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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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シリア=イスラエル接近 [2008年06月25日(Wed)]
ワシントン・ポスト6月25日付で、コラムニストのDavid Ignatiusが、最近噂されているシリアとイスラエルの接近について、その何が真実なのか、どのような経緯で始まったかについて、各方面に当たって収集した情報をまとめています。

それによると、2006年の夏以来、イランの手先であるヒズボラが強大化し、そのことをイスラエルとシリア双方が心配しだした。そこで、先ずシリアがトルコの仲介を示唆し、当初懐疑的だった米国も敢えてそれに反対せず、結局、イスラエルの軍の強い意向により、イスラエルもこのシリアの提案に従った、

その背景には、シリアが米、仏、サウジによる孤立化政策からの脱出を望んでいたこと、他方、イスラエルは元々シリアとイランをから引き離すことを切望していた、ということがある。シリアをイランから離反させるのは、簡単ではないが、シリアは世俗国家であり、イランの神権政府を信頼しているわけではない、

また昨年、イスラエルがシリアの核施設を爆撃する事件があったが、これはイスラエルには自信を与える一方、シリアも、事件についてアメリカとイスラエルが沈黙を守ってくれたことに感謝している。それに、このシリア政権が事件後も維持されたことで、イスラエルはシリアを交渉相手として信頼できると思うようになった、と解説しています。

これは、実態も見通しもはっきりしない、シリア=イスラエル交渉について、イグネイシャスが各方面を走り回って集めた情報に基づく分析です。彼も指摘するように、最終的には、ゴラン高原の帰趨が問題の中心となるでしょうが、そこに至る段階において、イランの支援の下のヒズボラの跳梁に対して、イスラエルだけでなく、シリアも快く思っていないこと、シリアはイランと心中する気はなく米欧世界との関係正常化を望んでいること、などシリアの微妙な政治的姿勢がよくわかる解説です。
Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:04 | 中東 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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