7月1日撮影
「常陸太田市を知ろう!」をスローガンに掲げ、市の魅力を再発見する活動をしている
「大好きおおたネットワーク」の皆さんが、会員研修を行いました
昨年は金砂郷地区を訪問しましたが、今年は里美地区へ
暑い日差しの中、里美へ出発!!
まず初めに、大中町にある根岸のため池を訪れました。
この根岸のため池は、ボランティアや市民活動により美しい景観を保っています
以前にも活動の一環としてここを訪れたことのある会員の皆さんも
変わらず美しい睡蓮に見とれていました
珍しい黄色い睡蓮もありましたよ〜
沢山のお花の前で記念撮影
続いて、小菅コミュニティーセンターへ。
里美出身で日本の偉人としてな名を知られている豊田天功らに関して
豊田天功・高窓・芙雄顕彰会の方に講和をしていただきました
紙芝居を用いて分かりやすくお話ししてくださいました!
日本の保母第一号となり、女子教育の道を切り開いた芙雄さんにまつわる話に、みなさん関心していました
隣の賀美小学校にある銅像も見に行きました!
天功さんとされる肖像画よりもこちらの像の方が、優しい表情で似ているそうです
およそ1時間ほどお話を伺いました!
顕彰会の大金さん、豊田さん、貴重なお話をありがとうございました
続いて里美ふれあい館へ
地元の食材を使った石釜ピザ焼き体験をしました
石釜で1〜2分ほどでパリッとしたピザができあがりました
焼くのはあっという間ですが、
石釜の準備には火起こし等、2時間ほどかかるそう。。
里美ふれあい館の皆さん、ありがとうございました
ピザ焼き体験の他にもいろいろな体験ができますよ!
さとみふれあい館 ホームページ
昼食後は、隣のJA茨城みずほ生産物直売所へ
里美で作られた野菜などをお買いものしました!
そして、里美地区研修を締めくくるのは、大菅町にある小室かな料紙工房さん
かな料紙とは、書道の文字を書くための用紙のこと。
平安時代の後半から、装飾された和紙に美しいかな文字が書かれました
そんなかな料紙の美を伝えつつ、より多くの人に魅力を広める活動をしているのが
小室かな料紙工房の小室久さん
(お写真はHPよりお借りしております)
お忙しい中、かな料紙に関するお話を聞かせてくださいました
工房の横の建物には、紙を染めるため、楢の木の皮などを煮出すのに使う大きな鍋があります。
この褐色の色が、紙をきれいな古色に染めます
続いて工房の中へ案内してくださいました!
染色した紙や、加工に使う刷毛など様々な道具が並んでいます
紙を染めるのは木の根や皮など。
黄はだは黄色に、蘇芳は赤色に染まります
そしてこちらの板は唐紙に模様を刷るための板木。
繊細で美しい模様が均一に掘られており、菊唐草や苺唐草、魚波文様など沢山の種類があります。
紙に刷るとこのようになります(分かりますでしょうか・・?)
こちらは雲母原石と呼ばれる石や、様々な大きさの金箔を吹き付けるための道具。
金箔を付着させる「箔装飾紙」という技法で加工した紙を、ガラス板に挟んで、コースターや文鎮など
日常生活で使えるものも製作されています きれいですね!
そして、こちらは様々な形に切り出した紙を継ぐ、「継紙」という技法。
断面の滑らかさに会員の皆さんも驚いていました!
文字を書くことを考え、可能な限り段差が出ないようにするそうです
何色もの紙を継いで一枚の紙に仕上げることもあります
その他にも、薄く水を張った紙に色を落としてぼかしたりする「染紙」など、いろいろな技法があるそうです。
染色に使うのは主に植物が原料になりますが、
現在小室さんは葡萄の木の幹から新しい色が採れないかと研究中
葡萄の実の皮を使うことはよくあるそうですが、幹からもほんのり紫がかった色が出るそうです!
どれも色彩が美しく、素敵な作品ばかりでした
A3サイズほどのものから、ハガキサイズの作品まで工房にて販売していますので、
興味のある方は足を運んでみてくださいね
貴重な仕事場を拝見させていただきました!
小室さん、本当にありがとうございました
9月に鯨ヶ丘の「ギャラリー倉」にて展示会を開催予定だそうですので、そちらも是非ご覧ください
小室かな料紙工房 ホームページ
今年の大好きおおたネットワーク会員研修も、常陸太田市の新たな魅力を発見することができました
里美地区の皆さん、ありがとうございました
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