宮崎大学の家畜、自主処分
[2010年06月13日(Sun)]
口蹄疫問題で、宮崎、都城、日向市と県は、公的施設の少なくとも計233か所を当面の間閉鎖している。
また、宮崎の夏をいろどるイベントも軒並み中止が決定されて、入梅と同時に宮崎の夏も終わった感がある。
そんな沈滞ムードの中、今日(13日)は感染疑いが確認された牛や豚が、ゼロだったとの発表があった。新たな疑い例がなかったのは発生初期の4月27日以来のことだそうだが、このまま終息してくれるように願うばかりだ。
そんな折に気になるニュースを読売新聞に見つけた。
宮崎大学(宮崎市の口蹄疫発生農家とは半径10キロ以内だとは思う)で、キャンパス内(多分農学部の?)の口蹄疫に感染していない牛10頭、羊8頭・山羊3頭の21頭を自主的に処分したそうである。
理由は宮崎市で口蹄疫が発見された為と、県内有数の畜産地帯である都城市から学生・職員を含め100人以上の通学・通勤者がおり、感染を未然に予防する為だそうである。
今回の口蹄疫の蔓延は未曾有災害であり、関係者は見えないウィルスという敵と必死の攻防戦を展開している。その怖さを知らない(どこまでわかっているかは自分でも正直疑問ではある)わけではない。でも・・・??という疑問が残った。
門外漢が口を出すことではないが、これは必要な措置だったのか?大学という専門機関が行なったことであり、正しい選択であったとして、では発表すべきことだったのか?何故発表したのか? 人の移動による感染拡大を防止する為の措置としての処分であれば、何故わざわざ発表したのだろうか。
集団ヒステリーに火をつけるようなことにならないのだろうか?
先日お会いした畜産農家の方から聞いた話だが、畜舎の前の小道を通学路にしている女子中学生が、豚舎の殺処分が終わり埋葬が終わった後に「おばちゃん、毎日この道を通ってるけど、私たちがウィルスを運んできたんじゃなければいいんだけど・・・」と暗い顔をして話しかけてきたそうである。「子ども達にそんな心配をさせていたかと思うと、申し訳なくて涙が出そうになった」と話された。
口蹄疫の被害は殺処分という目に見える被害ばかり大きく報道されているが、風評被害や心の被害というデリケートな問題も多く含んでいる。だからこそ慎重の上にも慎重な対応が求められているように思う。
また、宮崎の夏をいろどるイベントも軒並み中止が決定されて、入梅と同時に宮崎の夏も終わった感がある。
そんな沈滞ムードの中、今日(13日)は感染疑いが確認された牛や豚が、ゼロだったとの発表があった。新たな疑い例がなかったのは発生初期の4月27日以来のことだそうだが、このまま終息してくれるように願うばかりだ。
そんな折に気になるニュースを読売新聞に見つけた。
宮崎大学(宮崎市の口蹄疫発生農家とは半径10キロ以内だとは思う)で、キャンパス内(多分農学部の?)の口蹄疫に感染していない牛10頭、羊8頭・山羊3頭の21頭を自主的に処分したそうである。
理由は宮崎市で口蹄疫が発見された為と、県内有数の畜産地帯である都城市から学生・職員を含め100人以上の通学・通勤者がおり、感染を未然に予防する為だそうである。
今回の口蹄疫の蔓延は未曾有災害であり、関係者は見えないウィルスという敵と必死の攻防戦を展開している。その怖さを知らない(どこまでわかっているかは自分でも正直疑問ではある)わけではない。でも・・・??という疑問が残った。
門外漢が口を出すことではないが、これは必要な措置だったのか?大学という専門機関が行なったことであり、正しい選択であったとして、では発表すべきことだったのか?何故発表したのか? 人の移動による感染拡大を防止する為の措置としての処分であれば、何故わざわざ発表したのだろうか。
集団ヒステリーに火をつけるようなことにならないのだろうか?
先日お会いした畜産農家の方から聞いた話だが、畜舎の前の小道を通学路にしている女子中学生が、豚舎の殺処分が終わり埋葬が終わった後に「おばちゃん、毎日この道を通ってるけど、私たちがウィルスを運んできたんじゃなければいいんだけど・・・」と暗い顔をして話しかけてきたそうである。「子ども達にそんな心配をさせていたかと思うと、申し訳なくて涙が出そうになった」と話された。
口蹄疫の被害は殺処分という目に見える被害ばかり大きく報道されているが、風評被害や心の被害というデリケートな問題も多く含んでいる。だからこそ慎重の上にも慎重な対応が求められているように思う。