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2018年11月30日

2017年度 第15回オーライ!ニッポン大賞受賞者の紹介 ⑵

2017年度 第15回オーライ!ニッポン大賞の受賞者を紹介します。 

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【オーライ!ニッポン大賞】

A特定非営利活動法人 棚田(たなだ)ネットワーク(東京都 新宿区)
都市のチカラ部門

棚田を「記録する」「伝える」「交わる」「場をつくる」「つなぐ」「手伝う」 という視点で、棚田地域での農作業体験・援農活動や棚田の多面的な機能に関する普及啓発活動を実施しています。フィールドは静岡県松崎町(昔ながらの米づくり体験)、岐阜県恵那市(ヤマアカガエルの卵塊数を調査する観察会)、千葉県鴨川市(田植え・稲刈りの日帰り体験)など。環境関連の展示会に各地の棚田保全団体を誘って共同で出展し、棚田展示コーナーに来場する2千人以上の都市住民に棚田の魅力を紹介、棚田関係者同士の相互交流にも貢献。また企業のCSR活動に協力し棚田ボランティア活動のコーディネートも行っています。2017年秋に全国212箇所の棚田情報をまとめた書籍を出版しました。

3 村の伝統祭への参加.jpg

【オーライ!ニッポン大賞】

B南砺市商工会利賀村支部&慶應義塾大学牛島ゼミ利賀プロジェクト
(富山県 南砺(なんと)市(し))若者カツヤク・農山漁村イキイキ実践部門

高齢化、過疎化が進む地域に賑わいを創りだしたい農村側と過疎化産業史、経営史を学ぶ大学のゼミが協力して、学生が利賀村の生活や習慣を学びながら、都会の目線で利賀で面白いと思うことをプロジェクトにして実施しています。焼き畑での赤かぶ栽培、利賀の自然を楽しむツアーの企画・実施、利賀人の魅力発信ムービーの制作など毎年さまざまなプロジェクトを行っています。若者が「やりたい」と思える環境づくりを目指した結果、村の行事の参加者も増え、貴重な担い手として機能しています。学生等は500人来訪、民泊は17軒に増加、移住者は12組、22人になるなどゼミ生が通う結果として地域活性化につながるなど、今までにない若者との体験が山間地の人々を元気にしています。

「オーライ!ニッポン大賞」は、全国の都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取り組みを表彰し、もって国民への新たなライフスタイルの普及定着を図ることを目的として、オーライ!ニッポン会議(代表:養老孟司東京大学名誉教授)の主催で実施しているものです。
第16回のオーライ!ニッポン大賞は2018年11月末から2019年1月末日まで募集をいたします。

応募の対象は、都市と農山漁村の共生・対流に関する活動を積極的に実施し、地域の活性化や交流の拡大などに寄与している団体・個人の方々、そして都市と農山漁村双方の生活・文化を楽しむライフスタイルを実践されている方々です。全国各地で活躍する方々から自薦・他薦を問わず応募を受けております。

2018年度第16回のオーライ!ニッポン大賞応募に関するサイト
https://www.kouryu.or.jp/information/ohrai16th.html

posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:26| オーライ!ニッポン

2017年度 第15回オーライ!ニッポン大賞受賞者の紹介 ⑴

「オーライ!ニッポン大賞」は、全国の都市と農山漁村の共生・対流に関する優れた取り組みを表彰し、もって国民への新たなライフスタイルの普及定着を図ることを目的として、オーライ!ニッポン会議(代表:養老孟司東京大学名誉教授)の主催で実施しているものです。
第16回のオーライ!ニッポン大賞は2018年11月末から2019年1月末日まで募集をいたします。
審査委員会(審査委員会長:安田 喜憲 ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)で審査を行いオーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)他各賞を選考します。
応募の対象は、都市と農山漁村の共生・対流に関する活動を積極的に実施し、地域の活性化や交流の拡大などに寄与している団体・個人の方々、そして都市と農山漁村双方の生活・文化を楽しむライフスタイルを実践されている方々です。全国各地で活躍する方々から自薦・他薦を問わず応募を受けております。

2018年度第16回のオーライ!ニッポン大賞応募に関するサイト
https://www.kouryu.or.jp/information/ohrai16th.html


★表1 第15回受賞パンフ表紙03-16-201801.jpg
2017年度第15回オーライ!ニッポン大賞は、2018年3月26日に都内で表彰式が開催されました。
表彰式では、養老 孟司代表の基調講演ほか、今回受賞した方々による取り組みの一端のご紹介もありました。 表彰式の様子や受賞者の概要は、下記のサイトをご覧ください。
https://www.kouryu.or.jp/information/20180405_404/

平成29年度第15回オーライ!ニッポン大賞受賞者一覧

■オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)1件
株式会社 信州せいしゅん村 (長野県上田市)
■オーライ!ニッポン大賞3件
特定非営利活動法人 棚田ネットワーク(東京都新宿区)
南砺市商工会利賀村支部&慶應義塾大学牛島ゼミ利賀プロジェクト(富山県南砺市)
小浜市阿納体験民宿組合(福井県小浜市)
■オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞2件
WWOOFジャパン事務局(北海道札幌市)
 古屋でがんばろう会(京都府綾部市)
■オーライ!ニッポンライフスタイル賞5件
吉田光春(栃木県鹿沼市)
稲垣信志(富山県氷見市)
金城愛(愛知県東栄町)
辻本京子(愛媛県西予市)
中川孝(熊本県荒尾市)

01 せいしゅんむら(古民家農家レストラン).jpg
【オーライ!ニッポン大賞グランプリ】内閣総理大臣賞
@ 株式会社 信州(しんしゅう)せいしゅん村 (長野県 上田市(うえだし))
 農山漁村イキイキ実践部門

1998年地域住民7人が農村活性化を目的に集まり、2002年に農村のありのままの暮らしを体験する(農作業・自然散策・家庭生活を一緒に行う)『ほっとステイ事業』を民間事業として開始し継続しています。2006年からは海外からの農村体験ホームステイ受入を開始。特に台湾からの訪日学生の半数近くの2,000人弱をHSで受入。その他、世界20か国から大人や子供・家族を受け入れています。また立科町・茅野市を始め県下7地区で展開している長野県ほっとステイ協会を設立し広域地域振興として取り組み、全域の年間受入者数は約2万人。拠点施設「農家レストラン里の食」や「Gファーム」を営業しつつ、信州大学、県立病院と農村の癒し効果についての実証にも取り組むなど、農村地域を守るために都市生活者や企業とも事業を展開しています。
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2018年11月29日

第15回オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)を受賞した「信州せいしゅん村」


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第15回オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞)を受賞した「信州せいしゅん村」(長野県上田市)の小林一郎さんが信州せいしゅんむらを立ち上げた経緯から取り組みの内容を「外から来てもらえることで成り立つサービス提供型のわが農村へ」と題して「AFCフォーラム」2018年9月号「連載 地域再生への助走」のコーナーに執筆(P31)しています。内容は下記のサイトからご覧になれます。
https://www.jfc.go.jp/n/findings/afc-month/201809.html

小林さんは、2018年7月3日(火)開催の平成30年度第2回農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー【農業で食えなかった村が生き残る手立てとしてとったのは『ほっとステイ事業』】で登壇いただきました。ブレない地域づくりが印象的でした。
「AFCフォーラム」は、日本政策投資銀行が農林水産行政や農林水産政策金融の解説や議論の場を提供する機関紙として毎月発行しています。

第15回【オーライ!ニッポン大賞グランプリ】内閣総理大臣賞

株式会社 信州(しんしゅう)せいしゅん村 (長野県 上田市(うえだし))
 農山漁村イキイキ実践部門

1998年地域住民7人が農村活性化を目的に集まり、2002年に農村のありのままの暮らしを体験する(農作業・自然散策・家庭生活を一緒に行う)『ほっとステイ事業』を民間事業として開始し継続しています。2006年からは海外からの農村体験ホームステイ受入を開始。特に台湾からの訪日学生の半数近くの2,000人弱をHSで受入。その他、世界20か国から大人や子供・家族を受け入れています。また立科町・茅野市を始め県下7地区で展開している長野県ほっとステイ協会を設立し広域地域振興として取り組み、全域の年間受入者数は約2万人。拠点施設「農家レストラン里の食」や「Gファーム」を営業しつつ、信州大学、県立病院と農村の癒し効果についての実証にも取り組むなど、農村地域を守るために都市生活者や企業とも事業を展開しています。
https://www.kouryu.or.jp/wp-content/uploads/2018/11/dai15kai.pdf
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◆第16回オーライ!ニッポン大賞を募集します

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◆第16回オーライ!ニッポン大賞の募集
都市と農山漁村の共生・対流推進会議(オーライ!ニッポン会議) では、都市と農山漁村の共生・対流を促進するため、 「都市側から人を送り出す活動」、「都市と農山漁村を結びつける活動」、 「農山漁村の魅力を活かした受け入れ側の活動」等、優れた貢献のある団体を表彰する第16回オーライ!ニッポン大賞の応募を募集しています。
◆募集の対象
「オーライ!ニッポン大賞」(主に組織・団体)と
「オーライ!ニッポン ライフスタイル賞」(主に個人)の2種類。
◆オーライ!ニッポン大賞は、次の3つの部門
(1)学生・若者カツヤク部門
  30代くらいまでの若者の活躍によって推進されている活動。
(2)都市のチカラ部門
  都市側からの働きかけによって推進されている活動。
(3)農山漁村イキイキ実践部門
  農山漁村側からの働きかけによって推進されている活動。
◆オーライ!ニッポン ライフスタイル賞
都市部から移住したUJIターン者もしくは都市と農山漁村を行き来する2地域居住者等のうち、 農山漁村地域において共生・対流の活動に取組みながら、 魅力的なライフスタイルを実践している個人を募集の対象とします。

◆表彰の種類及び副賞
 表彰の種類、件数、副賞(相当額)
 オーライ!ニッポン大賞グランプリ(内閣総理大臣賞を申請予定)1件、20万円
 オーライ!ニッポン大賞 3件程度、5万円
 オーライ!ニッポン大賞 審査委員会長賞 5件程度、3万円
 オーライ!ニッポン フレンドシップ大賞 1件程度、5万円
 オーライ!ニッポン フレンドシップ賞 数件、3万円
 オーライ!ニッポン ライフスタイル賞 3件程度、3万円

※副賞は、一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構から贈呈されます。
 なお、副賞は現金の支給ではなく、共生・対流の推進に寄与する活動の
 経費の一部を助成させていただく形で贈呈されます。

 
応募内容や応募方法等の詳細は、こちらのURLをご覧ください。
https://www.kouryu.or.jp/information/ohrai16th.html
(応募用紙のダウンロードもできます。)

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 昨年度の表彰では、
グランプリ(内閣総理大臣賞)は、
ありのままの農村生活を体験プログラムに仕立てた日帰り農村体験
「ほっとステイ」や国内のみならず海外からの教育旅行の受入など
耕作放棄地の活用や農村の高齢者の居場所づくりにも貢献している
取り組み。

その他各賞では、
美しく多面的な機能を有する棚田を維持するための
都市からの支援(ボランティア)を集め送り込みや
企業のCSRとしての取り組みをつなぐ全国的な活動の
取り組み。

大学生の若い目線や自由な発想と農山漁村の人々の心の交流を
通して地域の課題解決の支援や学生の成長に結びつけ
SNSやYoutubeなどの情報発信により都市からの移住者の増加等
限界集落から源快集落への可能性を秘めたモデルケース。

漁村集落が一体となり漁業、都市農村交流、農泊事業に
取り組み、複数の収入源確保により後継者の維持と
地域の活性化を図っている取り組み。

自然に優しい農業を推進する農家の手助けと
農業や農村生活を体験したい人を繋ぎ、
相互の橋渡しを世界的なレベルで展開する取り組み。

農山村に伝わる食文化や農村生活の素晴らしさを
守り後世に伝えるために都市からのボランティアと
一緒になって限界集落を活性化させる取り組み。

またライフスタイル賞では、
家庭菜園から定年後には、本格的な農業や農家レストランなど
地域の自然や資源を活かしたライフスタイル。

農山漁村に移住した人の生活のモデルに半農半Xの取り組み
や若者が農村に移住し古民家を活用した農家民宿を経営し
地域のさまざまな人と交流し地域活性化に取り組む
ライフスタイル。
などが受賞の栄に浴しました。

このように、楽しみながら地域活性化を図っている地域や個人が
沢山選定されています。
皆様に活動をぜひ幅広くご紹介するためにも
ご応募お待ちしております。

(一財)都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)内
都市と農山漁村の共生・対流推進会議(オーライ!ニッポン会議)
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:39| オーライ!ニッポン

4.寄りあいワークショップの機能構造 5.地域再生の協働の仕組みと新たな行政システムの必要性

農山漁村地域(集落)の課題に対して、地域の住民が協働して取り組むための寄りあいワークショップの概要及び進め方を連載しています。

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4.寄りあいワークショップの機能構造
 寄りあいワークショップの3回の具体的な計画は、地域再生起動ステップガイドが作られている。
第1回で意見の地図を作り、第2回で資源写真地図を作り、第3回でアイデア地図を作る。これは課題の解の創造をしている。
これに並行して、意見地図で重要度の重みづけ、アイデア地図で取り組みの優先順位の重み付けを行うことで、意見の相場の形成ができる。相場が出来れば行動につながる。つまり、合意を促進する機能がある。
すなわち、課題の「解」の創造と「合意」の創造がセットになっていることがワークショップの重要なポイントである。
特に地域の中では、解が適切であっても合意が得られなければ実行に移せないので、正解にならない。逆に、合意が得られても解が適切でなければ成果が得られないので、これも正解にはならい。両者がセットになることが必須なのである。

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5.地域再生の協働の仕組みと新たな行政システムの必要性

 ワークショップでの実行計画を受けて、実行組織を作り、それを自治区の承認の下で進めていく。行政は地域経営の支援をしていく。そして、様々な関係者を巻き込んでいく。ここで重要なのは、地域の実行組織とリーダーが地域経営と実行の手綱をとることにある。
このようなシステムを作るためには、新たな行政システムの確立が必要となる。つまり、住民が主役で行政が支援役である。行政がワークショップを設営する。住民はワークショップによって計画の立案をし、実行組織を立ち上げて、実施計画を立てて、実施をする。これに対して、行政が「地域づくり支援員」を配置する。この制度は和歌山県の制度である。行政の縦割りの組織をまとめて実行支援する。
このようなワークショップを運営するファシリテーターや行政、NPOやテーマのプロといった人たちは触媒役になる。従来はこのような人たちが地域開発の主役になっていたといっても過言ではない。
なお、ワークショップの設営・提供は、「ソフトの基盤整備」事業に位置づくと考える。行政事業は今後このようなソフト事業に力を入れていくことが求められる。

★地域再生のための寄りあいワークショップについて、考え方、具体的なやり方などをご紹介してきました。さらに詳しく知りたい方は、以下の本をご参考までご紹介します。

〇 地域再生入門 寄りあいワークショップの力
(山浦晴男 著 ちくま新書) 2015/11/5発行
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068644/

〇 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル
(山浦 晴男 著 朝日新聞出版社)2010/6/18発行
  https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11650


posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:07| 住民主体のワークショップ

3.寄りあいワークショップの「地域再生の原型モデル」

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前回は寄りあいワークショップのやり方について説明しました。
今回は、地域再生のための寄りあいワーククショップに取り組んだ和歌山県の事例を取り上げます。

和歌山県田辺市龍神村で考えると、コンセプトが「龍神村をなくしたくない」となる。
寄りあいワークショップの開催にあたり、旧村なので範囲が広いので3地区に分けようと提案したが、分けたくない、龍神村の名前をなくしたくないと住民から言われたため、1つの地区で行った。ここから「龍神村」ブランドの構築がビジョンとなった。
地域再生の起点は、地域にあるモノ・コトになるが、この地域の資源として、里芋(モノ)を栽培しており、煮て食べるとおいしい(コト)。これを起点に、焼酎にしてはどうかということになった。さらに、里芋のコロッケ、里芋汁も商品となった。商品だけでなく、稲の色で温泉マークを描き出し、アートづくりに発展している。これらは新しい価値の創造へとつながっている。
この取り組みの推進力は、地元住民とU・Iターン者、高校生などの協働の力である。伝統と革新の連携、異質の連携がなされている。
ここに地域再生の原型モデルを見ることができる。
なお、当初平成21年には20戸の参加であったが、平成26年には、126戸が参加するまでに拡大している。
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 このように、寄りあいワークショップは、住民主体にアイデアを考え、課題に対する対応策の合意を同時に図っていくものです。初めに何か決まったことがあるのではなく、住民自らが意見を出し合い、実施にむけて意見相場の形成を図るというものです。そのことにより住民自身のやる気が醸成されることになっていると感じています。

★次号は、4.寄りあいワークショップの機能構造を紹介します。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 09:34| 住民主体のワークショップ

2018年11月28日

2.地域再生の実践方法―寄りあいワークショップのやり方

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前回に続いて、(有)情報工房の山浦晴男先生の寄りあいワークショップの話。
具体的な進め方について、山浦先生はこう語っています。

ニックネーム、じゃんけん方式を採用している。
分かりやすいようにじゃんけんに例えている。
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第1回ワークショップは「じゃんけんの準備」で、住民自ら課題の発見をする。地域の悩みや問題、将来地域をどうしたいのかということを意見交換し、意見の地図を作る。出された意見の中から、最も重要なものに5点、4,3,2,1点と全員に投票していただく。そして、上位5項目を重点課題とする。
それを受け、課題を解決するために、今あるものを探す、資源探し。資源や改善点を写真に切り取ってきてもらうことから、「チョキ」。

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第2回のワークショップでは切り取ってきた様々な写真を利用して、ジグソーパズルのように組み立てて地域の状況を掌握する。握ると書くので「グー」の場面。


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第3回目には、最初の重点課題を解決するために第2回で把握した地域にある資源や改善点を使って何をしたら良いのかアイデアを広げることから「パー」の場面。地域再生のために小さな産業作りをはじめ、さまざまなアイデアをイラストに描いて持ち寄ってもらい、みんなでアイデア地図を作成。これらのアイデアのどこを優先的に取り組むかの優先度の評価をする。優先度の高いところについて、取り組みの難易度、実現の目標時期、誰が行うのかの実行主体をみんなで見定めて実行計画を作る。
そのうえで、組織を立ち上げて、住民の手によって実践をし、実践の取り組む様子、結果、成果を写真にとって検証する。
このようなサイクルを地域の中に作り込んでいくという考え方。重要なのは外の専門家に頼るのではなく、住民の創造性の発揮を支援することである。
なお、実行計画の立案で注目すべきは、誰が行うのかの実行主体として、住民と行政と両者の協働の3つに分けるが、優先度上位10項目のうち「行政」が行う欄に印がつくのが3割にならない点である。大半が住民主体か、住民が主体となって行政と協働で取り組むという計画になる点である。
これによってはじめて住民主体の地域再生が起動するとみている。

★次回につづく

※山浦先生は、川喜田研究所でKJ法の研究と普及に20年間従事した後、情報工房を設立。
住民主体の地域づくり(再生)活動のアドバイザーとして、中央省庁や全国各地の自治体等から招請に応え、地域再生ワークショップの実践や質的統合法(KJ法)を用いた『地域再生』の手法を学ぶ指導者育成に各方面から高い評価を受けている。地域の“げんき”、企業、行政、医療福祉の“げんき”、大学の“げんき”と3つ元気づくり支援を通して、「野外科学とKJ法」を継承し、日本を“げんき”にしていきたいと願い活動している。地方再生の寄りあいワークショップは、和歌山県や徳島県で実施し成果を上げている。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:43| 住民主体のワークショップ

1.日本の地域は、課題の「解」の創造と「合意」の創造をセットにしないと動かない。

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2016年春に、まち・ひと・しごと創生本部の「地域の課題解決のための地域運営組織に関する有識者会議 (第2回)」というものが3月25日(金)17:00〜19:00於:中央合同庁舎8号館8階特別中会議室で開催され、この会議で、地域再生のワークショップの大家である山浦晴男先生が内閣府から参考人として呼ばれ、地域再生のための寄りあいワークショップの手法を説明しています。
(有)情報工房の山浦晴男先生が進めている地域再生ワークショップのテキストも公開されていますが、座長の明治大学農学部の小田切徳美教授等有識者との意見交換のなかで、地域を再生するための寄りあいワークショップとはどのようなものか、理解促進のために参考まで意見交換の内容を抽出します。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/chiisana_kyoten/rmo_yushikisyakaigi/h28-03-25.html
(このサイトから山浦晴男先生の資料がダウンロードできます。)

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1.地域再生の原理―地域自治組織の再構築
 結論から言うと日本の地域は、課題の「解」の創造と「合意」の創造をセットにしないと動かない。
今まで離島に20数年関わり、現在は和歌山県のむら機能再生支援事業に10年間取り組んできた。10年間で52地区取り組み、ソフトの事業を行ってきた。農業農村整備課の評価では、半分の地域が再生軌道に乗ってきている。ただし、華々しい成果を上げている訳ではないが、どの地域でも立ち上がるための方法論が必要だということで取り組んできた。
地域を取巻く環境の変化に対応できていないことが最大の要因である。伝統の力である「自治区役員組織」の力はしっかりしているが、環境変化に対応できていないので課題ができてしまった。
環境の変化に対応した新たな課題への対応をする。そしてその解決の方向に向かうため、新たな「課題解決組織」を作る。その組織によって「地域ならではの新しい価値を創造」していく。これができれば、地域は再生していくのではないかと思っている。「伝統の力」と「革新の力」を両輪にして自治コミュニティの再構築を図る。そして、地域ならではの新たな価値を生み出し、「Uターン者の呼び戻し、継承」をする。「Iターン者の呼び込み、受け入れ」をする。そういった仕組みを作ることによって地域は再生していく。

山浦先生は、川喜田研究所でKJ法の研究と普及に20年間従事した後、情報工房を設立。
住民主体の地域づくり(再生)活動のアドバイザーとして、中央省庁や全国各地の自治体等から招請に応え、地域再生ワークショップの実践や質的統合法(KJ法)を用いた『地域再生』の手法を学ぶ指導者育成に各方面から高い評価を受けています。
 過疎が進行する村では、中学生の総合学習を指導し、寄りあいワークショップ方式で生徒と一緒に地域再生を考える課題解決学習を行っています。
 また、東京農工大学「農業環境工学特別講義」「農村計画学演習」、千葉大学大学院看護学研究科特命教授、名桜大学「看護学研究方法論」、明星大学「人材教育論」、北陸先端科学技術大学院大学「知識創造論」などで非常勤講師として指導するなど、地域の“げんき”、企業、行政、医療福祉の“げんき”、大学の“げんき”と3つ元気づくり支援を通して、「野外科学とKJ法」を継承し、日本を“げんき”にしていきたいと願い活動しています。


つぎへ続く
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:55| 住民主体のワークショップ

2018年11月27日

0.【地域再生入門】寄りあいワークショップの力(山浦晴男著)

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地域再生や地方創生のセミナーを企画したり参加したりしていると、必ず課題になるのが、誰がやるのかという話。
啓蒙的な考え方や実践手法の講座も大事だが、いざ地域の現状に即した取り組みをデザインしようとすると必ず、人がいない、リーダー不在、人材育成が必要という議論になります。それはその通りですが、ここで思考や動きをストップすると、結局コンサルタント頼りの悪循環に陥ります。
そこで、山浦晴男先生は、住民が自分の地域のことを自ら考え、立ち上がるためもの「寄りあいワークショップ」の手法を公開し、実際に各地で指導をしています。
 全国どこでも、だれでも実践できる(特別なリーダーがいないという地域でも住民自身がやる気になる)ためのワークショップです。
 山浦先生曰く、やる気になる(実際に動き出した地域の)打率は5割です。
都市農山漁村交流活性化機構では、徳島県からの相談により平成25年度から山浦先生と一緒に徳島県の山村集落の活性化に、この寄りあいワークショップを取り組んでおります。
 ちくま新書の「地域再生入門」寄合いワークショップの力にも紹介されています。
平成25年度徳島県で実践したワークショップは、阿南市の加茂谷でした。
 
加茂谷の集落の皆さんは、このワークショップを経て、自ら地域の再生に取り組み平成30年度には、内閣官房と農林水産省が実施している地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良事例を選定する「ディスカバー農山漁村(ふるさと)の宝」第5回選定において、32地区の一つとして全国の取り組みの中から選定されました。
ディスカバー農山漁村(ふるさと)の宝」第5回選定
https://www.discovermuranotakara.go.jp/sentei/oubokekka/

ワークショップの結果、空き家の活用や農業を発展させるために、産直市などを手掛けよいうと
実行計画をまとめた加茂谷の皆さんは、その後着実に取り組み、成果としては、平成27年度から毎年若い家族が1組ずつ移住し、平成29年度までには合計で13家族、52名が定住し、さらに農産物直売活動に取り組み、交通の便が悪い地域における経営スタイルを確⽴し、売上は約300万円から約5,800万円に増加。(H26〜H29)
お見事!!
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:31| 住民主体のワークショップ

日本最大級の川中島。無人島の農地で栽培する「冬野菜」


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徳島県の吉野川の「沈下橋」を渡ると、広さが約500ヘクタールもある川中島の「善入寺島」に行くことができます。善入寺島は、日本最大級の川中島。国土交通省の管理する無人島の農地です。この島では、徳島県における水田農業の特徴である「冬野菜産地」として農業を行っています。吉野川沿いは、冬春ニンジンが盛んで、かつては人参御殿がたつほど高収益でした。吉野川の輪島(川の中にある島)である「善入寺島」の葉物野菜他徳島県は冬野菜(ニンジン、ブロッコリー、ほうれんそう、さらに野沢菜)が作られています。6本の沈下橋があり、四国霊場10番札所から11番札所へと向かう遍路道もあるそうです。写真の沈下橋を渡った藪の裏側に広大な農地が広がります。
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「善入寺島」は、「冬野菜産地」として農業が盛んです。訪れた1月の半ばには、キャベツを作っていました。吉野川は、徳島県下には、雨が降っていなくても上流の愛媛や高知が大雨だと氾濫するくらいの暴れ川で有名です。冬の冷たい風が吹く中ですが、農作業をする人が多くいました。吉野川流域は洪水が起こると何もかもが流されてしまいますが、徳島県の立地条件と昔から大阪との商売も盛んであるため、機を見るに敏という感じの農業経営が行われています。洪水の反面、肥沃の大地をもたらす吉野川と大消費地に近接しているため、労働の努力が成果にすぐに結びつきます。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 10:10| 日本のふるさと

2018年11月26日

徳島の農業は知恵と努力の成果

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イチゴは、果樹ではなく実は野菜(甘いから果実的野菜と呼ばれる)だそうです。赤い実は、実はめしべの土台となる花托というもので、その花托の上にある黒い粒粒が種。日本の主生産地は、栃木県、福岡県、熊本県、静岡県、長崎県がベスト5。徳島県は生産量では上位にははいっていませんが、徳島県佐那河内村でつくられている「ももいちご」は1粒1000円もする高級品です。今、徳島県の試験場で開発しているのは、「阿波ほうべに」流通にも優れ、病気にも強いということで、将来が大いに期待されています。量ではなく質で勝負するためには、たゆまない品質や品種の改良が勝負となるのでしょう。大消費地関西(大阪)に近い徳島県は、端境期や市場ニーズに合致した産品づくりが、なかなか巧みです。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 18:49| 日本のふるさと

2018年11月22日

SDGsって何?

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最近あちらこちらで見聞きする「えすでぃーじーず」。
Sustainable Development Goalsの略称で日本語に直すと「持続可能な開発目標」となり、2015年の国連総会において全会一致で採択された行動計画のことです。
途上国だけでなく先進国も含めた全ての国連加盟国が達成すべき目標として、貧困や格差をなくし、持続可能な社会を実現するために2030年までに世界が取り組むとされています。
具体的には、「貧困」「気候変動」「住み続けられるまちづくり」など17分野からなり、「妊産婦の死亡率を出生10万人あたり70人未満に削減する」「小売り、消費段階での食料の廃棄を半減させる」といった169の具体的な目標が盛り込まれています。
国際的な約束事なので、外務省のWEBサイトには、【持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。】と記されています。
このアジェンダ基本理念には、「誰一人取り残さない」との重要なキーワードがあります。過疎高齢化少子化、限界集落など農山漁村地域振興にとっても重要な考え方が含まれています。
農山漁村地域とSDGsの関係では、17分野のうち、自然資源として2番の飢餓をゼロに、の食料安全。6番の安全な水とトイレを世界中に、の水と衛生。13番の気候変動に具体的な対策を。14番の海の豊かさを守ろう(海洋資源)。15番の陸の豊かさも守ろう(陸上資源)が関係しますが、その他の分野も間接的に関係することが考えられます。
気候変動については、昨今ニュースを賑わしているアメリカの森林火災を見ると重要性が理解できると思います。安定した食料資源を維持するためにも自然資源の環境を維持する上でも自然資源を中心とした農山漁村地域の支援や連携が求められるところです。森林資源を維持するための森林ボランティアによる森づくりは進みましたが、耕作放棄地対策などは、まだこれからです。環境にやさしい農林水産物についても消費者の購入など都市との連携がますます求められてきています。小規模な農林水産業については、コミュニティビジネスなどによる活路も必要となっています。自然資源である農林水産業が安定し安全な食糧を安定して提供するためには、都市住民と企業と農林水産分野の連携が益々重要となっていると思います。
農山漁村地域の再生可能エネルギーの開発利用、環境の保全とともに農林水産業のソリューションの開発、健康的なライフスタイル実現などフィールドとしても期待されており、さまざまな関係者との連携促進により創造性とイノベーションを発揮することで、市場規模は 12兆ドル(1,300兆円以上)とも言われています。
例えば、三重県では、全国の企業と農山漁村をつなぐ「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」に取組んでいます。
 耕作放棄地対策をどうするか?地域行政だけでなく、個人として対策する事例として、当機構が12月5日に開催する農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーは、定年退職後のライフスタイルとしてもソーシャルビジネスやCSRを推進する関係者にとっても、持続可能な社会・地域づくりを考える上で参考になるのではないかと思います。

12/5【夢見た農村風景を耕作放棄地に実現!】農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー
開催日 2018年12月5日(水) 13:30〜16:30
申込URL https://satomono.jp/tour-seminar/2826/
【講師】潟Iリーブファクトリー代表 中川 孝 氏(熊本県荒尾市)
【日程】2018年12月5日(水) 13:30〜16:30
【参加費】2,000円
【主催・場所】一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 会議室

〇 三重のふるさと応援カンパニー推進事業の取組について
 http://www.pref.mie.lg.jp/CHIIKI/HP/73178006991.htm

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posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:30| 犬も歩けば棒に当たる

2018年11月21日

温暖化防止にも一役、間伐対策と古民家農林漁家民宿で地域を活性化

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山村地域の課題の一に木材価格低迷による森林の整備が放棄されつつある状況がある。林業活性化のために、間伐を利用した薪ボイラーを導入した道志村の木の駅プロジェクトは、温暖化対策と森林の整備と都市との交流の3つを繋ぐ取り組みである。
道志村は、神奈川県と県境を接する山村地域。道志川沿いに村地が展開する狭い土地に9割を超える森林を有する。
木の駅プロジェクトとは、高知県のNPO土佐の森救援隊がNEDOと連携して林地残材収集システムの一部を社会実験の研究成果によって大規模プラントがなくても全国どこでも導入できる形にして移築する試み。森林整備と地域経済の活性化を目的とした事業。
形質が悪く市場価値の低い丸太をC材と呼ぶが、多くの山村で搬出されずに林地に放置されている。このC材を森林所有者や森林ボランティアの方々が気軽に木材を搬出して収益を得ることを可能にした仕組みが木の駅プロジェクト。
2mより短い木でも軽トラに乗せて『木の駅』に出せばお小遣いになる」という仕組みの構築により小規模自閥林家の人が山に放置されている残材を搬出するのを支援すると同時に、支払いを地域通貨で行うことで、地域経済の活性化を図ることを狙いとしている。
切り出した間伐は、貯木され、町営温泉施設で、gasifire(株式会社アーク)というバイオマス化燃焼ボイラーを使用して間伐材を燃やして温泉を温めている。町営温泉施設は集客も好調だ。
道志村は、明治30年から横浜市の水源地となっており、民有林の概ね半分が村の面積の約3割が横浜市の水源森として管理されている。横浜市との姉妹提携の縁もあり、林業ボランティアも多数横浜市から訪問し活躍している。
道志村では、平成23年度の道志村の予算一般会計19億円強、そのうち、道志の湯改修工事費7700万円、薪ボイラー設備整備工事費4600万円を当て導入した。
道志村では、「日本一の水源を守り、育む、交流・循環型バイオマスの郷づくり」をテーマに森林ボランティア、グリーン・ツーリズムまで多様な取組を展開している。
道志川に沿った狭い土地しか無い道志村では、農地も少なく、自然と農家民宿が交流事業の重要な担い手となっている。
農林漁家民宿「北の勢堂」は築170年の古民家。家業は林業。先代が旅館を開業し、現在は農林漁家民宿として運営している。農家民宿の食事が売り物で、炭火で焼いたイワナの塩焼き、道志村では特産品開発にも注力している。村自慢の豚肉を使った焼売を農家民宿で食べられる。
間伐材の活用には、都市からのボランティアが活躍。この取り組みを推進しているのが、NPO道志・森づくりネットワーク」。山村地域に賦存する再生可能エネルギーの活用と都市との連携は、林業をかかえる多くの山村のモデルである。

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posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:16| 日本のふるさと

この方式が主流になれば、林業で100万人が働くのも夢ではない。 NPO法人 土佐の森・救援隊 理事長 中嶋健造 氏

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中島氏は、地域や集落の山を自分たちで整備し、木材を出荷して収入を得る人たちを自伐林業と考え、人任せにしない自立経営型林業の「土佐の森方式(C材で晩酌を!、自伐林業方式)」を実施することで、日本でも土佐の森方式が主流になれば林業従事者100万人も夢ではない。これからは自伐林業、自伐林家的林業、自伐林家的森業だと言っています。
この自伐型林業は、林地残材や切り捨て間伐材を燃料に利用するための収集運搬業に必要な軽トラとチェーンソーがあれば可能です。大型機械が不要なので副業として簡単に参入できることから、農山漁村への移住を考える若者の仕事としても有力です。既に高知の山村では都市から移住した若者が自伐林業を展開しています。
先進国、ドイツ林業も自伐林業方式で、45万の林業事業体が存在し、100万人の林業従事者がいるそうです。その45万事業体のほとんどが個人事業体(自伐林家)で、この自伐林家の6割以上が農家の副(複)業で、農家民宿や酪農が多いとされています。
中島氏は、これまでは小規模故に、大規模化の流れの中に埋もれ、林業政策からも除外されてきた。だが、研究開発により、地域住民や山林所有者で対応できる適正な技術・手法であることが証明されてきた。低投資・低コスト故の参入容易性、農家や定年退職者、女性などの参入対象者の拡大、生業として成立する可能性、収益性、永続的な森林経営、環境保全性──。どれも現行林業をはるかに上回る成果が出ている。特に森林面積当たりで養える就業者数は現行林業の10倍以上であることが分かってきた。これらの成果は中山間地域の生業スタイルを一変させ、若者が林業を経営する状況を創出できることを証明しつつある。自伐型林業を各地で展開できれば「地域創生」の大きな武器になることは間違いない。自伐型林業を始める若者は急増している。企業との連携も芽生えている。さらに広がりを加速させるために自伐型林業推進協会を立ち上げた。自伐型林業がまだ広く知られておらず、既得権益者との調整などの課題も多いが、普及のために多方面と連携していきたいという中嶋氏の自伐林業推進の取り組みは林業の可能性を感じます。
素人の都会人が自伐型林業で、生活が成り立ち、各地で新たに自伐に取り組む若者等が増えていること。また、新規参入するためには、切り捨て間伐材等を燃料に利用するための収集運搬業に必要な軽トラとチェーンソーがあれば、即可能であることなど。農山漁村への移住を考える若者の仕事としても大変有望でかつ、実現性が高いと思います。

中嶋さんは、2006年の第4回オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞、2012年の第10回オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞受賞と2回受賞しました。
NPO法人 土佐の森・救援隊 https://mori100s.exblog.jp/
NPO法人 自伐林業推進協会 https://jibatsukyo.com/

※自伐林業にご関心をお持ちの方は、下記のサイトをご覧ください。只今フォーラムの参加者を募集しています。
【森林資源利活用フォーラム 〜板倉構法での家づくり&自伐型林業〜】
日時:2018年12月8日(土)14:00〜17:00(受付開始13:30)
場所:ハロー貸会議室上野
住所:〒110-0015 東京都台東区東上野3-37-9 かみちビル5階
募集サイト http://chikyunoshigoto.com/forestresources-forum
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:32| オーライ!ニッポン

オーライ!ニッポン大賞 ライフスタイル賞を受賞した富山県氷見市の稲垣信志さん

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第15回オーライ!ニッポン大賞 ライフスタイル賞を受賞した富山県氷見市の稲垣信志さんは、地域おこし協力隊を卒業し農業を中心としたNOMACHI(ノマチ)という半農半Xの会社を経営しています。
稲垣さんは、農業を中心にした年収250万円で移住者が暮らせる環境づくりを目指しており、自分の活動が中山間地域の移住を希望する人の生活モデルになることを狙っています。
そんな稲垣さんは、集落が元気になるために、地域の人々自身が主役となってメディアへ露出するというのをプロデュースしました。具体的には、財政支援を受けずに独自に動画を作成し発信しています。
その動画撮影様子をNHKや地方テレビ局が関心を持ってとりあげ、地域の婆ちゃんたちの変化を取材したいと申し出てくれたそうです。
その取材の様子を稲垣さんはブログから発信すると同時に、作成した動画をYou-Tubuにアップしています。
ぜひご覧ください。

11月13日(火)18時15分からのNHKとやま_ニュース富山人で、DA PUMPのU.S.Aの替え歌動画の裏側・地域の変化について取り上げられた。
https://www.nomachi.info/blog/16989?fbclid=IwAR1LIz552-klyqyFBwh4oUF0VMIOmBGMAODXMrillW3OHT8YXKBh3gnGiBQ

チューリップテレビの、2018年11月5日(月)18時15分からのニュース番組N6に氷見市の農村活性化で作ったDAPUMPのU.S.A替え歌「こらえよ氷見!」が放送されました。
https://www.nomachi.info/blog/16989?fbclid=IwAR1LIz552-klyqyFBwh4oUF0VMIOmBGMAODXMrillW3OHT8YXKBh3gnGiBQ

稲垣さんのFacebook
https://www.facebook.com/Nomachi-旧氷見市地域おこし協力隊稲垣信志-1250334365040845/

稲垣さんが作成した動画は、以下で見られます。
https://www.youtube.com/channel/UCRm4KyXSb5mkSH5sfpsrSsw
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2018年11月20日

加茂谷へんろ道の会主催「四国遍路道フォーラム2018」開催案内

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徳島県で最も長く、水質のきれいな川といわれる那賀川が流れる徳島県阿南市加茂谷は、1,400kmある四国88ヶ所巡りの20番札所鶴林寺から21番札所太龍寺、22番札所平等寺にいたる南北朝時代の丁石が15基現存する最古の遍路道がある。
この遍路古道の復活や遍路道の保全・整備、遍路道マップや広報誌の発行、会員ガイドによる遍路道ウオーキングイベント開催しているのが、加茂谷へんろ道の会である。
遍路と言えば、お接待。地域再生ワークショップで訪問した冬の入口時には、今も変わらず加茂谷では、みかんなどがお接待として提供されていた。当地にあるお松大権現「猫神さま」は、勝負事の神様として受験生の祈願も多い。

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「四国遍路道フォーラム2018」は、2018年12月2日(日)午後1時半からを市文化会館で開き、担い手の確保につなげたいという国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産の熊野古道(和歌山県など)での道の保全活動についての講演や、加茂谷地区での活動報告、外国人から見た四国遍路の魅力がテーマのディスカッションを行う。定員150人、参加は無料。
参加希望はメール kmdhenromichi@gmail.com)
または、FAX0884―25―0034で申し込みを。

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posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:39| 日本のふるさと

2018年11月16日

【まだまだ若いものには負けられない!素敵な仲間と美味しいトマトで地域再生!】

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辻本京子さんご夫妻は、2018年11月17日(土)18時からの
テレビ朝日系列の人生の楽園に登場します。
https://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/

【まだまだ若いものには負けられない!素敵な仲間と美味しいトマトで地域再生!】
企業組合遊子川 ザ・リコピンズ代表理事 辻本 京子 氏(愛媛県西予市)
2018年11月17日(土)18:30〜
テレビ朝日系列「人生の楽園」に辻本さんご夫婦が登場します。

平成30年10月4日(木)第4回農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーを【まだまだ若いものには負けられない!素敵な仲間と美味しいトマトで地域再生!】企業組合遊子川 ザ・リコピンズ代表理事 辻本 京子 氏(愛媛県西予市)を開催しました。
辻本さんの経歴から移住に至るまでの移住後のトマトへの想い、地域の人々と一緒に取り組む企業組合活動など楽しく語っていただきました。
農村女性活躍の場としての企業組合遊子川 ザ・リコピンズの発足の背景には、長年にわたる公民館活動の部会活動など人の輪をつくり結ぶ地域活動の下地が大きな実を結んでいると思いました。
農村女性が楽しみながら地域活動するキャッチフレーズは「まちづくり」「ひとづくり」そして「わかづくり」リコピンでみためも、こころも、若づくり。納得です。

遊子川 ザ・リコピンズが製造販売しているトマト加工品は「里の物語」のオンラインショップでも購入できます。リコピンズ トマト加工品セット
https://satomono.com/?pid=131482864

リコピンズトマト加工品セット箱600x600.png

また、愛媛県西予市遊子川への移住促進するためのPRビデオ(ダイジェスト)について辻本さんの活動他を紹介していますのでご案内します。
https://www.youtube.com/watch?v=LN2-7CaaNOI

なお遊子川ザ・リコピンズが運営する食堂「ゆすかわ」の概要は里の物語の先のサイトでご覧になれます。https://satomono.jp/restaurant/38214/426/
辻本さん、ご参加いただきました皆さんありがとうございました。

奈良県から移住した夫婦が高地であることを活かしたトマト栽培とそのトマト加工品づくりで、地域の農家女性取り組む6次産業化を紹介しました。
愛媛県西予市城川町遊子川(ゆすかわ)は愛媛県南予北部に位置し、東部は高知県梼原町と四国山地の分水嶺をもって接しています。標高100m〜1,100mと急峻な地形のなかで、トマト、ピーマン、ししとう等様々な農作物が作られ、住民の高齢化率は50%を超える約300名の地域です。
 2010年に遊子川地域活性化プロジェクトチーム(会員:全住民、年会費:1世帯当り1,000円、事務局遊子川公民館)を設立し、アンケート調査結果に基づき、集落づくり計画書を作り、体制を整備して、持続可能で発展的な地域づくりを目指して様々な活動を展開して、交流人口の拡大(年間約3,000人)、地域経済の活性化・生産者の収益向上、自主財源の確保、地域コミュニティの活性化などが進めています。
辻本さんは、農業経験はありませんでしたが「トマト栽培を始めていた知人の誘いで、2002年に遊子川を訪問して、トマトが大好き」という思いから主人を説得して奈良県から移住しました。
3年後には休耕地を買い取り、2012年には、トマト農家の女性を中心に20名で規格外トマトの加工商品開発をはじめ『遊子川特産品開発班』の代表を努めています。また、2014年4月からは、農家レストラン「食堂ゆすかわ」(旧JA施設を活用、毎週水曜日と第4日曜日を営業日)をオープンするほか商品開発を進めていた自家製「トマト酢」を使った『トマトユズポン酢』の販売をスタート。仲間とともにトマトの加工作業、レストランでの調理、さらに、ご主人と一緒にトマト栽培に取り組む多忙な日々を送っています。
第15回オーライ!ニッポン大賞 ライフスタイル賞受賞。また遊子川地域活性化プロジェクトを支える遊子川公民館は、文部科学省が実施する第69回優良公民館表彰で最優秀館に選定されました。(2015年10月現在,全国の公民館数は1万4,171館)この公民館活動では地域住民自らが地域課題の把握と解決に向け、様々なテーマを設けて開催する学習会「夢かけるフォーラム遊子川」を27年間継続してきたことによって、地域住民が主体となって取り組む体制が構築され、世代や職種などを超えた住民の一体感の醸成につながっていること。また、地域の伝統文化の保存伝承に努めて愛郷心を育てるとともに、地域の豊富な森林資源を活用して木工文化を導入したり、地域住民手作りの自主企画映画に挑戦したりするなど、地域のコミュニティ力の向上や持続可能な住民活動に大きな成果が上がっています。

辻本さんの活動経緯メモ

・2002年 遊子川でトマト栽培を始めていた知人の誘いで、初めて遊子川を訪問。
・2002年 夫婦ともに農業未経験であったが、「トマトが大好き」という思いから、主人を説得し遊子川に移住してトマトの栽培に取り組むことを決意し移住。
・2005年 休耕地を買い取り、初めて自分たちの農地を持つ。苗を定植したばかりのハウスが暴風で倒壊。「もう無理!奈良に帰ろうか」と諦めかけていたところに、周りの農家さんたちが、駆けつけていただき皆さんで壊れたハウスを立て直し、苗を植え替える作業を手伝っていただき、危機を乗り越えた。
・2010年 全住民参加による地域活性化のための組織が結成され、その活動計画の一つ『特産品開発事業』で公民館の婦人学級料理教室で、規格外トマトを使った加工品開発の研究を開始。
・2012年 トマト農家を中心とした女性20名による『遊子川特産品開発班』活動が始まり、代表を努める。
・2013年度 旧JAの空き施設を改修し加工所とレストランとして整備する。
・2014年4月 農家レストラン「食堂ゆすかわ」をオープン。同時に商品開発を進めていた自家製「トマト酢」を使った『トマトユズポン酢』の販売をスタートする。
・2016年 4月 遊子川ザ・リコピンズを企業組合として法人化。
・2017年 第1回地域産業おこし大賞 優秀賞
・2018年3月 第2のライフスタイルを精力的に満喫している点が評価されて、第15回(平成29年度)オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:27| コミュニティビジネス

11月17日(土)〜18日(日)【全国の島々が集まる祭典アイランダー2018】

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【全国の島々が集まる祭典アイランダー2018】
今週末(11月17日(土)〜18日(日))は東京・池袋サンシャイン文化会館3階で
全国の離島が集合するアイランダーのイベントが開催されます!
移住定住相談やしま自慢の特産品の販売など約200の島が出展。
各団体、特色のある商品を取り扱っていますので一度、足を運んでみてください。
と主催者。掘り出し物があるかもしれません。
土曜日は19時まで、日曜日は17時まで実施します。

詳しくは、http://i-lander.com/2018/index.html
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:07| 日本のふるさと

第5回農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー【島の魅力発掘をなりわいに!】開催結果

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平成30年11月14日(水)第5回農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー【島の魅力発掘をなりわいに!】講師:いえしまコンシュエルジュ 中西 和也 氏(兵庫県姫路市家島)を開催しました。
中西さんは、大阪から離島の家島に移住9年目。移住後、妻に子ども二人、マイカー、マイホーム、さらにはゲストハウスまでを持つようになった若者の活動から何を材料にどう起業するのか漁業と島の生活文化を資源にさまざまなビジネスに取り組むケーススタディから学びました。
舞台である家島諸島は、兵庫県の南西部、瀬戸内海播磨灘に浮かぶ40余の島々の総称です。島の歴史は古く、旧石器時代から弥生時代にかけての遺跡が見られ多くの伝説や物語が存在します。
家島は、特別な観光資源があるわけではありません。漁村の風景とそこに暮らす人々の
なにげない日々の生活を資源として、体験するプログラムを創り出しています。
それには、よそ者(都会人)の視点が活きています。地域の人にとっては当たり前の景観・風習ひとつとってもよそ者には興味を惹かれるものがあるからです。
中西さんは、いえしまの魅力は=「島の日常は都会の非日常」として案内しているのです。
ある不思議な写真、それが一体なんだかわかりません、しかしそれは、中西さんの口から、島の暮しや産業と結びついていることを聞くと、しまの魅力なるのです。
それは中西さん自身が感じた、これは何か、何のためにあるにあるのかなどの素朴な疑問や不思議さから出たものです。
1つ1つは、すごく小さなもので、決して観光の目玉にはならない。しかし、これらの要素が集まった「島の暮し」そのものが魅力ですと中西さんは言います。
中西さんは、家島に移住するにあたって、4つの目標を建てました。
シンプルだけど大事なポリシーです。
その1.移住1年間は、毎日ブログを書く。
その2.自分が楽しいと思う活動をする。
その3.離島中山間地域の先進事例になる。
その4.活動をつづける。

毎日出あったこと、発見したこと、感じたことをどんなことでもよいから毎日必ずブログに書くと決めました。きっと1年目の新鮮な気持ちを忘れないとように、さらに毎日ひとつは決まったことを成し遂げるという気持ちがあったのでしょう。
夜中に外でパソコンを膝に置いてブログアップしている様子を見た島人が不審者と思ったのも笑い話。このブログを読んだくれた人が出て、後に家族ぐるみの交友を続けることにもなりました。
肩くるしいことを考えるより、自分が楽しくなければ続かないので、楽しいという活動を大事にしようとしました。そして何かよそ者だからできることで離島中山間地域の先進事例になりたいと思っています。失敗したらやり直せばよい。小さなことでもできることを続ければきっと成果になる。と活動を細くとも長く続けていくことが大事だと取り組んでいます。
中西さんは、熊本大学で建築士の資格を取得、都市計画系のシンクタンクに勤務しているときにいえしまコンシェルジュ養成講座に参加して「都市部ではできない働き方、暮らしのあり方にチャレンジしてみたい」という気持ちが芽生え、2011年3月に移住しました。
恰好良く言えば、いえしまコンシェルジュとは、観光や産業振興の企画立案と実践者です。家島観光のガイドを行いつつ、島のさまざまな資源を活用した観光交流資源の開発し実践する案内人として、生活しています。

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奥さんと生まれた子供の生活を支えながら、地域の小商いを発掘しより多くの関係人口を増やすことが、「島には仕事が無い」という多くの人の思い込みを解消できると考え、当初は当該の若者やさまざまなノウハウを持つ人々と交流しながら島への関心を高める活動を展開、現在は、島内の様々な団体グループや若者と島の将来を語らいながら面白いことをしていこうとしています。
そのプロジェクトの一つは、島外の人が島外の人を連れてきて遊ぶ「男鹿島うみのいえ」です。廃業した旅館を海の家として仲間とともに改装し拠点としました。オーナー制を取り入れたシェアハウス的なゲストハウスです。

自分ひとりで行うだけでなく、多くの人をも着込むためにも、出来ることからコツコツと続けていく、この続けることが大事なのだという中西さんの話は、とても説得力がありました。

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中西さんの活動経緯メモ
・1985年(昭和60年)大阪市生まれ。
・2009年 大阪の都市計画系シンクタンク所属時に、
 島のおばちゃんたちで組織する
NPOいえしまが主催した「いえしまゲストハウスプロジェクト」を知り、
初めて家島へ行き衝撃を受ける。
・2011年3月 家島へリュックひとつで移住。
 海の家「中村荘」にてアルバイト
・2012年4月より、
 島の観光案内人”いえしまコンシェルジュ”として、
家島の暮らしの魅力を紹介するガイドを実施。
・2014年4月 『いえしまコンシェルジュ合同会社』として法人化、
 自然体験学習、大学のゼミ合宿、社員研修などをコーディネート。
また、島のみやげものの商品開発・販売
やNPOいえしまのサポートなど島の活性化に取り組む。
その他、高校や小学校での講義、市民講座での講演などを通じて
島の魅力を伝える活動にも従事。
・2014年 8年間空き家になっていた民宿を譲り受けて、
 セルフDIYでリノベーションをしながら、
 仲間たちで楽しみながら施設づくりをした
男鹿島うみのいえプロジェクトスタート。
有志の仲間たちで運営している夏限定のプライベートな遊び空間。
・2014年9月30日
 家島の特産品の通販サイト いえしまマーケットをオープン
・2015年3月8日 新商品家島てぬぐいを販売開始
・2018年4月
 島で週末を過ごし自分の技術や趣味を活かして活動してもらう
「週末島活」というプロジェクトをスタート
・2018年11月9日 15年前に閉店した老舗喫茶店「スコット」を
コミュニティーサロンとして復活オープン。
島民や観光客が一息ついたり、希望者が趣味の講座を
 開いたりもしてもらう。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 10:15| コミュニティビジネス

2018年11月12日

郷土芸能と農山漁村

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郷土芸能は、農山漁村でそれぞれの生産・生活のリズムに合わせた神事が行われてきました。
農村の場合は、種まきに始まり収穫に至る間の農耕儀礼として行われ、水田稲作地帯では、田植えの時期を農作業の頂点として、稲作の開始と終了をもって年(トシ)と表現するとい言われていました。郷土芸能は、大きく分類すると「神楽」「田楽」「風流」「祝福芸」「渡来芸・舞台芸」に分けられます。神楽は、魂を鎮めの歌舞。田楽はたんぼの芸能、稲作に関係する芸能。風流はみやびやかな芸能、山車や鉾、仮装して練り歩く。祝福芸は、祝言の芸能。渡来芸・舞台芸は、舞楽、猿楽、歌舞伎など。例えば、日本各地には、さまざまな郷土芸能があります。自分の住む地域と異なる民族芸能と出会うと新鮮な感動があります。例えば、数ある神楽のなかでも、島根県大田市温泉津温泉の石見神楽は、温泉内にある神社で毎週見ることができます。目の前で繰り広げられる舞は、大迫力です。詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
http://iwami-kagura.jimdo.com/


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posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:44| 日本のふるさと