「データはウソをつく」[2007年08月07日(Tue)]
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「データはウソをつく 科学的な社会調査の方法」(谷岡一郎著 ちくまプリマー新書)を読みました。
写真の画像がよくないので、わかりにくいですが、
帯には「だまされないために 自分で考え、判断する力をつけよう」とあります。
世の中には様々な調査結果が公表されていますが、それを鵜呑みにするととんでもない間違いを起こすことになるという問題提起がされている書籍です。
調査はその方法・分析の仕方などが変わると結果も当然変わってくるので、十分に吟味して調査する必要があるとの指摘です。
調査する側が意図的に数字を作り出すこともできるので、それにだまされないようにしなければいけません。
この本の中で注目したいのは「リサーチ・リテラシー」という言葉です。
「事実や数字を正しく読むための能力」でメディアなどのリサーチに対し「ツッコミを入れる能力」とのことです。
新聞やテレビ等の○○調査では、結果として出されている数字だけを知らされるので、どのようにして誰に対してどのような質問項目で行われた調査かはわかりません。
数字を出されると、「本当のこと」と思い込んでしまいますが、そこにするどくツッコミを入れる必要があるのですね。
子どもに関しての調査も思い出すだけでも、かなり怪しい調査結果が出ているような気がします。
その怪しい調査結果を鵜呑みにして子ども・若者バッシングをする大人の方々がいらっしゃるようです。
せめて子どもの支援者・サポートをする人は数字に惑わされないで、子ども・若者たちを信じて、子ども・若者たちの声に耳を傾けましょう
Posted by 管理者 at 18:19 | 事務局のつぶやき | この記事のURL | トラックバック(0)