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2018年11月08日

大地の精霊を呼び起こし、祭祀の法力によって万物の再生を祈る

都市農山漁村交流活性化機構では、その昔、むらの伝統文化顕彰事業を農林水産省と一緒に実施していました。
愛知県の山村の東栄町は「お花まつり」という伝統的な祭りが存在します。

おはなまつり2.jpg

第7回(平成19年度)むらの伝統文化顕彰において、(財)都市農山漁村交流活性化機構理事長賞を受賞しています。「町じゅうの皆で守る「宝物」(花祭り)」 東栄町花祭り保存会(愛知県北設楽郡東栄町)
http://www.town.toei.aichi.jp/hana/top/top.html

■ 奧三河に伝わる「花祭り」は、祭場に八百万の神を呼び招き、酒食を献じ、舞いを奉納して祈りを捧げるもので、約700年の歴史をもっている。古くは旧暦霜月の寒い季節の祭りで「真冬となって太陽が力を失い、世の中がもっとも精気をなくすこの時期に、大地の精霊を呼び起こし、祭祀の法力によって万物の再生を祈る」という精神が宿っているとされる。
 江戸期には、町内11カ所で行われ、祭りの拡大のピークを迎え、明治期に始まった1地区を加え、12の集落で行っていたが、戦後まもなく廃村により1地区途絶えたが、他の11地区は変化する社会情勢や過疎化の波に負けず、それぞれの保存会に見合う内容に、花祭りの形を変化させながら現在まで継承している。
 その中で下粟代花祭り保存会では、元来は長男が祭りを守っていたがそれをやめ、次男や三男たちに協力を要請。若い頃から祭りの担い手になり、所帯を持つと、その子どもが舞手になっていくなど、後継者育成を広く行っている。
 また河内と中在家の2保存会では、保存会の範囲を拡げて継承している。
特に河内保存会は、約40年前に旧来の集落では祭りが存続出来なくなり、15年にわたり中断してきたが、組織の広域化を考え、近隣集落をふくめて旧来の約4倍近い人数で再開に至っている。
 御園花祭り保存会では、15年ほど前から東京都東久留米市の住民と連携し、御園と東京で花祭りを開催。また、東薗目保存会は、小学校の廃校跡にきたプロの和太鼓集団のメンバーを保存会員とし、和太鼓集団との技術と人的交流を行うなど、各地区が知恵と工夫で「花祭り」の保存・継承に努力している。

おはなまつり1.jpg

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「むらの伝統文化顕彰」とは、農山漁村の伝統文化の価値を理解し、その維持継承活用において積極的に取組んでいる人々や団体、また農山漁村の営みや暮らしに係わる貴重な技術を今に伝えている人々や団体の顕彰を行うとともに、あわせてこれらの優良事例を普及することにより、農山漁村伝統文化の維持継承並びに農山漁村の活性化に寄与することを目的として、農林水産省と都市と農山漁村の共生対流推進会議(オーライ!ニッポン会議)、財団法人 都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)が実施していました。
第1回から第7回までの各回の受賞地域・団体は、下記の農林水産省のWEBサイトに掲載されています。http://www.maff.go.jp/j/nousin/noukei/binosato/muraden.html
posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:06| 日本のふるさと