お盆の思い出
[2006年08月14日(Mon)]
お盆には地域によっていろいろな習慣がある。小生の実家、宮崎の国富町ではご先祖様のお迎えは14日の早朝にお墓に詣でる。昔は夜明け前に行ったらしいが今は夜明け後に行く家庭が多いようだ。迎え火が焚いていないとまだ墓参りに行ってないとわかるので、大叔父あたりから「はよ迎えに行かんと、親父が墓で待っちょっど」と怒られる。特に盆の間はチェックが厳しいのだ。
我が家では14・15の両日の献立は祖母から伝承され決まっている。14日の朝はお煮しめに漬物に寒天。昼はソーメン、夜は「冷や汁」という具合に決まっている。刺身やステーキが食べたくても、ご先祖様と同じものを食べるのでダメである。
いつか祖母に「時代も変わったっちゃから、ご先祖様も生きてる人間に合わせてくれが。もう俺の代やっちゃから盆の献立もかえていいやろ? 朝はトーストにコーヒー、ハムエッグ付き。昼はピザ。夜は鰻丼かステーキ。いいやろ。ばあちゃんもピザや鰻は好きやから、死んだらいつも煮しめじゃ飽きるやろ。」祖母は笑いながら「お前が家長じゃかい好きにすればいいっちゃけど、おれが死んでからにしちくれ」の一言。
明日はお茶の替わりにコーヒーをあげてみようかなと毎年思う。祖母が亡くなって5年が経つが、お盆の献立は替わっていない。
我が家では14・15の両日の献立は祖母から伝承され決まっている。14日の朝はお煮しめに漬物に寒天。昼はソーメン、夜は「冷や汁」という具合に決まっている。刺身やステーキが食べたくても、ご先祖様と同じものを食べるのでダメである。
いつか祖母に「時代も変わったっちゃから、ご先祖様も生きてる人間に合わせてくれが。もう俺の代やっちゃから盆の献立もかえていいやろ? 朝はトーストにコーヒー、ハムエッグ付き。昼はピザ。夜は鰻丼かステーキ。いいやろ。ばあちゃんもピザや鰻は好きやから、死んだらいつも煮しめじゃ飽きるやろ。」祖母は笑いながら「お前が家長じゃかい好きにすればいいっちゃけど、おれが死んでからにしちくれ」の一言。
明日はお茶の替わりにコーヒーをあげてみようかなと毎年思う。祖母が亡くなって5年が経つが、お盆の献立は替わっていない。