おもちゃ治療 パトカー [2007年07月08日(Sun)]
(画面右手前は500円玉です)
「このパトカー、音は出ますし、モーターも動いているのですが、 空回りをしているらしく、じっとしたまま、走らないのです」 と、お母さんが持ってきました。 このおもちゃは、前輪や後輪のタイヤで動くのではありません。 第三のタイヤが、前輪寄りの、本体の下についています。 これは、機構は簡単なのですが、複雑な動きをします。 空回りの原因は、この、「第三のタイヤ」に組み込まれているプラスチックギヤの摩耗でした。 手元にあるギヤの交換では、効果なしです。 これと、組み合っている相手側のギヤは、第三のタイヤの軸にしっかりと組み込まれています。 この、2つのギヤがあれば、このおもちゃは、治ります。 そこで、おもちゃの製造会社の消費者相談室に、電話をしてみました。 すると、「同じおもちゃを送ります」という。 「外国で、製造・組み立てを行っているので、ギヤなどの部品は、ここには、置いてない」のだと。 やむをえず、その方法で、交換のおもちゃを、送ってもらうことにしました。 第三のタイヤは、このおもちゃの、一番故障のしやすい部分です。 わずか、2つの部品を、保管してもらうだけで、おもちゃの病院で、生き返ることができたのだけど、それが、かなわないことは、実に、残念なことです。 ものを大切に・・・、という考え方からすると、大いに、もったいないわけです。 お客さんとしては、壊れたおもちゃが、ピカピカの新品に生まれ変わるのですから、きっと、大喜びかもしれません。 ここらへんを考えると、ちょっと、複雑な気持ちでした。 「夢×挑戦ブログ」 の応援をいただいています。 |