いわき市全中学校44校が取り組む (世界への情報発信)
〜ワンコインスクール・プロジェクト〜
生徒会長サミット全体ミーティングに
参加させていただきました。
[2013年07月16日(Tue)]
福島県いわき市では、昨年度から、東日本大震災後に受けた日本中・世界中からの支援に対する恩返しの意味も含め、タイの山奥の山岳少数民族の子供たちのために中学校をプレゼントしようという「ワンコインスクール・プロジェクト」に取り組んでいます。
昨年の取り組みは、ブログなどでも紹介されています。 (http://blog.canpan.info/aefa/archive/1513) いわき市の44校の中学校から生徒会長・副会長など100名が集まり、いわき市文化センター4階大会議室で、6月29日(土)に開催された「第2回いわき市生徒会長サミット全体ミーティング」にオブザーバーとして参加させていただきました。 この会には、シニア会員として、いわき市の高等学校などに進学した高校生も30人ほど参加し、各グループでの話し合いに協力したり、全体での話し合いの際に、助言をしたりしていました。「はばたこう いわきから 日本へ 世界へ 未来へ」と題されたこの取り組みは、「自分たちも世界の子供たちのために役立つことができる」ということを実感する貴重な機会となっているように感じました。 内容は、大きく二つに分かれ、前半が今年度の活動内容についての議長からの提案で、タイの山奥に建築中のファイコン中学校へ贈る壁面画のデザインやメッセージなどについての話し合いでした。壁面画のデザインについては、「地球・ニッコリマーク・サクラ・ハト・フラダンス」など、中学生らしく、たくさんのアイディアが出されていました。 そして、後半が、ワンコインスクール・プロジェクトの進め方についての話し合いです。 それぞれの生徒会長たちが、自分の学校の生徒たちに理解してもらい積極的に取り組んでもらうための工夫や、生徒会担当の先生や校長先生に理解してもらうための苦労などを情報交換し、チャレンジカードの使い方や募金箱の管理の方法など、課題を共有していました。グループ討議で、一人一人の会長の生の声を聞くことのできた貴重な機会でした。勉強や部活動などに精一杯取り組む中でも、この活動に意識が高く課題はあっても、その課題を乗り越えて目標を達成させようと努力してことがひしひしと伝わってきました。 話し合いの最後には、今年5月に当協会理事長の谷川が現地を訪問した際の写真や、建設中のファイコン中学校の子供たちからの英文のメッセージカードなども、全体に画像で拡大して披露され、「目標金額を達成するために、これからもがんばろう。」という意識が高まっていました。 休憩などをはさみながら、市教委の担当指導主事の平山明裕先生からの適切な指導により、効率的に話し合いがすすめられていました。最後の講評での平山先生のお話では、熱血漢の中学校教師時代の経験などから、今回の取り組みの教育的意味などをわかりやすく話す姿が印象的でした。 次は、7月29日(月)に会合があると、お聞きしております。また、参加させていただければ幸いです。 |
Posted by
AEFA
at 12:37