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海洋政策研究所ブログ

海洋の総合管理や海事産業の持続可能な発展のために、海洋関係事業及び海事関係事業において、相互に関連を深めながら国際性を高め、社会への貢献に資する政策等の実現を目指して各種事業を展開しています。


Ocean Newsletter No.408 [2017年08月08日(Tue)]
 No.408が完成いたしました。

『Ocean Newsletter』は、海洋の重要性を広く認識していただくため、
海洋に関する総合的な議論の場を皆様に提供するものです。 
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●日本の安定的な海上輸送確立に向けた日本籍等の外航船舶の確保について
東京大学公共政策大学院特任准教授◆諏訪達郎

世界的な海運不況が続く現状において、日本の安定的な海上輸送を
確立するためには、急減してしまった日本籍船の確保が重要となる。
外航海運において世界標準ともいうべきトン数標準税制やさまざまな
政策によって外航船舶の確保が図られているが、日本の外航海運企業が
外国の外航海運企業と対等に競争できるようにするためにはさらなる
環境の整備を図ることが重要となる。

●瀬戸内海のタイシバリ網漁と聞き取り調査の緊急性
香川県立観音寺総合高等学校教諭◆真鍋篤行

伝統的網漁は近世以前に起源のある歴史的価値の高いものが多いが、
高度経済成長の間に大半が消失している。
伝統的網漁の終末期に20歳代であった漁民も現在は80歳代で聞き取り
調査もあと5、6年が限界になる。
今、伝統的網漁に関する聞き取り調査を実施しなければ、貴重な網漁に
関する情報が永遠に失われる。
ここでは伝統的網漁の聞き取り調査の緊急性とその意義を瀬戸内海の
タイシバリ網を事例に述べたい。

●ペンギンが主役の水族館
長崎ペンギン水族館館長◆楠田幸雄

長崎水族館から長崎ペンギン水族館へ引き継がれた、ペンギン飼育は
今年で58年目となる。
これまで数々のドラマや記録を残しながら、ペンギンに特化した施設
として世界一と世界初を掲げている。
現在は、ペンギンの入手が難しくなり、将来に向けてペンギン大国である
日本の動物園・水族館が協力しながらペンギンたちの種保存のために活動している。

●編集後記
東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター特任教授◆窪川かおる

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Posted by 五條 at 11:17 | Ocean Newsletter | この記事のURL | コメント(0)