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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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イラク新戦略の弱点 [2007年01月12日(Fri)]
ブッシュ大統領が発表したイラク新戦略の成否は、マリキ政権がどれだけ本気で多民族国家の建設に尽力するかに大きくかかっています。1月12日付けのロンドン・タイムズで、論説委員Bronwen Maddoxは、マリキは単に無能なのではなく、意図的にシーア派の国家を形成しようとしている、新戦略でイラク政府に課された役割をはたすとは思えない、と論じています。
 
新戦略に対しては、増派すればそれだけ米軍を狙った攻撃が増えるので逆効果だ、今必要なのは政治的解決であるのに、軍事的解決ばかりを求めている、増派は規模が小さすぎる、あるいは手遅れだ、新戦略は長期作戦を打ち出しているが、世論はそこまでついていかない、ベーカー委員会が推奨したシリアやイランとの対話を除外している、中東和平仲介に力をいれる様子がない、など実に様々な批判が出ており、中でもマリキ政権の弱さは多方面が指摘しています。

その中でマドックスの主張は、マリキは自らの弱い政治基盤を守るためだけでなく、政治的意図をもってわざとアメリカの戦略を妨害している、とする厳しいものです。
 
確かにマドックスの挙げるマリキの言動を見ると、マリキにはスンニ派も受け入れた国家を形成する度量があるとは思えません。ブッシュ政権もマリキにかける危険性は充分に理解しており、すでにPlan Bの検討が始まっているとも言われています。

その第一ステップはマリキ交替であり、既に後任にマーディ副大統領の名も挙がっていることから、その日はあまり遠くないかもしれません。もっとも首相交代で情勢が変わるという期待感があるわけではありません。
Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:45 | イラク | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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