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【丹後ゆかりのヴァイオリンリサイタル】が開催されました [2010年12月06日(Mon)]
平成22年11月23日、京都の紅葉も本番を迎えた頃、京都府庁旧本館にて
【丹後ゆかりのヴァイオリンリサイタル】が開催されました。

















バルコニーのある2階のシャンデリアが灯されている部屋です。


かつて知事室だった由緒ある会場の中の、金屏風とグランドピアノが配置されたステージでは、グルジア国ご出身のギオルギ・バブアゼ氏のヴァイオリンと右近恭子氏のピアノを満場のお客様に心ゆくまで堪能して頂きました。
















“丹後ゆかりのヴァイオリン”とは、
丹後出身の弦楽器製作者田中博製作ヴァイオリンのことです。


“ヴァイオリンが息を吹き返した!”というのはこういうことなのでしょうか?
作り手の魂と弾き手の魂がぶつかり合うことから生じる本物と云うべきものふれ、
聴き手の魂も揺さぶられる思いでした。
聴き手にも確と伝わったあの感動は、名手にめぐり合えたヴァイオリンの歓喜の声だったのでしょうか、それとも思う楽器と奇跡的な出会いを果たしたヴァイオリニストの喜びだったのでしょうか?   
私たち主催者も参加者のみなさまと名演奏の感激を分かち合うことが出来ました。



演奏後、「田中先生のヴァイオリンを弾くことが出来、嬉しいです。」
と挨拶された後、アンコールに応えて、グルジア人作曲家による
「ノクターン」を演奏されました。
ヴァイオリンを弾きこなして下さいましたバブアゼ様に心より感謝申し上げます。
ご来場下さいましたお客様には、作者の魂が息づくヴァイオリンになりかわりまして
厚く御礼申し上げます。  
“また、お会いするまでごきげんよう。”というヴァイオリンのつぶやきが聞こえますか。
Posted by 田中千穂 at 15:16 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
山里の木々も街路樹の紅葉も身頃を迎えました。(2) [2010年11月16日(Tue)]
平成22年11月13日、14日 京都パルスプラザ(京都市伏見区竹田)にて、京都府・京都市主催による【京都ものづくりフェア】が行なわれました。
京丹後市にある手作り家具の溝川家具店さんのブースのなかで、活動紹介をさせて頂きました。
家具店さんからは、引き出しの開け閉めで音の出るたんすの出展がありました。
私たちの方は、京都市内に工房を持っておられる楽器製作者、谷口氏のご協力を得て、楽器製作の実演をしていただきました。
展示中の、田中博製作楽器の演奏あり、谷口氏の製作チェロやヴィオラ、ヴァイオリンの演奏あり、たまにたんすから出るハーモニカのような柔らかい音に、行きかう人々が足を止め、人垣が出来るほど、賑わいました。


楽器体験は、子どもの長蛇の列ができるほどの人気でした。楽器製作の実演も、人々のものづくりへの好奇心を掻き立てたのでしょう。質問の嵐でした。
2日続けて良いお日和だったこともあり、会場は大盛況でした。


関西弦楽器製作者協会代表の岩井氏(右)

Posted by 田中千穂 at 15:56 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
山里の木々も街路樹の紅葉も身頃を迎えました。 [2010年11月16日(Tue)]
平成22年11月7日は、京丹後市立あみの図書館で宮澤賢治作【注文の多い料理店】の
チェロ演奏付き朗読が行われました。
平成22年11月14日は、同じく峰山総合福祉センターにて、峰山図書館主催により実施されました。
催し物がピークを迎える時期に当たりましたが、お休みの中、家族連れや小学校の先生が大勢の生徒さんを引率して勉強に連れてきてくださるなど、子どもから大人までの多数のご参加がありました。
朗読は、各地域の地元の朗読ボランティアグループが担当して下さるので、構成により
作品の趣きも異なり、逆にその違いを楽しむこともできました。
     
作品については、人それぞれの解釈があるでしょうが、自然・運命と云った人間の力では抗うことのできないとてつもなく大きなものを前にしたときの人間の力のなさ、もろさを哀れむような物悲しいチェロのプロローグは、作品全体のモチーフを漂わせていて、絶妙でした。

後半は、瞑想的なバッハの作品(G線上のアリア、無伴奏組曲)をチェロ独奏で鑑賞しました。
最後は日本の童謡から、「もみじ」と「ふるさと」を合唱して締めくくりました。
                          ご来場ありがとうございました。
Posted by 田中千穂 at 15:51 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
京都府主催事業に参加 [2010年10月21日(Thu)]
平成22年10月18日に京都府主催【地域力体感ツーリズム】に参加しました。

(北近畿タンゴ鉄道を利用して、地元の人と交流しながら丹後のいいところを見て、聴いて、食べて丹後を丸ごと体験する旅です。)

天気快晴の青空の下、遠くに海、山そしてみかん畑と野に咲く花に囲まれたのどかで小さな木造の丹後由良駅構内でマリンバの演奏をして、京都からのお客様をお迎えしました。

サン・サーンスの白鳥、ふるさと、荒城の月etc.

生演奏と地酒や酒粕入りスイーツのおもてなしに心癒され、地元の人も旅人も暫し時間を忘れ、至福の時を過ごされているようでした。

そして音の余韻に酔いしれて、旅の思い出をお土産に持ち帰られました


お座敷列車内では丹後ちりめん着物ショーの始まり


橋立駅舎内での磐竹の演奏と語り部のお話


文殊菩薩の信仰の地として知られる智恩寺(文殊堂)


天橋立の松林をバックにした智恵の輪灯籠と廻施橋(天橋立と文殊堂のある陸地を繋ぐ橋)

日頃、静かな無人の駅舎は、あたりにマリンバの響き渡るメルヘン調で、自然と一体になれる小さな音楽堂に様変わりした一日でした。

由良の皆さま、有難うございました。

そして旅人のみなさま、お疲れ様でした!
Posted by 田中千穂 at 14:19 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
平成22年10月6日 学校巡回コンサートを実施しました。 [2010年10月09日(Sat)]
秋晴れの日に京丹後市内の2つの小学校を訪問しました。
弥栄町吉野小学校の音楽の授業では全学年の80人の生徒を対象にヴァイオリン演奏と
楽器体験ワークショップを実施しました。
講師は、以前、京響のコンサートマスターを務められた山下實氏です。
プログラムは、ドボルザークのユーモレスク、秋のメドレー、など。ヴァイオリン用に編曲された秋祭りやツィゴネルワイゼンの超絶的技巧に子どもたちはびっくり!
小さい子達は“すごい、すごい”の連発でした。しっとりとした曲には“涙が出てきたの。”と感想を漏らす子もいました。演奏後は、楽器体験があり、小さな生徒さんは、2分の1のサイズの楽器を使い、挑戦しました。
静かな山あいの小高い丘にある校舎には、ヴァイオリンの音色が響き渡った一日でした。


次の訪問先は、網野町の街中にある網野南小学校。
同じプログラムを5年生対象に実施しました。
演奏後は、33人の受講生のうち、ほぼ全員が楽器体験をしました。
楽器の持ち方、音の出し方が分かるや否や、先生の指導(掛け声)の下、
いきなりピアノ伴奏つきで「きらきら星」を弾きました(弾かされました)。
“一瞬魔法に掛けられた”生徒たちは、初体験でヴァイオリンを“楽しむ”ことが
出来たのでした。
 中には「僕、ヴァイオリン買ってもらおう!」とやる気になった子もいたほどでした。
張り切って力がみなぎりすぎた子、ほとんど一人で音を出し、試奏していた子、一様に
ヴァイオリンに興味がある子どもたちを、大ベテランの先生は、温かく見守っていらっしゃるようでした。
“輝け!才能の玉手箱!”  みなさま、ご協力有難うございました。


Posted by 田中千穂 at 11:08 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
丹後は秋祭りのシーズンを迎えました。 [2010年10月09日(Sat)]
平成22年10月3日 京都市岡崎のみやこめっせにて
京都府主催【地域力文化祭】に参加し、
丹後のヴァイオリン文化を紹介しました。
同じブース内では、当法人の会員がちりめん文化と
食文化を紹介しました。
まるで小さな物産展のような一区画でした。

当日展示されていた田中博製作ヴァイオリンを2本使用して
二重奏演奏が行われました。
曲目は、モーツァルトのトルコ行進曲、ブラームスの子守歌、荒城の月など。

来場者の中には「丹後とヴァイオリン?!
京都にこんな人がいるなんて知らなかった。」
「京都でももっと活動紹介するべきですよ」という感想や
「今でも作られているのですか?」という質問が多く、
私共もハッとさせられました。
昭和20年代後半、丹後にヴァイオリン製造工場があったときの顧問を
していらした峯沢峯三氏のヴァイオリン工房を訪れたことのある方のご訪問もあり、
貴重な情報が寄せられました。

今ある文化資源の活用から始めるということで
来る11月23日の京都府庁旧本館での「丹後ゆかりのヴァイオリンリサイタル」の宣伝だけは精一杯させて頂きました。
丹後のヴァイオリン文化の継承・人材養成という皆さんのご期待に応えるよう
これからも頑張りますので、今後共、宜しくお願いいたします。
Posted by 田中千穂 at 10:47 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
事業報告 [2010年09月24日(Fri)]
≪事業報告≫
平成22年9月19日午後4時開演
京丹後市網野町にある浅茂川温泉 静の里にて【祝ウルトラマラソン癒しのコンサート】が開催されました。
100キロコースの完走、おめでとうございました!
大海原の見渡せる会場でくつろぐお客様の前でヴァイオリンのコンサートを実施。温泉と生演奏で疲れを癒したお客様は、身も心もほころんでいるという良い表情をされていました。本当にお疲れ様でした!

平成22年9月22日   宮津市立日置小学校にてマリンバの演奏と楽器体験ワークショップを実施しました。全校18名の小学生が体育館に集まり、民族楽器や、タンバリン、タンボリン、とうもろこしの形をした、蛙の鳴き声に似た音の出る楽器?を手にして、叩いたり、こすったり、振ったりしてマリンバとの合奏を楽しみました。さすがに子どもは遊びの天才!遊び感覚で、音の出し方、リズムの取り方をマスターしました。
チームワークが良いので、「手のひらを太陽に」と「アイアイ」を即興で合奏しました!
Posted by 田中千穂 at 15:55 | 事業報告 | この記事のURL | コメント(0)
秋からの学校図書館共催事業 [2010年09月24日(Fri)]
日時: 10月6日(水)
場所: 京丹後市立吉野小学校
内容: 音楽の授業で、ヴァイオリンの演奏と楽器の紹介及び楽器体験ワークショップを実施します。

日時: 10月6日(水)
場所: 京丹後市立網野南小学校
内容: 同上

日時: 11月7日(日)
場所: 京丹後市立あみの図書館
内容: チェロと朗読による読み聞かせコンサートをします。(宮澤賢治作:注文の多い料理店)

日時: 11月14日(日)
場所: 京丹後市立峰山図書館
内容: 同上
Posted by 田中千穂 at 15:50 | 告知 | この記事のURL | コメント(0)
秋のイベント告知 [2010年09月24日(Fri)]
2010年 〜秋の催しのご案内〜
日時: 10月3日(日) 午前10時から午後4時まで 演奏は午後1時15分から

場所: みやこめっせ(京都市勧業館:京都市岡崎)

内容: 【地域力文化祭】(京都府主催)に参加

タナカヒロシ制作楽器を含む音楽資料の展示と

展示楽器による演奏をします。

日時: 10月18日(日)
場所: 京都駅八条口出発=西舞鶴駅~北近畿タンゴ鉄道の貸切り列車に乗り換え=天橋立駅下車(昼食 / 天橋立散策 / 文殊智恩寺散策)=由良駅=由良川橋梁=京都駅解散

内容: 【コラボ博覧会】【地域力体感ツーリズム】(京都府主催)

〈貸し切り!お座敷列車「北近畿たんご鉄道」で巡る丹後の旅日帰りバスツアー〉に参加
情緒ある由良駅構内で、マリンバ演奏を予定。
地酒の試飲、特産品の買い物もお楽しみ頂けます。
丹後の自然と食をゆっくり満喫できます。

日時: 11月14(日) 午後5時30分開演
場所: オーベルジュ天橋立

内容: 【チェロリサイタル】 (チェロとピアノのデュオ)
曲目 バッハ:チェロ無伴奏組曲 G線上のアリア
 シューマン:幻想小曲集 リベルタンゴ ほか
演奏後は、海の幸フレンチを召し上がって頂けます。
着物姿でご参加の場合は小物をプレゼント!

日時: 11月23日(火)午後2時 開演
場所: 京都府旧本館
内容: 「丹後ゆかりのヴァイオリンリサイタル」
曲目: シューベルト 蜜蜂 グリーグ ノルウェーダンス メンデルスゾーン 甘い思い出 ほか
* 丹後から会場までの往復は、貸切りバスをご利用頂けます。詳細のお問い合わせは当法人事務局まで
Posted by 田中千穂 at 15:40 | 告知 | この記事のURL | コメント(0)
御挨拶 [2010年09月10日(Fri)]
京丹後市内の6つの福祉団体、会の趣旨にご賛同くださいました関係者、

そして地域の皆様のご協力により、約200名の方にご参加頂きまして

チャリティーサロンコンサートは、成功裡に終わらせて頂くことができました。

本事業の収益は、障害を持った方々の活動支援の為に使用させて頂きます。

この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
Posted by 田中千穂 at 10:26 | 告知 | この記事のURL | コメント(0)