊魚の資源供給がより不安定になるのであれば、イワシを食べるだけでは海(魚食)の未来は救われたとはいえないであろう。
Ryanは、この問題も含めて、彼の研究で、一つ大きな問題を提示しようとしている。
『我々は過去を知る事で未来を予測する事が出来るのか?』というのが彼の問いである。逆に言えば、「過去の傾向から未来を予測する事は出来ない」というのが彼の議論である。
では、どうすれば未来を予測出来るのか。これは、ネレウスの最初の課題である。



