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2019年10月16日

味覚の秋を実感する農山漁村地域の素材を活かした農家レストラン

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「旅行読売」の11月号(600円)は、「絶景輝く 秋のローカル線」と「とれたてはおいしい農家ごはん・漁港めし」の特集が取り上げられている。
旅行雑誌ということで、旅情を誘うのはお手の物であるが、秋の紅葉の中を走る鉄道の風景は美しく、また農山漁村地域の素材を活かした農家レストランも味覚の秋を実感する特集となっている。
本ブログで紹介した新潟県十日町市の「そばの郷 Abuzaka(あぶさか)」も紹介されている。http://blog.canpan.info/ohrai/archive/58

P92では、当機構の職員のコメントも紹介されており、全国にある農家レストラン966軒を紹介したWEBサイト「里の物語」へと誘っている。
WEBサイト「里の物語」https://satomono.jp/

(一財)都市農山漁村交流活性化機構が運営するWEBサイト「里の物語」では、その他、緑ゆたかな農山漁村の民宿で自然・ふるさとを体験できる「農家民宿」は102軒、その土地で採れた新鮮な野菜など様々な食材を購入できる「農産物直売所」は、1833件、かつての学校を再生し、さまざまな形で利用できます。「廃校活用した体験施設」は、92件を紹介している。新鮮な農産物を手に入れたい方は農産物直売所。農山漁村の暮しや文化を体験したい方は農家民宿。美味しい地域の食を楽しみたい方は農家レストランと秋の行楽に、家族でドライブの行先にご参考にしていただきたい。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:59| 日本のふるさと

2019年10月11日

空き家増加のピンチを古民家リフォーム塾で移住定住増加のチャンスに!!

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空き家増加のピンチを古民家リフォーム塾で移住定住増加のチャンスに!!

総務省の平成30年「住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」結果の概要によると2018年10月1日現在における我が国の総住宅数は、6240万7千戸(総世帯数は、5400万1千世帯)、空き家は、848万9千戸。前回の調査の2013年と比べ、空き家は29万3千戸(3.6%)増加しています。

そのうち、賃貸用の住宅が432万7千戸(総住宅数の6.9%)、売却用の住宅が29万3千戸(同 0.5%)、別荘などの「二次的住宅」が38万1千戸(同 0.6%)、「その他の住宅」が 348万7千戸(同 5.6%)となっています。

あるシンクタンクの予測によると、このまま何も対策を講じないと2030年代には、空き家率30%を超える可能性があるとも言います。両隣のうちどちらかが空き家という状況になるのです。
 
何故、空き家が減らないのか、一つは、日本の人口が減少することがありますが、住んでおらず古くなった空き家は壊して更地にして再活用をしたくなるものですが、地価上昇も望めず、土地も簡単に売れない、さらに、解体費には、100万円以上かかり、更地にすると、固定資産税・都市計画税の特例措置がなくなり税金が多くかかるため、住まないけど家は解体せずにそのままになるのです。
空き家が増加すると防犯上も問題もゴミなどの不法投棄なども急増しかねないと懸念されています。
一方、人口減少の過疎化、高齢化・少子化の進展が著しい農山漁村においては、近年「田園回帰」と呼ばれるよう、都市部の住民における農山漁村に移住してみたいという意向は3割を超え、高い潜在的ニーズがあります。
また、移住希望者への相談等の対応を行っているNPO法人ふるさと回帰支援センターへの相談件数も、この数年、増加傾向にあり、各都道府県が積極的に移住・定住や田舎暮らしに都会の人々に働きかけて、移住に力を入れています。

農山漁村地域への移住希望者は、趣味として、また生業として、農林漁業に関心が高く。 また、就農時には、農地と住宅の確保に苦労する傾向があります。そこで「農地付き空き家」の取組はこれらの課題解決に大きく寄与するのではないかと期待されています。

国土交通省 
「農地付き空き家」の手引きを作成しました
〜田園回帰等の移住促進に向けて空き家や農地を地域資源として活用〜
https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo02_hh_000107.html

また、古民家などへの興味・関心も高く、古民家などのリフォームを通じて、農山漁村への移住を促進しようとする先進事例もあります。
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でも、どうやって空き家をリフォームするのか、
リフォーム業者に全て頼むとかなり費用もかかるのではないかという心配もあります。
そうした課題を解決しつつ、地域の人と一緒に学びながら古民家空き家をボランティアで改修し移住・田舎暮らしに備えるというリフォーム塾がかなりの人気です。
例えば、第13回オーライ!ニッポン大賞 オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞のかみかわ田舎暮らし推進協会(兵庫県 神河町)や来たる10月31日の農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーで講演する岐阜県恵那市串原の奥矢作移住定住促進協議会のように、空き家を改修し、それにより人口増加、若者世代の移住定住に結び付けている「賢者の取り組み」の事例も出ています。
  https://satomono.jp/tour-seminar/22876/
2019年 第4回 奥矢作移住定住促進協議会.jpg
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第13回オーライ!ニッポン大賞 オーライ!ニッポン大賞審査委員会長賞
かみかわ田舎暮らし推進協会(兵庫県 神河町)
https://www.kouryu.or.jp/ohrai/a51k29000000f9ah-att/a51k29000000f9f4.pdf

「かみかわ田舎暮らし推進協会」(兵庫県神河町)「空き家が生まれ変わるまち」〜再生・利活用からはじまる地域活性〜
https://www.youtube.com/watch?v=wCiAL8jcQC4

兵庫県神河町 「空き家利活用事例」
http://www.town.kamikawa.hyogo.jp/class/0000000420.html
posted by オーライ!ニッポン会議 at 07:00| 日本のふるさと

2019年10月10日

東京から3時間で海も山も川もある静岡県沼津市戸田(へだ) 築100年以上の古民家をリノベーションした農家民宿で田舎体験を楽しむ!!

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東京から3時間で海も山も川もある静岡県沼津市戸田(へだ)
築100年以上の古民家をリノベーションした農家民宿で田舎体験を楽しむ!!

田舎暮らしをしたいけれど、都会の便利さも捨てきれない。仕事の関係で都市からすぐには、いけないという人向けに、農山漁村にある農家民宿が人気です。都市農山漁村交流活性化機構の「里の物語」というサイトでは、全国102軒の農家民宿を紹介しています。

里の物語 農家民宿のページ
https://satomono.jp/farm-stay-inn/

里の物語 農家民宿 奥田のページ
https://satomono.jp/farm-stay-inn/22203/27325/

伊豆半島駿河湾川の付け根にあたる沼津市戸田には、400年以上も昔に作られた大変に古い北山の棚田があります。
さらに戸田には日本柑橘の原種であるタチバナの自生地があり国内最大の産地となっています。
奥田さんは、沼津市の地域おこし協力隊として、棚田、畑などの遊休地を活用しタチバナや花きなど農業に係る活動をしながら、こうした素晴らしい日本の宝を引き継ぎ、戸田へ関心をもっていただき、将来的に移住を希望される方のための戸田を知っていただく施設として「農家民宿奥田」を開業しました。
自然いっぱいですので虫やイノシシ、シカなどが現れることがあります。また、オーナーが1人で運営しているのでホテルのようなサービスではありませんが、戸田の自然を満喫できる各種イベントを企画実施して、お待ちしています。

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■第1回 戸田オリーブまるごと塾

自然いっぱいの戸田にはなんとオリーブもあります。戸田でオリーブ栽培に挑戦してきた講師陣が、数年かけて育ててきたオリーブが今まさに収穫期を迎えます。(今回はフレッシュオリーブの収穫です。完熟オリーブのまるごと塾は12月を予定しています。)戸田オリーブ初の摘み取り収穫からオイル絞り、品種ごとの栽培特性の説明まで、のまるごと体験イベントです。(農家民宿 奥田での前泊も可能です。宿泊プランよりご予約ください。1日1組限定。)

・開催日時 @10月19日(土) 
      A10月20日(日)
・集合場所 09:00 農家民宿 奥田
・参加定員 先着10名 
・参加費用 5000円(イベント保険付き)
詳細及びお申込み・お問合せはこちらから
https://kitayamanotanada.com/free/olive

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■第1回 伊豆 金冠山を歩く

初秋の金冠山を歩いてみませんか?
戸田は海も川も棚田もありますが、山も素敵なんです。
インストラクターは戸田のベテラン登山家である鈴木さん。
朝「農家民宿 奥田」に集合です。バスでだるま山レストハウスに移動して登山開始。金冠山頂上でお弁当を食べて下山後もバスで民宿まで移動のらくらくハイキングです。くるら戸田の温泉券付きですので、解散後は温泉もどうぞ。
@開催日時 第1回 1日目 10月26日(土)
         2日目 10月27日(日)
A集合場所 朝8:20 農家民宿 奥田
B参加費用 2000円 (お弁当、くるら戸田の温泉券、イベント保険込み)
詳細及びお問い合わせ・お問合せはこちらから
https://kitayamanotanada.com/info/2822976

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■おためし戸田くらし (第3回 棚田ボランティア)

こどもを自然いっぱいの環境で育てたい。
仕事目一杯の生活からもう少し家族との時間を持ってみたい。
林業に携わってみたい。
地域おこしをしてみたい。
そんな人向けに。

東京から3時間で海も山も川もある沼津市戸田の田舎暮らしお試し体験を!
歴史ある港町でありながら、ミカンの原種であるタチバナの自生地があり、日本棚田百選の北山の棚田があり、海の町らしい気取らぬあたたかい人々が住んでいます。このツアーでは古民家をリノベーションした農家民宿 奥田で生の移住体験を聴きながら素朴な夕食。翌日は簡単な朝ごはんの後に農家体験。(シキミの作業を予定しています)戸田の名所を巡ってお昼に解散。温泉券プレゼントですので帰り道に温泉も。そして戸田のいい思い出を持ち帰っていただいて、いつか戸田に移住していただけたら。
そんな思いで開催するツアーです。

11月1日、11月2日、11月3日
定員:各日1グループ8名まで(農家民宿奥田が1日1組限定のため)
参加費:10000円(お1人様)
詳細及びお申込:こちらからどうぞ
https://kitayamanotanada.com/free/otamesi
posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:11| 日本のふるさと

2019年10月03日

日本の島の数ってどれくらいあるのかな?

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3,922
6,852
4,917

いづれも日本の島の数。

3,922は、1946年(昭和21年)GHQの指揮のもと、海上保安庁が調査した数。1989年まで、日本政府の公式見解で使われていた。
6,852は、1987年(昭和62年)海上保安庁が発表した数。
4,917は、1982年(昭和57年)財団法人日本離島センターが発表した数。

有人島の数は、2010年(平成22年)の住民基本台帳では303。同年の国勢調査では、305。
通年住んでおらずとも農業のため、漁業のため一時的に滞在する。通うなどのケースもあり、有人か無人かの判断は難しい。国土交通省は、2010年(平成22年)の国勢調査をもとに、
有人島418、無人島6,430と国土交通省が2015年(平成27年)に公表した資料に記している。
公益財団法人日本離島センターのホームページによると、離島の振興を図る5つの法律に指定されている有人島数2018年(平成30年4月1日現在)は、平成27年国勢調査では304島を数えている。
 ちなみに、国土交通省の資料(平成30年6月13日開催国土審議会第16回離島振興対策分科会配布資料「日本の島嶼の構成」)によると、平成27年国勢調査による日本の有人島数を416島(※内水面離島である沖島〈滋賀県〉を含む)、無人島を6,432島としている。
また、有人国境離島は148島(うち特定有人国境離島は71島)となっている。

公益財団法人日本離島センター
島とは何か
http://www.nijinet.or.jp/info/faq/tabid/65/Default.aspx
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全国の離島が一堂に会し開催されるアイランダー2019は、本年も開催します。
開催日時:2019年11月23日(土)、24日(日)
開催場所:池袋サンシャインシティ文化会館3階 展示ホールC
主催者:国土交通省、公益財団法人 日本離島センター
http://www.i-lander.com/2019/index.html

posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:45| 日本のふるさと

2019年09月30日

【千葉県台風被害応援商品】塩ゆでしてほっくり!千葉産高級品種の生落花生

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先般の台風第15号の影響により発生した千葉県の農林水産業の被害額は、農業施設等が約238億7,200万円、農作物等が約99億5,700万円など、合計約367億6,200万円となっています。
まだ被害調査は継続して行っているところですが、思いのほか大きな被害をもたらし市民の方々、農業関係者の方々のご心痛もいかばかりかと思います。
日本有数の農業県である千葉県の農産物のなかでも、落花生は良く知られています。
私は大人になるまで生の落花生を食べることを知りませんでしたが、大変美味しく頂戴しました。
「里の物語」音ライショップでは、現在、未曾有の台風被害を乗り越え収穫を迎えた千葉館山産の生落花生を販売しています。https://satomono.com/?pid=135238340
未曾有の台風被害を乗り越え収穫を迎えた落花生です。ぜひとも味わってみてください。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:34| 日本のふるさと

2019年08月01日

美しい風景を走る鉄道写真を見ながら鉄道の旅を想像する地方民鉄 旅ガイド「ふるさと鉄道の旅」2019−2020年版

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地方民鉄 旅ガイド「ふるさと鉄道の旅」2019−2020年版
夏が来ると思いだす♪
今年もオーライ!ニッポンの仲間、(一社)日本民営鉄道協会から、「地方民鉄 旅ガイド」を送っていただきました。日本民営鉄道協会に加盟している地方民鉄57社(昨年から1社、静岡鉄道が増えました)の沿線観光情報の検索や鉄道を利用した"マイ・トラベル"の情報源。農山漁村を走る地方民鉄の沿線風景や名物の紹介の他、昨年は、「アニメに登場した地方民鉄」ということで、車両や駅、沿線の風景などが登場したアニメや鉄道とのコラボ作品を紹介していましたが、今年は、地方民鉄応援対談「盛り上がれ!民鉄ローカル線」として、鉄道好きタレントとして著名はな、中川家の中川礼二さん、ホリプロマネージャーの南田裕介さん、ダーリンハニーの吉川正洋さんが地方ローカル線の魅力や民鉄をもっと盛り上げる秘策を語っています。各ページに地方鉄道が走るロケーションの写真が掲載され、ローカル線ならではの美しい風景を走る鉄道の写真を見ながら鉄道の旅を造像して毎年楽しみにしています。下記のサイトからダウンロード可能です。

https://www.mintetsu.or.jp/activity/travel_guide/index.html

冊子を希望(郵送)される方も同サイトをご覧ください。
冊子ご希望の方は、250円分の郵便切手を貼った返信用封筒(角型4号 197mm×267mm以上)を、「地方交通室」にお送りください。無料で進呈します。なお、在庫がなくなり次第、頒布を終了させていただきます。※表示の金額は令和元年7月19日現在のものです。

宛先・お問い合わせ先
〒100-8171 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 朝日生命大手町ビル16階
一般社団法人 日本民営鉄道協会 運輸調整部 地方交通室
TEL.03(5202)1406 
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:23| 日本のふるさと

2019年07月29日

阿波踊りと鱧料理

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台風が来るか来ないかヤキモキしながら、徳島県「あわの農山漁村(ふるさと)魅力創生事業」による寄合ワークショップのため徳島に出張しました。
 この時期徳島県は、阿波踊りの準備で、人々の顔には、ウキウキ感がうかがわれます。
泊まったホテルの窓から阿波踊りの練習が見えたので、部屋を出て見学させてもらいました。本番の一か月前から本格的練習が行われるそうで、それぞれ仕事を終えて連の関係者が鳴り物に合わせて踊りのチェックをしていました。
 とても情熱的な踊りです。男踊りは、両手のひらが向き合うように上げ、腰を落とし前景姿勢で左足に重心をかけながら右のつま先を前に出す、この動作を二拍子に合わせて繰り返すというのですが、兎に角腰を落とすというのが、カッコよく踊るコツですが、普段しない態勢なので、見ているだけでもその大変さがわかります。年配の男性の踊りは、流れるような身のこなしでありながら足の筋肉が見事に隆起しています。女踊りは、とにかく手を高く上げることがコツとされ、女性の優美な踊りは、調子が変わるときに踊りの形が変わるのですが連(団体)の一体感が見事でした。
2019年の阿波踊りは8月12日から15日(8月11日は前夜祭)
詳しくは、https://www.awaodori.tokushima.jp/

 そして、徳島県の特産の一つ、鱧のシーズンでもあります。関西では、小骨の多い鱧を湯引きして細かく包丁で骨切りし梅肉を合える、鱧の湯引き、てんぷら、鱧鍋など家庭でも楽しまれています。生命力の強い鱧は、生きたまま京都に運ばれ、1寸あたり25回ほど切る調理人の技術により骨が気にならないように食べられる骨切されます。
 京都の祇園祭りは、別名ハモ祭りとも言われています。夏の祭りを乗り切るには、鱧の生命力にあやかりたいというのも一因でしょう。京都からワークショップのファシリテーターとして参加した知人は、京都人は鱧を食べないと夏が来た気がしないと言います。湯引き鱧の梅肉和え、鱧のてんぷら、鱧鍋と徳島の鱧料理は、お値ごろで味も大満足でした。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:47| 日本のふるさと

2019年07月16日

山形県金山町は100年をかけて自然(風景)と調和した美しい街並みをつくっていこうという、あわせて林業等の地場産業の振興や人と自然の共生を図るという『街並み(景観)づくり100年運動』を推進しています。

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山形県金山町(かねやままち)では昭和58年度策定の「新金山町基本構想」の中で『街並み(景観)づくり100年運動』を基幹プロジェクトとして位置付けし、推進をしている。
これは100年をかけて自然(風景)と調和した美しい街並みをつくっていこうというものであり、あわせて林業等の地場産業の振興や人と自然の共生を図るというもの。
街並み(景観)づくり100年運動の提唱から三十数年が経過し、金山住宅に代表される白壁と切妻が映える美しい街並みが、少しずつですが形を成してきた。
「金山町街並み景観条例」は、「個性豊かな街並みづくり」、「自然の美観の維持及び増進」、「新しい街並みづくり」、「快適な町づくり」、「誇りのもてる町づくり」という5つの柱を掲げている。
また、町内で建築行為を行おうとする者は、町に届け出をしなければならないとしているが、罰則規定はなく、内容としては助成、援助、指導、助言といった支援的な性格となっている。
町では、条例に基づく助成金制度を設け、形成基準に合致した建築をすれば、最大80万円の助成金を交付している。
形成基準は、当町に古くから残っている住宅を基本として作成されており、美しい街並みの保存と新しく美しい街並みをつくることを目的としている。
金山住宅とは、白壁と切り妻屋根をもつ、在来工法で建てられた住宅。金山で育った木材や伝統的な材料を使うことによって、気候風土にあった建物になる。
木材の家が構成する街並みは、どこか懐かしいようなほっとする気持ちになる。
背景に拡がる森林や山並み、さらに田園風景と一体となった景観は、どこを切り取っても
絵画の一枚になるうるものだった。

山形県 金山町
https://www.town.kaneyama.yamagata.jp/
posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:29| 日本のふるさと

2019年07月01日

北海道池田町 ワイン城新運営組織 統括マネージャー募集

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ワイン城新運営組織 統括マネージャー募集
1963年(昭和38年)全国の自治体で初となる「酒類試験製造免許」を取得し,
1966年(昭和41年)に、十勝ワイン・十勝ブランデー市販開始した北海道池田町。
わが国の特産品開発の歴史のなかでも大変ユニークな、地方自治体による酒類製造販売と観光を組み合わせて地域活性化に取り組んでいきた池田町。そのシンボル的な存在であったワイン城が2010年大規模改装工事を終えてリニューアルオープンします。この改修事業にあわせ「ワイン城」が持つ価値を再構築し、訪れる方々に、ワインはもとより「北海道」「十勝」「池田町」の魅力を伝え、地域の経済力を高める施設として発展させていくために、ワイン城新運営組織 統括マネージャー募集を募集しています。池田町では、ぶどう酒販売事業を企業会計予算にしており、令和元年度は、14億8千万円の収入を見込んでいます。

あなたの情熱が、ワインのまち、池田町を活性化させる!
ワイン城新運営組織設立準備会(所在地:北海道中川郡池田町清見83番地 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所内、会長:村田政宣、以下「準備会」)は、6月5日よりワイン城新運営組織の統括マネージャーの募集を開始いたします。

▼募集概要は以下の通りですが、詳細については十勝ワインホームページをご参照ください。
URL https://www.tokachi-wine.com/

■募集概要説明
全国初の自治体ワイン「十勝ワイン」の故郷「ワイン城」。ワイン造りによる元祖・地方創生の拠点施設として運営していますが、2020年春、大規模施設改修を終えリニューアルオープンを迎えます。
この改修事業にあわせ「ワイン城」が持つ価値を再構築し、訪れる方々に、ワインはもとより「北海道」「十勝」「池田町」の魅力を伝え、地域の経済力を高める施設として発展させていくこととしています。また、町民回帰を目指すこととし、利用の活性化事業にも着手します。
このため、ワイン城で実施する各種サービスの内容及び運営を見直すこととし、その新運営組織(一般社団法人を予定)において、事業計画、設立準備、設立後の運営の中核となり、組織を主導する「統括マネージャー」を広く募集します。

■応募概要■
名称: 統括マネージャー
採用予定数:1人
応募期間:令和元年5月31日(金)〜令和元年7月19日(金)

選考基準:観光施設の運営経験、関連知識等を有し協調性を備え、接客サービス業全般に精通することを基準とします。知識及び感性などの人物面、コミュニケーション能力・人材育成及び池田町に対する愛着を勘案し、選考します。

2020春 ワイン城リニューアルオープンにつき
待遇
(1)勤務場所 北海道中川郡池田町清見83 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(ワイン城内)
(2)賃金 年間総支給額6,000,000円〜6,500,000円
   ※なお、採用初年度は試用期間が3か月あり、その間は支給額が変わります。
   ※労働条件の詳細は当法人就業規則ほかの定めによります
(3)勤務開始 令和元年8月から
   ※勤務開始日は応談。着任期限を8月31日とします。
   ※詳細は面接時に説明します。

4.選考方法 書類選考及び面接
 日時、場所:※書類選考後、面接日時及び場所をお知らせします。
■法人概要
 商号 :名称未設定 ※一般社団法人を予定。
 代表者 :理事長:未定
 所在地 :〒083-0002 北海道中川郡池田町清見83番地4
 設立 :令和元年7月(予定)
 事業内容 :
 (1)物販事業(十勝ワイン、ワイン関連商品、地域特産品)
 (2)レストラン事業(十勝ワインと地域食材のマリアージュを体感できるメニューの提供)
 (3)価値訴求型軽飲食事業
   (十勝ワインのテイスティング、食とのマリアージュを気軽に楽しめるメニューの提供)
 (4)ツアー等サービス事業(ワイン城内ガイドツアー等の実施)
 (5)町民交流事業(町民が交流し来城者とつながる事業の実施)

■本件に関するお問い合わせ先
 団体名:ワイン城新運営組織設立準備会(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所内)
 担当者名:佐野(準備会事務局)
 TEL:015-572-2467
 Email:eigyouk@tokachi-wine.com
 受付時間:午前9時〜午後5時。※土・日・祝日を除きます。
 ※担当者が不在など、返答に時間がかかる場合があります。
タグ:ワイン城
posted by オーライ!ニッポン会議 at 09:42| 日本のふるさと

2019年05月11日

「ホーライエンヤ」島根県松江市の日本三大船神事である祭りが5月18日(土)、22日(水)、26日(日)に開催される。

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ホーライエンヤは、370年の歴史を有す松江城山稲荷神社式年神幸祭の通称で、水の都松江が誇る全国最大級の船祭り。約100隻の船が大橋川と意宇川を舞台に繰り広げる、絢爛豪華大船行列である。
10年に1度しか開催されないので、島根県に4年ほど通いつづけていたがその存在を知らなかった。何やら歌舞伎風の衣装をまとった船祭りは壮麗な雰囲気である。
詳しい情報は下記をご覧ください。
特に、過去の祭り(10年前、20年前)のフォトコンテストのギャラリーを見るとその勇壮、華麗さに驚かされる。
https://www.ho-ran2019matsue.jp/index.html
posted by オーライ!ニッポン会議 at 07:00| 日本のふるさと

2019年04月03日

みなかみ町の木材を使ったツリーハウスを、人と自然が共生するユネスコエコパークのシンボルとして建設したい!

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群馬県みなかみ町は、日本を代表する大河川である、流路延長322km(日本第2位)、流域面積16,840キロu(日本第1位)の利根川最上流域にあり、首都圏の約8割、3,000万人の生命とくらしを支える水の最初の一滴を生み出している。
また、町内には、温泉が18湯あり、法師温泉、猿ヶ京温泉、谷川温泉、水上温泉、上牧温泉などがある。上毛かるたには、“「み」水上谷川スキーと登山”と詠われている谷川岳の入口としても有名である。
この水上町は、2017年6月14日ユネスコエコパークへ登録され、そのシンボルとして豊かな森林を誇るみなかみ町から自分たちで伐採した木材でツリーハウスを作る資金をクラウドファンディングで募集している。
クラウドファンディングは、ふるさと納税の活用した手法で集めており、返礼品として、みなかみ町産の特産品が提供される。
その返礼品のなかに、注目のリンゴある。ぐんま名月というリンゴは、幻のリンゴとも言われている。みなかみ町は、果樹の特産品も多く、みなかみ町の旬のフルーツを365日楽しめる「みなかみフルーツランド モギトーレ」があり、家族でフルーツ狩り、食事、お買い物が楽しめる。

寄附募集期間:2019年4月1日〜2019年6月29日(90日間)
目標金額:3,000,000円
返礼品は、ぐんま名月など、みなかみ町の特産品
◎ふるさとチョイス
https://www.furusato-tax.jp/gcf/534?search_feature
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群馬は知る人ぞ知る“リンゴ”の産地! 産地でしか味わえない逸品! 「ぐんま名月」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000010726.html
ぐんま食材セレクション100
http://aic.pref.gunma.jp/farmproducts/selection/sub/28_1.html
全国どの地域でつくっても「ぐんま名月」と呼ばれる、黄色いりんごをご存知ですか?
TOYOSUBLOG
https://www.tsukijiichiba.com/blog/guname-meigetu
みなかみフルーツランド モギトーレ
https://www.mogitore.jp/
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:08| 日本のふるさと

2019年03月13日

千葉県の睦沢町がスマートウエルネス住宅入居者募集を開始した。

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千葉県の睦沢町がスマートウエルネス住宅入居者募集を開始した。
最寄りの上総一ノ宮駅から東京駅前約1時間の場所にある睦沢町は、千葉県でも有数な農業地帯。
鎌倉幕府創設に貢献した上総広常の弟が治めたとされる勝見城があった場所、その隣町が上総の国の中心であった一宮町である。
一の宮とは、旧国の最も社格が高い宮があるところから名付けられている。
人口が減少するわが国の活性化施策の一つ地方創生では、人口減少を少しでも抑え、子どもを産む世代の取り込みが重要とされている。東京圏一極集中が問題とされているが、千葉、埼玉、神奈川とてもうかうかとしていられない。多様な世代が働き、暮らす地域づくりが欠かせないのである。
移住者を増やすうえで住まいは大きな課題である。
睦沢町では。2019年9月からの入居を予定して全33戸(全て木造)戸建てテラスハウス2タイプ。住居を月額5万円から6万円の家賃で入居者を募集する。全戸オール電化住宅を採用し、全戸にプライベートガーデンを完備しガーデニングや家庭菜園が可能となっている。隣接する道の駅には、防災倉庫が設置され災害時の活動拠点として機能させる。

むつざわスマートウェルネスタウン住宅入居者募集要項
http://www.town.mutsuzawa.chiba.jp/chousei/news/news-bosyu/smartwellnesstownbosyu.html
posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:25| 日本のふるさと

2019年02月04日

うちの町では鬼もうち

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立春を前に季節の変わり目にやってくる邪気を追い払うのが節分の儀式。うちの町では「鬼は外!」ではなく、「鬼も内!」と言いながら福を呼び込む豆まきが行われるのは愛媛県鬼北町という山村です。
鬼の字がつく地方自治体は、この鬼北町だけということで、まちの活性化プロジェクトでまちを挙げて鬼をテーマに地域づくりを進めています。道の駅「森の三角ぼうし」は、旧広見町森林組合により農業活性化事業の一環(林業構造改善事業)として平成10年1月16日開業しましたが、鬼のモミュメント「鬼王丸」を平成27年2月設置しました以降、入込客数118%。売上金額109%に伸びています。鬼北のゆずを使ったサイダー、地元陶芸家の作品、消防ハッピのリメイクバッグなど個性豊かな特産品がいっぱい。青空市には地元の農家から朝採れの野菜や果物、手作りの加工品が毎日出荷されている。鬼北特産の雉を使った「雉カレー」が食べられる彩り茶屋も人気です。
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 鬼北町にあるもう一つの道の駅「日吉夢産地」は、平成6年4月 道の駅日吉村として開業しました。こちらも鬼のモミュメント「柚子鬼姫(森の三角ぼうしの「鬼王丸」のお母さん)」を平成28年11月設置しています。その後、入込客数111%。売上金額115%に伸びているそうです。この道の駅からは、「松山、大洲」方面と「高知県梼原町」へ分岐する重要な地点です。
 原木しいたけ、ゆず、手作りこんにゃくなど日吉地区の特産品のほか、芋ケンピや川のりなど四万十川流域の珍しい特産品も取り揃えるほか、シャーベットハウスでは一年中、ゆずやいちごなどのさわやかな手作りシャーベットやアイスクリームを味わうことができます。夢産地オリジナルの手作りパン工房で作られる「夢スペシャルブレッド」は、保存料を使わず、フレッシュバターの風味と口当たりの良さが自慢で大人気となっています。また、レストラン森のまどでは、軽食や麺類、定食をはじめ、季節の食材を使った限定メニューや事前の予約でフレンチや会席にも対応できるレストランです。鬼北町の特産は「キジ」「柚子」。二つの道の駅の直売所では、秋になると新米も売られます。
 成川渓谷は、高月山・梅ケ成峠に源流に約3キロのすばらしい渓谷です。川の南側には鬼ケ城山連峰がそびえ、これらの山々から流れる清流が谷川を深く刻みながら花崗岩の岩肌を白く磨き、木々の緑と調和した渓谷美は、成川保養センターの高月温泉とともに、旅の疲れを癒してくれます。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:30| 日本のふるさと

2019年02月03日

遠野物語の柳田国男、農政の先駆者としての顔

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遠野市を訪問したことから、遠野物語の柳田国男、民俗学の祖である柳田国男のもう一つの顔、農政の先駆者としての姿を知った。柳田が考える農政とはどのようなものだったのであろうか。

並松信久氏(京都産業大学 大学院 経済学研究科教授)は、論文「柳田国男の農政学の展開」の中で、柳田国男の農業政策の目的は生産量の増加ではなく、それを通して国民総体の幸福を実現することにあり、これは柳田がJ.S.ミル(JohnStuartMill,1806_1873)のイギリス功利主義の影響を受けていることを物語っている。

論文「柳田国男の農政学の展開」(PDF)
https://ksu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=1516&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=21

柳田は民俗学においても、農村や常民を対象にして、協同と自助の精神の発揮をとらえていこうとする。この精神という点においても、農政学と民俗学は連続性をもっていた。
柳田は帰納的な方法を駆使し、史料の欠落による不明瞭な部分は、比較研究によって補いながら、民俗学を構築していった。こういった柳田の学問体系は、後に産業組合論として東畑精一(1899_1983)によって継承されると言っている。(※東畑は、1968年アジアのノーベル賞ともいわれるマグサイサイ賞を受賞した。)
東畑は言う。「柳田は、半世紀後の1961年に成立する農業基本法」に半世紀も先んじていたのである。」柳田は特に、当時の学界や官界で有力であった寄生地主制を前提とした農本主義的な小農保護論に異を唱えた。当時、現に存在した「微細農」ではなく、農業を独立した職業とならしめる規模――2ヘクタール以上――を持つ農業者、すなわち中農を考えた。
日本の農業が、零細農業構造のために世界から立ち遅れてしまうことを懸念し、農業構造の改善を訴えた。具体的には、当時、有力だった「農村から都市へ労働力が流出するのを規制すべし」ではなく、農家戸数を減少(半減)させ農業の規模拡大を図るべきであると論じた。
東畑は後年、1930年代から50年代にかけて中山伊知郎とともにシュンペーターの大部の主要著作を次々に翻訳し、出版したことで知られる農業経済学者である。
企業者は、創造的破壊を起こし続けなければ、生き残ることができない。という言葉を残したヨーゼフ・アーロイス・シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter, 1883年2月8日 - 1950年1月8日)は、オーストリア・ハンガリー帝国(後のチェコ)モラヴィア生まれの経済学者である。
企業者の行う不断のイノベーション(革新)が経済を変動させるという理論を構築した。また、経済成長の創案者でもある。
この東畑に師事したのは、農業の六次産業化を提唱した現一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構の今村奈良臣である。
柳田は日本の農村は家の存続を最も重視することによって、永続の基盤を成り立たせてきた。そういった家の問題を抜きにして、農政学や農村の存続は考えられないとしている。
柳田によれば、日本の農業経営は商品経済の時代であるにもかかわらず、市場向けの農業、あるいは利潤を目的とする「農企業」に転換できないでいる。
企業に転換できない理由は、農家一戸当たりの農地面積が狭いことにあるという。狭小な農地面積しか保有していない農民を、柳田は「小農」(「過小農」「零細農」)とよび、その経営規模に応じて大農・中農・小農という区分を行なっている。
柳田は小農に対して「中農」を農業収入のみで自立した生活が営める農地面積を保有している農家としている。この中農こそが柳田の考える農企業であり、柳田は小農を中農に引き上げる中農養成を訴える。小農が中農へと規模拡大をするには、農地の購入が必要となるが、その購入資金は産業組合を通じて農民自身が調達すべきであると語る。このような中農養成策は、柳田が提示する分配政策でもあった。
 さらに、柳田は、農民に対して農業技術などの導入を強制するのではなく、農民の自主性を尊重したこと、補助金政策は農民の経営上の判断を損なってしまうとしたこと、社会政策の観点からみていたので、農業政策の目的は生産量を増加させることではなく、農民の生活水準の向上であったと考えていたことの3つが特徴的である。
柳田国男は農業政策を生産政策として理解し、また社会政策として理解して、このような考え方に基づいて業務を行なっていたので、新しい法律の啓蒙を行ない、その施行法を教授するような姿勢をとるのではなく、法律に従わなければならない農民の「生活」の方に目を向ける。柳田は法律の施行にあたって農民の生活ないし生活意識に、どのような変化が起こるのかということを重点的に調べ歩いた。
現在の日本の農業政策の課題とそう変わらない問題を100年前に取り組んでいたことになる。

また、かつて農水官僚であった山下一仁氏が著書『いま蘇る柳田國男の農政改革』を発行し柳田国男を知り彼の論文を読んで執筆した経緯を話している。
https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/bg900002/

柳田国男の「100年後の人なら自説を理解できるのではないかと期待を寄せている」という言葉はとても重い。

posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:20| 日本のふるさと

2019年02月01日

百聞は一見に如かず、人馬一体の興奮の坩堝

遠野と馬の関係について

日本在来馬の原郷は、モンゴル高原とされ、古墳時代に家畜馬として、モンゴルから朝鮮半島を経由して九州に導入された体高(地面からき甲までの高さ)130cm程の蒙古系馬にあるという。 
また、古墳時代には馬骨や馬歯、馬具が考古遺跡から出土しており、日本在来馬の存在が確認される。5世紀の岩手県二戸市の古墳跡から先住民が食料にしたと思われる馬の骨が見つかっていることから、古代から岩手には馬がいたと言われている。そしてこの馬は、南部馬の祖先ではないかともいわれているが定かでない。
 景行天皇の25年(西暦95年)。武内宿禰が東夷の視察報告奏上した日本書紀の記述に、南部馬らしきものが登場している。また養老2年(718)の扶桑略記に「蝦夷87人が来りて馬千疋を貢す。即ち位禄を授く」と記録されている。東北地方は牧畜を始め馬を飼っていたと考えられている。
 平家物語で有名は「宇治川の先陣争い」、宇治川を馬で渡ったという源頼朝配下の2人の武将を乗せた馬、佐々木四郎高綱の生咬(いけづき)と梶原源太景季の磨墨(するすみ)はいずれも南部馬といわれている。
 山々に囲まれた小盆地の遠野は古くから南部藩の城下町として、また海岸の釜石や大槌と内陸の盛岡や花巻を結ぶ交易の要衝として栄えた。そこで、輸送の手段としての馬の活用と、寒冷のため米等農業の収穫に不安とあった当地では、男たちが馬で荷物を運ぶ駄賃付けと呼ばれる仕事が重要な資金獲得の手段であったのだ。
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 現在も遠野市は、馬と人との関わりが濃い地域である。
毎年6月に「東北馬力大会 馬の里遠野大会」(遠野市宮森町柏木平優遊広場)が開催される。この大会は、古くから馬産地として栄え、馬と人間が共に住む「南部曲り家」や馬にまつわる文化を育んできた遠野市が、山から木を切り出す地駄引きの技術を継承するためのイベント。重りを乗せたソリを引き、コース上の障害2か所を乗り越える競技である。
 北海道以外では見かけることも無くなった、馬搬の伝統文化を競技として存続させ今年で43回を数える。
 ご老人が屋台の食べ物に目もくれず、じっと簡易椅子に座り、馬搬レースが始まるのを静かに待っている。話しかけると、昔は家には馬がいて子どもの頃は世話をした。懐かしい。今は馬を飼う人も減ったが、馬を見ると懐かしい好きなのだという。馬搬レースが始まるとその人馬一体の気迫と周りの歓声声援に驚かされた。これが人と馬が一つ屋根の下で過ごし仕事をともにしてきた人々の文化なのだろう。遠野物語のミステリアスな雰囲気とはまた異なる遠野の馬事文化である。
今年も初夏に開催される。

第43回東北馬力大会馬の里遠野大会 開催:2019年6月23日(日)
https://tonojikan.jp/event/0623-2/


posted by オーライ!ニッポン会議 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本のふるさと

2019年01月30日

人が生きていくなかに物語がある。

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遠野と言えば、柳田国男の遠野物語を思い浮かべる。
今や民俗学の祖である柳田国男を語ることも少なくなったが、遠野を訪問して、なぜ柳田国男が遠野に関心を寄せたのか、その一端に触れることができた感じがした。
岩手県遠野地方は寒冷地なために、麦・ヒエ・アワなどの雑穀を中心とした農業であった。しかし、年貢割り当ては畑作物も米に換算してのとりたてであり、村単位年貢を定め、さらに村役人が家ごとに割り当てた。その割合は、一般に「五公五民」と言われ、収穫高の約5割であった。当時の遠野市の綾織村の例では、村全体の年貢の平均は、たしかに約5割(47.7%)であったが、水田は収穫高の6割2分(62%)が年貢として取りたてられていた。
南部藩の凶作・水害年表によると、1615年から1870年の255年の間に、大飢饉・飢饉が11回、凶作が39回、不作が28回、水害が5回と3年に1回の割合で凶作・水害が発生し大変厳しい農業環境に置かれていたことがわかる。遠野物語には、突然、森で消えた人などが出てくるが、これほどの凶作や水害などの自然脅威が多いと、顔見知りの人が、どこかに逃げたり、亡くなった人も少なくないである。
現代の遠野農業は、稲作を中心に、肉用牛・乳用牛などの畜産や、たばこ・ホップなどの工芸作物、ほうれんそう、だいこんなどの野菜栽培と果樹のりんご、花木は、トルコギキョウを主力品種として、りんどうを生産し、畜産は、肉用牛、乳用牛あわせて6,768頭(平成22年)、農業生産額の中で47%を占め、米ともに農業生産の中心となっている。
遠野ふるさと村の中にある南部曲がり家。庄屋として利用されていたこの家は、曲り家の集落の中では一番大きな曲り家。中には式台と呼ばれるお城や代官所などがあり、自分より身分の高い人が来たとき挨拶用件を受ける部屋がある庄屋としての格式の高い家。綾織町旧鈴木誉子家 江戸末期築 126.2坪〔416.38u〕
遠野では、曲がりやのなかで馬を飼い共に生活をしていた。それが曲がり家である。
遠野物語は馬が重要なモチーフになっている。
馬は南部藩の専売品として、農家は、藩から馬を借りて養い、農作業をしたり、物を運搬したり、肥料をつくったりした。子馬はセリ売りして、その代金を藩に納め、手もとにいくらかの収入を得ていた。地主から馬や牛を借りて養うという馬小作や牛小作もさかんにおこなわれ、優れた馬は、藩が買い上げて他藩へ売ることによって、藩の収入とした。また、三陸沿岸地方の海産物も南部藩の専売品であり、乾燥した魚介類は、品質もよく他地域で高く取り引きされ、藩の大切な収入源であったので、これを運ぶ駄賃も農民の所得になっていた。
農家は、子馬が生まれるとめす馬はそのまま飼育を許されたが、おす馬は2歳になると藩にとりあげられ、セリにかけられ、売上金の2割が与えられた。そのため、めす馬が生まれると大喜びし祝ったが、おす馬は手離さなければならず悲しんだという。
沿岸部との交流は、馬には必要不可欠な塩の入手にも関係してくる。馬を養う為には人の約十倍もの塩の摂取が必要といわれており、馬山地と沿岸部を結び道は、全国にも塩街道と呼ばれている。
米、塩、木材、馬、人が生きていくために、必死に自然と向き合い、生業をつくり暮らしていく、その苦しさや辛さの事実を不思議さやユーモアを交えた物語として伝えてきたのが遠野物語ではないか感じる。

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遠野ふるさと村の中にある南部曲がり家の中にいる「雪号」
遠野物語でも白馬は早池峰山に住む女神の使いとされている。
遠野ふるさと村
http://www.tono-furusato.jp/
柳田国男は、東京帝国大学法科大学に入学し農政学を学び卒業後に農商務省に就職し、農務局農政課に配属されて、農政官僚としての農村を歩いている。その後、民俗学を志したきっかけは、《飢饉といへば、私自身もその惨事にあつた経験がある。その経験が、私を民俗学の研究に導いた一つの理由ともいへるのであつて、飢饉を絶滅しなければならないといふ気持が、私をこの学問にかり立て、かつ農商務省に入る動機にもなつたのであつた。》
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:27| 日本のふるさと

2019年01月28日

高開の石積み

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徳島県吉野川市美郷の高開(たかがい)の石積みである。徳島県の山村は急峻の山郷が多く、美郷も例にもれず急傾斜に田畑や家屋が作られている。西日本には、石積みが多いように思う。石積み、城の石垣が有名である。滋賀県の近江八幡市安土にあった近江佐々木六角氏の居城、観音寺が近世の石垣城の先駆と言われており、その後織田信長の安土城、豊臣秀吉の大阪城など立派な石垣の城が作られるようになった。当然、石垣を専門とする職人集団が各地で赴き構築していくのだが、原材料が瀬戸内海を中心に採掘していたこともあり、西日本に石積みの遺跡が多いように思える。権力者の力を誇示するような日本の城の石垣も驚くが、地域に住む農民自らが田畑と家屋を子々孫々暮らしていけるように、少しづつ石積みした取り組みは祖先の想いと努力に圧倒される。高開の石積みは江戸中期、約300年ほど前に作られ営々と守られてきた。4月には、芝桜が当たり一体に咲き、美しい景観を見ることができる。
実は、石積みは今静かな話題を呼んでいる。ヨーロッパの農家の家屋は石造りのもので、何百年もたつ農家民宿が観光客を楽しませてくれる。日本では石を切り出し運び積んで家屋を作るよりも、身近に木材が手に入り、加工も木材の方が簡単であっら。さらに、地震や津波などの災害が多く、石造りでは壊れて残らないということもあったという。そこで日本は神社仏閣をはじめ木造家屋が
建物として当たり前になった。エジプトのピラミッド、ギリシャの神殿もローマ遺跡も石づくり。
一方、ヨーロッパでも茅葺民家への関心も高い。茅はリサイクルの究極のエコと認知されている。

高開の石積み
https://www.awanavi.jp/spot/2013032500309/
吉野川市役所 高開の石積み
http://www.city.yoshinogawa.lg.jp/docs/2010101400300/
posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:06| 日本のふるさと

2019年01月25日

対馬固有の生物資源であるツシマヤマネコは、観光資源としても大いに期待されている。

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長崎県対馬は、国境の島ということもあり、日本本土とは、生き物の生態系や風景が異なる。
 本土よりも韓国に近いこともあり近年は韓国からの観光客が増加している。
対馬の観光と自然保護の観点からは、ツシマヤマネコについて、記しておく必要があるだろう。
対馬野生生物保護センター(以下、TWCC。環境省対馬自然保護官事務所含む。)は、ツシマヤマネコなど絶滅のおそれのある野生生物保護の拠点施設として、平成9年に開設された。
TWCCでは、対馬の豊かな自然のシンボルであるツシマヤマネコを守ることは、対馬の自然を守ること、自然と深く繋がっている対馬の暮らしを守ることであるという活動理念のもとに、「対馬もヤマネコも−ツシマヤマネコと共生する地域社会」の実現を目指し、保護増殖事業を進めるための保護行政や調査研究、普及啓発活動、その他救護された野生動物の飼育・リハビリを行っている。
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対馬固有の生物資源であるツシマヤマネコは、観光資源としても大いに期待されており、当所TWCCでは、保護された本物のツシマヤマネコが見ることができる有力な観光施設でもある。
 TWCCの平成29 年度の来館者数10,894 人、TWCC オープン(平成9年8月)からの総来館者数は250,815 人。野生のツシマヤマネコを見るチャンスはほとんどないなか、生きたツシマヤマネコを見学できるのは、嬉しい限りである。2019年1月25日現在ツシマヤマネコ「福馬」は体調不良のため、しばらくの間、終日展示をお休みとなっている。
ツシマヤマネコは、過去には200〜300頭が生息し、現在は島北部の一部地域に80〜110頭しか生息していないとされている。野生動物は個体数が100頭を切ると絶滅の危険性が極度に高くなるといわれている。血縁が濃くなることによる遺伝的なリスクが高まり、奇形が発生する可能性率の高さや災害や伝染病などにより絶滅の危険性が高まるからである。
対馬野生生物保護センター
http://kyushu.env.go.jp/twcc/index.htm
posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:05| 日本のふるさと

2018年12月20日

宮城県丸森町の滞在型市民農園

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宮城県丸森町は、仙台藩の祖、伊達政宗の初陣の地である。福島県の相馬市と隣接しており、その地を治めていた相馬氏と領地をめぐって争いがあった。後に東北随一の伊達家をもってしても相馬野馬追で有名な相馬氏から丸森を攻略するのに数年を要した。
丸森町は、グリーン・ツーリズム戦略 都市農村交流事業の一環として滞在型市民農園「不動尊クラインガルテン」を開発運営している。
クラインガルテンとは、ドイツ語で小さな庭という意味で、農園と休憩や着替えの場所や農具を保管する古屋がついた施設である。ドイツでは第2次世界大戦後、食料難から市民が徒歩や自転車で通える距離に市民農園を普及させた。日本でも大都市には、市民農園が人気だが。それとは別に農山漁村地域に滞在型市民農園として開発し都市との交流拠点として整備された。1993年に長野県の坊主山クラインガルテンと兵庫県のフロイデン八千代開設以来、全国に約70カ所近くの滞在型市民農園が開設されている。
丸森長のクラインガルテンには、遠く、東京、千葉、神奈川県の利用者もおり、1区画あたりの平均利用日数は、112日、登録利用者は65名と聞いた。
 このクラインガルテンは、都市住民にとっては、田舎暮らしの拠点に。農山漁村側には、農地の有効活用と交流人口増加と、その後、現地への移住定住に効果を発揮している。
訪問した2年前には、クラインガルテンに隣接して、移住者用の受託地を開発したグリーンステージ「上滝」が人気だった。新たに丸森に移転者には最高で180万円の建築支援がある。残り2区画であった。

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不動尊クラインガルテン(宮城県丸森町)
http://www.town.marumori.miyagi.jp/sightseeing/gt/garden.html

坊主山クラインガルテン(長野県松本市 旧四賀村)
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/sigoto/nogyo/garuten/kurainn8.html

フロイデン八千代(兵庫県多可町 旧八千代町)
https://freuden.jp/information/
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2018年12月19日

甘みと酸味と少しの苦みがたまらない八朔

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今朝も冷え込みました。あのムシムシする夏の暑さが懐かしく思い出されます。
18年連続四国一の清流となったことがある徳島県の穴吹川。
その穴吹川の北側がある集落が徳島県美馬市仕出原(しではら)です。
八朔、ブルーベリー、栗の産地としれ知られ。特に八朔は、市場でも特別なブランドとして扱われています。近年では、フランスへも輸出されていると言います。フランス料理にも使われる八朔、なんて凄いでしょう。
穴吹川のほとりにある「リバーサイトしでの家」は7月から9月の営業ですが、八朔、ブルーベリー、栗などのジェラードが楽しめます。八朔のジェラードは、甘みと酸味と少しの苦みが特徴、大人の味です。

★とくしま特選ブランド「清流の里 仕出原の八朔」(収穫作業の動画あります)
 http://www.city.mima.lg.jp/kankou/tokusan/hassaku/

★美馬市森林空間活用施設「リバーサイドしでの家」
 http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/asobu/0024.html

★リバーサイトしでの家の様子がわかるyoyou-tubu
 https://www.youtube.com/watch?v=XkFzn-N2CNc
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:14| 日本のふるさと