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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
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『本音を申せば』小林信彦(文春文庫) [2008年04月30日(Wed)]

 「時代観察者」としての視点というのが、小林信彦という作家のキーワードだそうである。あとがきに書いてあった。フムフムそうか・・・。

 僕は小説家の小林信彦の作品はあまり読んでいないのでなんとも言えないが、随筆は大好きである。特に“芸”からみの随筆が大好きなので、この『本音を申せば』も中の一文「モンローの出現はショックではなかった」と「雁之助さんのような生き方」にひかれて買ってしまった。ちゃんと目次を読めばすぐに気づくのだが、これは世相批評の本である。

 こちらの一方的な思い込みで政治などは語らないと思っていただけである。2004年という小泉内閣で、中越地震が発生しイラクで人質事件が発生し「自己責任」論争が起きた年のクロニクルである。通読して今我々の周りで起きている問題の発端は、やっぱり小泉内閣にあったんだという事を再認識させてくれた。これだけでもこの本は読む価値がある。

 ただ、「モンロー・・・で、現在の人々は<伝説>をそのまま受け入れてるだけだ」と断定しているのは気になった。確かに時代観察者として同時代の人が感じたのだろう。それはこちらは知らないことなので、時代背景や周囲の状況が解らないと理解できない事はたくさんある。しかし、そんな前知識は全然なくても素直に感じ、そこから遡って時代背景などを知り、改めて伝説を語る一員になることは多い。でもそれは同時代の人が語った事を鵜呑みにしたわけではない。

 ある音楽愛好家がCDを紹介する文書で「どんな旧譜でも初めて聞いた人にとっては新譜である」と書いていたが、まさに至言だと思う。モンローの出ている作品ではなくモンローという女優にノックアウトされた人間は上の文章には疑問を感じるだろう。
制度改革 [2008年04月29日(Tue)]
 先日このブログに「やる気があるのか?!」と書いたところ、行政職員から反応があった。だいたいの反応は下記の通り。

 「居るよね〜。でもそんな人は絶対辞表は書かないよね」 

ところが、ある人間が

 「一つにはNPOが悪いよ。二足の草鞋ができるでしょ。自分の本来の仕事はしないのに、NPOで理事をしているとかして、いかにもいろんな仕事してます・・・みたいなアリバイが作りに使っているのもいるし・・・その活動の実態が見えなくてもとりあえず・・・」

 へんなところでとばっちりが来てしまった。まあ同意見は何度も耳にしたことがある。「それはNPO側の責任じゃないでしょ!」と答えておいたが・・・

 ところで、今行政職員のモチベーションはどのように上げる工夫がされているのだろうか?論功行賞?給与?昇進?(ほぼないでしょ?!) 仕事の充実感? なんかルーチンワークになっているようにも思うのだけど・・・ スクラップ&ビルドというけど、スクラップの占める割合が多いんじゃないのかな・・・ これってやりがいに直結するのだろうか? どちらかというと後ろ向きの仕事(に比重が傾いている)のように感じるけど、そうすることで行政サービスの向上や行政体の再建に直結していると思って仕事している人は少ないんじゃないのかな???

 少ない投資で最大限の成果をあげようと頑張っている人はたくさん居ると思うが、ビルドの領域が狭まっていくとドンドンきつくなっていくように思う。
 それは行政職員の企画力が落ちてきていると口にする40歳以上の仕事の出来る職員の嘆きにも直結しているのではないだろうか?

 再度言いたいのだが、モチベーションがあがる仕組みづくりがなされているのだろうか?

 NPO側には地位とか金銭とか昇進とかのインセンティブが薄い(したくても現実難しいという課題が実は大きい一面もあるのだが)ので、モチベーションを上げる事が大きなマネジメントの課題とされている。その一つが企画・立案→実行というプロセスへの積極関与なのだが、今の行政組織では難しい気もする。

 一部自治体では給与の一律カットも行なわれている。ますますやる気が削がれる(それでも我々NPO関係者の給与水準よりははるかに高いが)のではないだろうか? ビルドが牽制され給与もダウンでは他の方策を(まじめな人ほど)考えざるを得ないだろう。

 都城の冷たく燃えるボッケモンという行政職員が、四国に行ったついでに熱く燃えるへんこつ侍という行政職員に会いに行ったそうである
 
 この二人、実際に話をしたのはおそらく30分もなかったとおもうのだが、互いのブログや短い邂逅を通して互いに何かを感じているようである。その刺激が互いの仕事(行政サービス)に反映しているのだろうと想像しているのだが、お二人が外と高みを向いていればこその出会いであったのだと僕は確信している。

 倫理規定などという代物(決して悪いとは思わないが)で、行政職員は出会いの場や情報交換の場も狭められている。なんか真綿で首を絞められ続けているような気がしないでもない。でもそんな場の提供はNPOがすればいいし、時間をつくって参加すれば意識も変わってくるのではないのだろうか。

 そこで、給与のダウンを一律に行なう、代わりに就業時間を短縮し、あわせて行政職員のアルバイト解禁というのはどうだろう?

 寄らば大樹の陰的な職員はどんどんダメになるだろうが、実力と意欲のある職員は外に活路を見出すのではないだろうか? いろいろ公務員法など難しいのはわかっているが、民間活力の導入というお題目の上に、仕事や責任を転嫁する風潮を感じるので、制度改革というのであれば上記のような合わせ技も必用(生きる)な気がするのだが・・・。 
GWは西都原 [2008年04月28日(Mon)]
 いよいよGWが始まります。といっても小生ほとんどなにも変わらないんですが、とりあえず浮かれてみようかと思いますが・・・

 次女のマキタロウはGW中、部活となんか知らん事で一日も休みがないそうです。小生は今年はのんびりしてますが、でも家にはいないだろうなと思ってます。

 どこかに出かけようと思う人は西都原古墳群が絶対のお勧めです。

 今年もGW中は展望ラウンジにカフェがオープンします。今年は特に地元西都市の食材にこだわったメニューを提供します。とくにマンゴアイスはお勧めです。アイスだけじゃなくて・・・

 とにかく連休中は西都原に是非どうぞ。

 特別展「木と共に生きた人々」も開催中です。
アイム・ノット・ゼア [2008年04月27日(Sun)]

 いよいよ生きたボブ・ディランを映画化した『アイム・ノット・ゼア』が公開される。

 生きた伝説とか、ピュリッツアー賞の特別賞を受賞とかノーベル文学賞の有力候補者だとか、世の識者はいろんな事を言っているようだが、この映画にそんな事は関係ない。ボブ・ディランという天才ミュージシャンを感じる映画である。

 映画ではケイト・ブランシェットが本当にすごい!!

 キネマ館のスタッフ猫バスからこの映画やりたいんですけどと声をかけられ、是非見てくださいとプレス版を渡された。興行的にはきつい気もするんですけどとの声も聞いた。でも絶対にやるべきだと小生は強く主張した。

 ブルースをやるときの寂寥感、ロックをやるときの突き抜けた疾走感。なによりも映像をバックに流れる曲の持つパワーと存在感はすごいの一言。言葉を失ってしまう。
 小生、一応はディランのオフィシャルアルバムは全部持っている。日本公演の度に一度は会場に行っている。名盤『武道館』は会場で聴いた。そんなおいちゃんが改めて曲のすごさにうなってしまった。

 ROCKっていいよねという若者!ディランを聴け!! 拓郎や陽水や岡林や・・・なんでもいい。昔フォーク聞いてたよという親父!映画館に行け!!
宮崎NPOハウス物語(19) [2008年04月26日(Sat)]
 翌朝早速企業局の担当者にアポを入れて面談を申し込んだ。当然アポをとる際に質問内容を簡単に伝えたのだが、担当からの返答は鈍かった。

 「お忙しい時にすみません。独身寮につきましては前向きに検討しようと思っていますが、以前お話ししましたようにインキュベーション施設というかNPOの集合アパートのような物を考えていますが、企画書を作ったり理事会で報告するにも採算が未知数では事業が始まりませんので、実際の維持・必要経費を教えていただきたくてまいりました。何分このような分野は初めての事ですので、きちんとシュミレートしないといけないと思っていますので、よろしくお願いします。」

 担当者は独身寮最後の年のデータを持っていた。ちょっと待て!最後の年ということは入寮者も極端に少なかった年なので、高熱水費等はかかってなかったんじゃないの?と思いながら説明を聞いたのだが、その冒頭で

 「前にも言いましたが、独身寮の活用についてはまだ局内部でも決定されてるわけではありません。非公開資料というわけではないのですが、現時点では公開されなければならないという資料でもありませんのでそこのところは重々お含み置きください。ただ、文化本舗さんがおっしゃるとおり、事業展開に必用だという事は認識していますのでご提示いたしますが、くれぐれも活用は慎重にお願いしたいと思います。」

 なるほどね・・・。

 一応こちら側で考えていた項目についての収支はだいたいつかめたのだが、トイレットペーパーなど消耗品の金額が不明で、修繕費などは発生していなかった。築20年を過ぎた建物なので修繕費の発生が非常に怖いところなのだが、実際の契約内容などそもそも話題にものぼっていない状況で、建物の補修費の扱いなど突っ込んで聞ける話でもなかった。
 消防設備の点検や水質検査、貯水タンクの清掃など、思ったより維持費がかかっていたし、一般の電力使用料以外に動力電気(貯水タンクに水をポンプアップしていた)料が発生するなど想定外の費用も発生していた。

 企業局から教えてもらった費用を基に収益計算を再計算して資料を作り直して
理事会に臨んだ。

 理事会は各理事の承認を得て、拡大臨時理事会として開催した。

 NPOハウス設立という事業は、当時の文化本舗にとっては経費や採算性など未知数の部分も大きく、へたをすると今後の法人運営事態にも重大な影響も考えられるため、事務局のスタッフは全員参加とし、会員の中から他の施設管理の情報を持つものや、宮崎大学のN大先生、直前に迫っていた委託事業の仕掛け人のゴジラ後藤など、数名の論客にオブザーバー参加してもらい自由に意見を戦わせて文化本舗の方向性を検討する場として設定していた。

 代表の石田と僕の頭の中ではマラソン会議になる事を覚悟していた。
やる気があるのか?! [2008年04月24日(Thu)]
 念の為、これは宮崎県の話しではありません。昨日電話のあったNPO関係者の話です。

 今、今年度の企画公募の時期です。いろんな公募事業の案内が出てます。おいちゃんも今年度は西都市や西都のボランティア協議会となにかやりたいと思って、いろんな仕掛けをしたりしています。

 国の公募事業で、NPOと自治体が連携してというのがたくさんあります。そんな事業の募集要項を持って、関係者に「ダメ元でいいから企画を作りましょう。いい経験になるし勉強です」と言って回ってます。

 電話の話しですが、詳細は省きます。要はNPOと自治体の連携型公募事業の話しです。NPOと行政がともに企画を挙げる奴です。

 電話の主は自分たちの活動にピッタリだし、その事で自治体も予算的にも行政サービスの一環としても非常に有効な助成公募だという事で話しが出来ました。もちろんこれをやろうと言い出したのはNPO側です。ここが肝かもしれない・・・

 当然言いだしっぺの理事長は一生懸命企画書を書いて、自治体の担当者に提出したのだが、なかなか自治体分の企画が上がってこない。催促して出てきたのが、ペラ2枚のメモ書き程度(と友人は言っていた)の企画書。

 これでは絶対に審査に受からない。頭にくるやら、情けないやら・・・担当者は涼しい顔。「NPOさんで適当に修正していただいて結構ですから・・・」

 徹夜で自治体側の企画書を書いたらしい。

 一昔前、コンサルしていた時の経験で自治体職員が自分の仕事が増えるのが嫌で、国からの助成申請の情報を机の引き出しの奥にしまいこみ、提出期限の過ぎるのを待つという事を何度も見てきた。「国のこの事業を使って○○をやりましょう」と提案しても知らぬ顔・・・

 今地方の自治体はほとんどが財政難。住民サービスの向上どころか維持にも金策が大変なはずだが、予算減に文句は言うがどっかからお金を引き出そうと頑張ってるのだろうか?

 上記の場合は2者が合意して動き出した話しだが、「僕は僕の持分はとりあえずやったもんねぇ〜」では信頼関係などできるはずもない。

 全部が全部とは言わないがこんな行政職員がゴロゴロしてるのかと思うと、大阪の橋下知事に同情したくなる。悪いことは言わない。今の時点で身に覚えのある自治体職員は辞表を出して欲しい。
こいのぼりはケバケバシイ? [2008年04月23日(Wed)]
 
 京都市左京区の高野川に、毎年この時期に川面を渡して飾られ、地元の風物詩として親しまれていた交通安全祈願のこいのぼりが、河川敷の交通安全の横断幕とセットで掲げていたため、市屋外広告物条例で「広告物」とみなされ昨年から行なわれなくなっていたそうだ。 季節の風物詩のこいのぼり自体は規制の対象外だが、横断幕などを一緒に掲げると、こいのぼりも広告物とみなされ、色などの規制の対象になる。交通安全などの公共目的の場合は規制を受けないものの、「けばけばしくないこと」などの努力義務が課せられる。
 市市街地景観課は「こいのぼりは色鮮やかなので、公共広告物であっても色などが努力義務の対象になる」そうである。


 むかしむかし、この時期におじの住む大分市に車で向かうと、大分市内に入る前にこいのぼりの大群が川原を泳ぐ光景を楽しんだものだったが、最近はそのような風景を眼にする事はなくなった。
 こいのぼりが泳ぐ姿そのものもずいぶん少なくなったように思う。

 こいのぼりの起源は江戸時代に武家で男の子の出世を願って始まった習慣で、端午の節句の5月5日まで家庭の庭先で飾られた布などに鯉の絵柄を描き、風をはらませてなびかせたものだったそうである。

 子どもの頃に庭に竹を切ってきて立てて、こいのぼりを泳がしていたが、立てた竹の先が切ってあると
「ここん親は何考えちょっとやろかね・・・上に伸びる竹ん頭を切ったら子どもん成長は切れてしまうが・・・」
 という大人達の話を聞いたものである。
 これは日本を代表する風物詩でありこどもの成長を願う立派な文化だと思うが、広告物と判断する必要があるのだろうか?この場合は広告物なので文化ではないからという理屈で筋は通っているようにも思うがどうも納得いかない。

 あえて、文化を「けばけばしい」と誰が判断したのだろうか?と言いたい。 筋違いは承知で金閣寺の金はけばけばしくないのだろうか?
 そもそも文化に「けばけばしい」などと口を挟む行政的な理屈はいらない。判断基準とかみ合っていない事は承知であるが、どうしても(けばけばしい)と言いたければ「こいのぼり禁止条例」でもつくればすっきりする。
ありえない?!A [2008年04月22日(Tue)]
  
 次女のマキノスケのお迎えに学校に行った。ここ2・3日すれ違いが続いているので、まぁ罪ほろぼしもあった。

 学校に行くのに交差点で信号待ちしていると隣の右折車線に黒のベンツが停まった。なにげなく横目で見ると、ちょっと目を合わせると怖いかなぁ・・・という角刈りのお兄さんが、きちんとスーツを着て片手はハンドルを握っていた。

 ちょっと違ったのは、彼はまさにアメリカンドッグを口に入れたとこだった。しかもケチャップだけでからしは塗ってなかった・・・。

 どこのコンビニで買ったかは確認できなかったが・・・
ありえない?! [2008年04月22日(Tue)]
 今日買い物をしました。なにを買ったかはこの際関係ないのですが、5,250円でした。

 おいちゃんは財布が重くなるのがいやだったので、10,250円だしました。

 「すみませ〜ん。おつり切らしちゃって・・・

2,000円札2枚と500円玉2枚でいいですか?」

「・・・」
宮崎NPOハウス物語(18) [2008年04月21日(Mon)]
 「入居団体については今のところここまでなんだけど、この支出についてはどうやって考えたの?」

 石田の収支計算書では維持費もきちんと計上してあり流石ではあるのだが、裏付けが気になったので質問してみた。企業局の考え方は大規模補修等については所有者として責任を持つが、維持管理や小規模の補修など一切金を出さないというのが基本のようだった。

 「結局維持費が年間でどのくらい出てるかなんだけど聞いてないやん? 俺は一応このビル(キネマ館が入っているテナントビル)のテナント会の会長だから維持管理費なんかの概算はわかるのよ。それからビルメンテに必用そうな項目を抜き出して、一応考えてみたっちゃけど、これ師匠明日企業局に確かめてよ。俺は明日から例の環境のイベントの準備に入るから動けんちゃワ」

 結局裏付けがないまま、支出項目のチャックに移って二人してあぁでもない、こうでもない。これはこんな金額で済むやろかと数字を捏ね繰り回したのだが、

 「でも一番のネックはセキュリティーになると思うよ」と、石田が言い出した。

 「セキュリティーってなんよ? 項目にもあげちょらんやん。俺はあんたみたいに異国生活が長いわけじゃないから解るように説明してよ」

 「もう・・・日本語やろ? セコムにするか管理人を置くかでしょ。ここは言ってくると思うよ。だいたい独身寮だったから管理人が居たわけでしょ?一階の2部屋は管理人室になってたやん、気づかんかった?」

 「おれんとこは今借家住まいだから引っ越してこようか?家賃まけてくれれば家族で住むよ。管理人の人件費は勉強してやるよ。食堂でピアノ教室も出来るしいいと思わん?」

 「そうね。いいアイデアと思ってるかも知れんけど、さっきの試算きちんと見た? 一階部分で事業をやるわけよ、金を稼ぐわけ!その大切なスペースに師匠が住んだらどこで金を生むわけ?大体あれだけ窓があってあれだけ出入り口があったら相当な金額になると思うで」

 「みなとハウスは六本木のあの場所(六本木交差点近くの俳優座劇場の真裏にあった)にあって、一度浮浪者が廊下で寝てた事があっただけで事件は一度もないらしいよ。結局人が夜遅くまで常に動いてるから人の目という管理体制が出来てるようなもんさ。」

 「いや、それは事例は事例でいいけど、企業局がその説明では納得せんとじゃないと? もし、セキュリティー費用を計上したらとても採算はとれんと思うよ。そっちは明日友達に聞いてみるわ・・・」

 結局、机上の空論の域を出ていないのが本当のところだったが、翌日から維持管理費を企業局に聞きに行ったり、ビル管理会社の人間に大まかなところでいくら位の費用がかるかを試算してもらったりと、一挙に現実的な話へと進んでいった。

 問題は理事会だった。
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