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2016年度 沿岸域総合管理モデルの展開に関する調査研究報告書 [2017年04月26日(Wed)]
海洋政策研究所では、日本財団の助成を受け、「沿岸域総合管理(ICM)」の展開に資する調査研究に取り組んでいます。

2016年度は、ICMのさらなる展開や人材育成を推し進めるために、新たな取組みとして、複数の自治体が関与する「広域型」や海域が島の周りを取り囲む形で存在する「島嶼型」のモデルサイトにおける事業展開の調査研究を実施し、その成果を報告書に取りまとめました。
また、「標準型」のモデルサイトにおけるICM事業展開推進のための調査研究についても継続実施し、その成果を報告書に取りまとめました。

2016年度 沿岸域総合管理モデルの展開に関する調査研究報告書(16.1MB)

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ネットワーク会議及び各地での研修会や勉強会等の様子


本報告書は当研究所Webページでも公開しておりますので、ぜひご覧ください。
「我が国の海洋政策の現状と今後の課題」海洋フォーラムご案内 [2017年04月20日(Thu)]
 2017年は、海洋基本法が施行されて10年の節目の年となります。また、2013年に策定された海洋基本計画も2018年4月に計画期間の5年が経過することから、18年春の次期海洋基本計画策定を目指して計画の見直し・検討が本格化する年でもあります。更に、4月1日には、有人国境離島法が施行され、また、内閣官房総合海洋政策本部事務局は内閣府総合海洋政策推進事務局に組織変更されました。

 2017年4月25日(火)に開催予定の第141回海洋フォーラムでは、内閣府総合海洋政策推進事務局長の甲斐正彰氏を講師にお招きし、「我が国の海洋政策の現状と今後の課題」についてお話を伺います。皆様是非ご参加くださいませ。


日時:4月25日(火)17時〜18時半

場所:笹川平和財団ビル11階 国際会議場

   (東京都港区虎ノ門1−15-16)

講師:甲斐 正彰氏(内閣府総合海洋政策推進事務局長)

テーマ「我が国の海洋政策の現状と今後の課題」

参加費:無料



美しい富山湾クラブH29年度総会 [2017年04月11日(Tue)]
2017年4月9日(日)
富山湾が2014年に「世界でもっとも美しい湾クラブ」に加盟したことを受けて設立された「美しい富山湾クラブ」の総会が、富山市岩瀬天神町の岩瀬カナル会館で開催されました。岩瀬はブリ街道と呼ばれた旧飛騨街道の入り口で、最近、多くのノーベル賞受賞者にゆかりがあるという「ノーベル街道(岩瀬から高山市までの国道41号線)」の出発点として有名になったところです。
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総会は、永原功北陸経済連合会名誉会長から「美しい富山湾クラブ」の1年の活動報告と挨拶で始まりました。来賓挨拶として、石井隆一富山県知事が「『美しい富山湾クラブ』と連携して富山を『海のあるスイス』とアピールしたい。また、『世界で最も美しい湾クラブ』の総会を富山に誘致したい」と述べられ、
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村椿晃魚津市長が、「2017年は、5月に植樹祭、10月にSea級グルメ大会が魚津で行われる。4月には『美しい湾クラブ』の湾岸サイクリングの出発点となる。地域間の連携が重要なので、他市町とも密に連携して富山湾の魅力を全国・世界に発信したい」と述べられました。
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その後、議事に移り、高桑幸一事務局長から2016年度の活動実績として、G7環境大臣会合に合わせて行った海岸清掃活動への協力、8千人以上の観客を動員したタモリカップへの協力、海洋政策研究所の沿岸域総合管理ネットワーク会議での発表など多数の活動が報告されました。
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2017年度も湾岸サイクリング、タモリカップ、クリーンアップ大作戦など多くの活動が予定されています。海洋政策研究所の寺島紘士所長からは、海洋教育パイオニアスクールプログラムの紹介を行い、多くの方々に関心を持って戴きました。
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最後に、地元の満寿泉醸造元の枡田酒造店枡田隆一代表取締役から回船問屋街であった岩瀬のまちおこしについて講演があり、
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引き続き、実際に岩瀬のまちに出て、見学を行いました。
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枡田氏によると、北前船の寄港地として多くの蔵が並んで栄えていたこの地区も、ほとんどが空き家になっていたので、一つずつ借りたりしながら、建て直し、ベネチアングラスの作家や、陶芸家、井波の彫刻家、魅力的な日本酒の店、レストランなどに入ってもらい、富山湾の美しさを感じられるスポットにしていきたい、とのこと。情熱あふれるその行動力と、それを支える地元の大工さんたちの技量が印象的でした。
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備前市ICM第1回専門委員会開催 [2017年03月24日(Fri)]
2017年3月23日(木)
2月6日に設立した備前市の海を活かしたまちづくりの協議会「備前市里海・里山ブランド推進協議会 with ICM」の第1回専門委員会が、備前市日生総合支所で開催されました。笹川平和財団海洋政策研究所からは、古川恵太海洋研究調査部長がアドバイザーとして、大塚万紗子特別研究員と藤重香弥子研究員がオブザーバーとして参加しました。
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冒頭に、協議会会長である備前市長室の今脇誠司室長が、里海・里山ブランドを推進していくには、ネットワークを活かすことが重要と挨拶されました。
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引き続き、事務局(備前市まちづくり部まち産業課)からこれまでの経緯・専門委員会の意義について、また協議会規約などについて説明と報告が行われ、その後議事に移りました。
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最初に役員の選出があり、委員長に備前市まちづくり部の中島和久部長、副委員長に備前市日生町漁協の天倉辰己専務理事が選出されました。専門委員は、下記のとおり幅広い分野のメンバーから構成されています。
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日生町漁協専務理事、伊里漁協組合長、岡山東農協課長代理、美作東備森林組合支所長、備前観光協会事務局長、備前市自治会連絡協議会会長、BIZEN食のアンバサダー、備前商工会議所女性会副会長、備前東商工会事務局長、協同組合岡山備前焼陶友会総務委員長、(公財)特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会事務局長、八塔寺ふるさと村運営協議会会長、備前市観光ボランティアガイド協議会会長、備前市施設管理公社事務局長、古代体験の郷まほろば、華麗備前会、日生カキオコまちづくりの会、備前市農業委員会会長、備前市地域おこし協力隊、備前市まちづくり部長ほかで、アドバイザーとして、海洋政策研究所の寺島紘士所長、古川恵太海洋研究調査部長、NPO法人里海づくり研究会の田中丈裕理事・事務局長が参加しています。
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それぞれの委員から、さまざまな提案が活発に行われ、委員会での議論と出会いの中から、「里海・里山ブランド推進」に関し、お互いにさまざまな協力ができるという期待も高まり、今後の専門委員会での議論が楽しみです。また、2016年度の事業として、世界農業遺産に登録された石川県能登の里山里海の視察が予定されていることが報告されました。
全国アマモサミット2017 in 伊勢志摩キックオフイベント開催 [2017年03月23日(Thu)]
2017年3月20日(祝)
全国アマモサミット2017 in 伊勢志摩のキックオフイベントが阿児アリーナ・ベイホールで開催されました。
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主催者は、志摩市政策推進部里海推進室。ザ!鉄腕!!ダッシュ!!!でおなじみのNPO法人海辺つくり研究会理事の木村尚さんが話されるとあって、「空席以外は満席?!」という賑わいぶりでした。
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最初に、竹内千尋市長から挨拶があり、引き続き、木村尚さんの講演がありました。
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アマモサミットの成り立ちなどを話されたあと、志摩を訪れた印象として、横山からの夕焼け、山から眺める海岸は美しいが、船で廻るとゴミの残骸だらけ、とやさしい顔でチクリと痛い一言がありました。しかし、東京湾のことを考えると、志摩も今が頑張りどころで、ここでやっておかないと100年後大変なことになる、とアドバイスを戴き、「行政・漁業者・多様な市民の気持ちを集めて頑張りましょう!」と応援して下さいました。東京湾でも横浜市金沢区の瀬戸神社では、アマモ場再生のプロセスの中で、80年途絶えていた「無垢塩払い」というアマモを使う神事が復活したとのこと。アマモ場再生というきっかけで、人々と自然、人々同士の気持ちがつながる、というところに意義があり、大人同士が助け合っている「里海」のコミュニティは子供たちの表情が明るい、とのことでした。
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引き続き、志摩市観光協会の西尾新会長の司会で、パネルディスカッションが行われました。三重県水産研究所の国分秀樹主任研究員と旧的矢湾アマモ再生協議会会長で鳥羽磯辺漁業協働組合の北村亨氏は、
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的矢湾で7年間、ゾステラマットと泥団子方式で15万粒のアマモの種をまいたが、ヘドロの底質で海の状況が厳しかったようで、マットの上にはよく生えたが根が張らず、横に広がらなかったこと、残念だが最近はアマモ場再生を一時中断していると報告されました。海の博物館の平賀大蔵学芸員からは、鳥羽市の小学生の体験活動についてや、伊勢の二見興玉神社の藻刈神事や、玉藻やアマモを使った製塩について紹介がありました。
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市長からは、次世代を担う子供たちに関心を持ってもらいたい、学校干潟という考え方も面白い、アマモを増やして鮎やウナギ、宝彩えびなどを志摩の山に多く生えているウバメガシの炭で調理して食べる、というのが「御食国志摩」らしくてよいのではないか、という素晴らしいアイデアも出て、「全国アマモサミット2017in 伊勢志摩」のキックオフイベントは11月11日〜12日の本番に向けて期待を高めつつ幕を閉じました。
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サーモンランド宮古のまちづくり [2017年03月19日(Sun)]
2017年3月17日(金)
岩手県盛岡から、まだ雪の残る閉伊川沿いの美しい景色に癒されながら、国道106号線を宮古駅行きのバスで移動すること2時間15分。海洋政策研究所沿岸域総合管理サイトコーディネータの大塚万紗子特別研究員と宮古サイト担当の藤重香弥子研究員が、宮古市役所を訪ね、「サーモンランド宮古のまちづくり」のあり方について、宮古市産業振興部の山根正敬部長、東京海洋大学佐々木剛准教授と意見交換を行いました。
宮古市における沿岸域総合管理については、当時2010年11月に宮古湾を訪問し、最初の研究会を行いました。東日本大震災前のその様子は下記のブログ映像でご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=isGsvej05jk
当時、宮古市水産課課長として対応して下さったのが山根氏で、以来引き続き、部署が変わったあとも、宮古市における沿岸域総合管理「海を活かしたまちづくり」の進捗状況をずっと気にかけて下さっていたそうです。
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山根部長との意見交換のあと、佐々木准教授を交え、NPOいわてマリンフィールド橋本久夫理事長、齋徳林業の齋藤眞琴代表、いわて男女共同参画サポーターの伊藤エミ子氏とも意見交換することができました。宮古市は「森・川・海とひとが共生するやすらぎのまち」を市のテーマとしていることから、これを具体化する沿岸域総合管理の手法の導入が求められているようです。
海女漁業と真珠養殖が日本農業遺産に認定 [2017年03月14日(Tue)]
2017年3月14日
「鳥羽・志摩の海女漁業と真珠養殖業ー持続的漁業を実現する里海システム」が、農林水産省によって、日本農業遺産に認定されました。
http://www.satoumi-shima.jp/
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日本農業遺産は、わが国において将来に受け継がれるべく伝統的な農林水産業システムを有する地域を認定する制度で、4月19日(水)に農林水産省講堂で認定式が行われます。
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(掲載写真は志摩市提供)
3.11から6年 [2017年03月11日(Sat)]
2017年3月11日(土)
あれから6年。岩手県宮古市の田老第一小学校の脇に、下記の記念碑があります。
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曰く
1.大地震のあとには津浪が来る
1.地震があったらここへ来て1時間我慢せ
1.津浪に襲れたら何処でも此の位の高所へ逃げろ
1.遠くへ逃げては津浪に追付かる
1.常に近くの高い所を用意して置け



  
宿毛湾漁業者と黒潮についてミニ勉強会 [2017年03月06日(Mon)]
2017年2月24日(金)
高知県の西南に位置する宿毛湾。宿毛湾に面している宿毛市と大月町が海洋政策研究所と協働で、美しく健全な沿岸域の環境保全と活性化に向け、沿岸域総合管理の実践モデルサイト活動を開始していますが、その一環として、国立研究開発法人の海洋研究開発機構(JAMSTEC)の科学者と地元の宿毛湾漁協の漁業者が共に開発した宿毛湾と豊後水道の海の天気予報、海況予測システムについて、研究経過の発表会を行いました。
海洋政策研究所からは、大塚万紗子特別研究員、上里里奈研究員、藤重香弥子研究員が、JAMSTECからは、ヴァーラモフ・セルゲイ主任研究員、美山透主任研究員、そして宿毛市出身の森岡優志研究員が参加しました。
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冒頭、海洋政策研究所が制作した沿岸域総合管理についてのDVDを視聴、その後、海洋政策研究所の大塚特別研究員より、「宿毛湾における海をいかしたまちづくり(宿毛湾沿岸域総合管理)の進捗状況」について話しました。引き続き、JAMSTECの森岡研究員、美山主任研究員、から、宿毛湾漁協の漁業者の協力のもと、データの収集を行ったこと、黒潮の予測について毎週発表を行っていること、最近、新しく豊後水道モデルを開始したこと、また、今年からは漁業者にとってより役に立つ情報とするために宿毛湾予測モデルの精度を分解能3kmから200mにしたこと、養殖に役立つよう塩分濃度の予測や海面の高さの計算も提供していることなどが発表されました。
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その後、宿毛湾で漁業に従事されている出席者の方々と質疑応答と意見交換が行われ、ノット表記の方がわかりやすい、漁業者にとって潮流と水温は重要なので、ホームページでも選択もしくは両方を掲載してくれると有難い、データ収集については協力してもよい、という声が上がりました。JAMSTECとしては、漁業者のみなさんの役に立ちたいので、どんどんリクエストしてほしい、とのことでした。「宿毛湾の海を活かしたまちづくりレポートhttp://www.jamstec.go.jp/aplinfo/kowatch/?p=4548」に詳細が掲載されています。また、黒潮ウォッチについては、http://www.jamstec.go.jp/aplinfo/kowatch/をご覧ください。3月30日から6月1日までの予測がとてもわかりやすく掲載されています。
地域をつなぐ里海・里山交流シンポジウム [2017年03月03日(Fri)]
2017年2月18日(土)
日生町漁業協同組合「海洋立国推進功労者表彰」受賞記念事業として、「地域をつなぐ里海・里山交流シンポジウム〜里海・里山ブランドとは?」が開催され、全国から多くの聴衆が岡山市のオルガ地下ホールに来場しました。主催は環境省、NPO里海づくり研究会議、日生町漁業協同組合、生活協同組合おかやまコープ、(公財)おかやま環境ネットワークで、後援が岡山県、備前市、真庭市、笠岡市、岡山市です。このシンポジウムは、2017年2月6日に設立・発足した「備前市里海・里山ブランド推進協議会 with ICM」の最初のイベントと位置づけられます。
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冒頭に環境省中国四国環境事務所の牛場雅己所長から開会のあいさつがあり、引き続き、基調講演IをされたNPO里海づくり研究会議副理事長の柳哲雄九州大学名誉教授は、「里海」の定義をされた方として有名ですが、現在「きれいで豊かな海」というのはどういう海か、というのを研究調査中とのことです。
基調講演IIは認定NPO共存の森ネットワークの澁澤寿一理事長が「里山から見た里海・里山ブランド」というタイトルで、所属されるNPOで行っている高校生による里山に生きる方々たちへの聞き書きの意義について、生きるための仕事・労働のあり方、心のあり方に触れることの重要さを話されました。自分の五感で暮らしを確認でき、自分の命が、生態系のどこに繋がっているかを絶えず自分で確認できる山村の暮らしでは、生きるリアリティがモラルを形成しているとのことでした。
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引き続き、松田治広島大学名誉教授がコーディネーターとなり、里海から、日生町漁協の天倉辰己専務理事、笠岡市漁協の藤井和平北木島支所長、恩納村漁協の山城正巳組合長、九州大学の柳哲雄名誉教授(NPO里海づくり研究会議副理事長)、」
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里山から、NPO共存の森ネットワークの澁澤寿一理事長、真庭市の吉永忠洋副市長、
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”まち”から、岡山市市民協働局ESD推進課の友延栄一主査、生活協同組合おかやまコープの大岸貴美子理事が、それぞれの立場から話をされ、ディスカッションが行われました。

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