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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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ブレア後の英米関係 [2006年09月10日(Sun)]
ブレア首相が来年の退陣を発表し、アメリカの国際戦略研究センターのデール(Reginald Dale)とロンドン・タイムズ紙ワシントン支局長のベーカー(Gerard Baker)が、9月8日と10日付のインターナショナル・ヘラルド・トリビューンとロンドン・タイムズでブレア後の英米関係を論じています。

デールは、アメリカは、ブレアという無二の友人と、アメリカの政策へのほぼ無条件の支持を失うことになり、これはアメリカの国際的信用に打撃を与えるだろう、と言っています。

またベーカーは、イギリス国内で反米感情が高まっているが、ブレアの後継者は、国民の反米感情に流された人気取りなどせず、アメリカを批判すべきところは批判しながらも、断固たるアメリカ支持の姿勢を打ち出すべきべきだ、と訴えています。

ヨーロッパの主要国の中で、これまでイギリスだけがアメリカの味方となって、その政策を軍事行動も含めて支援し続けてきました。またブレアは、イラク侵攻やテロ戦争において、舌足らずのブッシュの代弁役も務めてきました。それだけに、ブレアの退陣は、デールが言うように、米国の国際的威信をさらに弱めることになるでしょう。

そしてイギリスは、アメリカと最も密接な関係を誇る「特別な」同盟国ですが、ブッシュ政権のイラク政策が引き金となったイギリス国民のアメリカに対する不信や怒りは、今や恐ろしく深刻な状態になっています。ブレア首相の人気凋落も、こうした国民の反米感情と密接な関係があります。

一方、デールも指摘するように、後任の最有力候補であるブラウン蔵相は、ブレアと違ってカリスマ性や、世界を変えようという理想家肌の面はありません。またイギリス国民の強い反米感情もありますから、ブレア後のイギリスの対米関係は、少なくとも表面的にはかなり変わるものと思われます。

そして、イギリスの外交政策の機軸が揺らぐようなことがあると、イラクばかりでなく、イランやレバノン、さらにはイスラエルに対する欧米の政策にも影響する可能性があります。ブレア後が注目されます。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 14:30 | 欧州 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
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コメント
てきました。それだけに、ブレアの退陣は、デールが言うように、米国の国際的威信をさらに弱めることになるでしょう。
Posted by:christian louboutins on sale  at 2011年07月01日(Fri) 18:53