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ワクワク・ドキドキする感動を街の中でいっぱいしたい。
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「未来を写した子どもたち」 [2008年12月05日(Fri)]
 明後日、人権啓発のフォーラムでコーディネートを行う予定なので、事前にテーマである売春窟で生まれ育った子どもたちを追ったドキュメンタリー映画「未来を写した子どもたち」を見た。



 インドの売春窟で目に入るのは子どもたちの姿。その場所で生まれ育った子どもたちは外の世界を知らず、夢を持てず未来を描けない。

 売春婦たちの取材に訪れた女性カメラマンが、売春窟を取材するだけではなく子どもたちにカメラを渡し写真を教える。思い思いに写真を撮る子どもたちの作品は力強く感銘を受けた彼女は子どもたちに多くのチャンスを与えようと奔走し、彼らを売春窟から救い出そうと活動する。

 写真という表現手段(初めての自己表現であり、外の世界との接触でもあった)を手にした子どもたちの表情がすばらしい。

 印象的なシーンがあった。母親がお仕事をする時、子どもは家を追い出され屋上で遊ぶ。男の子は凧揚げをしている。空高く上がっている凧には糸がついている。

 10歳くらいの少女が言う。

「ママみたいな大人になるのが怖い」

「貧乏でも幸せになれる、受けいれなきゃ。悲しいことも苦しいことも人生だから」

 普通の映画館で上映される映画ではないだろう。まして地方都市の映画館ではとても採算はとれないと思う。
 もしこの映画に長蛇の列が出来たら気持ち悪い。もしこの映画に満杯のお客様が入る世の中ならそもそもこのような映画が作られるような現実は消えてしまっているだろう。
 
 だからこそ誰かがこの映画を上映する意義があると思う。
見舞いに行って元気をもらった [2008年12月05日(Fri)]
 「やっと来たが・・・手術から1週間過ぎるとよ」開口一番憎まれ口である。とんでもない親父である。見舞いに行った時にちょうど看護士さんを口説いてる最中だったようである。間が悪いときに見舞った自分を悔やんだがもう遅い。

 「あのね、この親父は手術後でおとなしくしてるだろうけど、危ないからね。男に対しては口より先に手が出るし、女性は3メートル以内に近づいたら妊娠させてたんだからね」と言ってやった。

 「昔のことやがね、変なこと吹き込むな、馬鹿が!!」

 僕の言ったことを否定はしない。自覚はあるらしい。

 「仲間っていいですね。信頼はできるけど信用したらいけない人なんですね!!」さわやかな笑顔で看護士は去っていった。

 いつものように馬鹿話が始まった。JAZZや映画の話、先日行った「カルメン・マキ」のライブでいかに板橋文夫のピアノがすごかったか・・・などなど。

 豊さんの本業はレントゲン技師である。それもとびっきり腕のいい技師である。定年退職していた元職場に入院している。当然自分の病状については熟知している。 

 「よく何%の確率とか言うけど、人の人生を確率で語るなって言うとよ、俺はね。だって生きてて、人はいつか死ぬわけやろ。それで言えば100か0しかないわけよ。だったら生きてるっちゃから何%じゃなくて可能性があればその時まで100%やろ。俺はそう思うとよ」

 豊さんありがとう。そして頑張れ!!
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