2023年12月25日
一人では、難しいけれど、みんなで集まれば知恵も勇気も、やる気もでてくる。農村RMO育成支援のための寄合ワークショップを終えて漲るエネルギー!!
農村RMO育成支援のための寄合ワークショップを終えて
一人では、難しいけれど、みんなで集まれば知恵も勇気も、やる気もでてくる。
そして、具体的な進め方も考え合意形成を行う、未来に向けて地域づくり、農村の生き残りに協働で進めていく元気が湧いてくる。
地域の農村RMO運営組織協議会からの依頼を受けて、各地区における農村RMO運営組織協議会が目指す方向性を定める「ビジョンづくり」の一環として、地域再生寄り合いワークショップを3回開催しました。
当該地域でのワークショップの結果、主に以下の取り組みについて、優先順位や、いつから実施するか、誰が行うか等々の合意形成を図りつつ、実行計画案ができました。
今後、この実行計画案に基づき、事業を展開していくことになります。
1.農業の振興、農地の保全に結び付くテーマ
・「竹林を利用した里山整備」もともとはタケノコなど産地でもあったが、
竹パウダー等の製品化などにより新たな産業づくりにも。
・「ITによる鳥獣害対策」ジビエの活用施設もできているが、広範囲な地域の鳥獣被害対策の
ために罠センサー、ドローンなどICTの活用が不可欠
・「農泊で地域おこし」宿泊施設が少なく通過型になっている、歴史的な遍路道でもあるので、
空家活用や離れ等活用した農泊で農作業体験を加味した賑わいも。
・「草刈り隊結成による農地の保全」農業生産に関係した関係人口増加や農業移住者増加の
一環にもつながる。
2.暮らしの支援
・「交通弱者を支援するためのシステムの導入」移送支援、移送ボランティアの拡大
・「移住者や農家さらに高齢者など多世代で交流できる場づくり」
・「点在する空家の再生による移住者の確保」
・「■■小学校の利活用」思い出のある小学校が休校になったままなので、住民同士の交流、
子ども主体のまちづくりの拠点や外部の人との関係人口の創出も。
3.地域資源の活用
・「●●地区アウトドアパークの設置」自然と遺跡にあふれた当該地域を活かした
体験型の交流人口を目指すために。
・「▲▲山の整備」日本最古の辰砂の坑道や世界唯一のカタツムリなどの
歴史(縄文、弥生文化生活)と自然のロマンを活かしてさまざまに活用できる。
・「■■小学校の利活用」思い出のある小学校が休校になったままなので、この施設を有効に
活用して多世代の交流や対外地域からの関係人口や体験交流人口の増加に役立てたい。
★【農村RMO関連参考情報】
★1.農村RMOとは、
@ 地域の抱える課題をとりまとめ、その解決に向けて必要な、「農用地や用水路の保全」、
「地域資源の活用」、「生活支援」などの取組を一体的に調整・実行する組織。
➁ 組織の構成メンバーは、地域内の住民団体やNPO法人、社会福祉協議会などで構成される。
地域協議会の構成例
★ 多面的機能支払交付金の活動組織
★ 中山間地域等直接支払交付金の集落協定
★ 住民組織 町内会 公民館 PTA
★ 自治体 県 市町村
★ 認可団体 土地改良区 JA 社会福祉協議会など
★2.農村RMOでできる取組
@ 農用地の保全
「多面・中山間地域等直接支払交金」の事務作業支援
・水管理、農用地保全、鳥獣被害防止策
➁ 生活支援
・移動支援制度(買い物、通院通学)
・子育て支援・移住者交流拠点
・農産物の集出荷など
B 地域資源の活用
・新規就農者、移住就農者への技術伝承、生産性向上(ICT活用)
・特産品、観光資源を活かした収益策
★3.農林水産省の農村RMOの形成推進施策
農村型地域運営組織(農村RMO)形成推進事業
(農山漁村振興交付金(中山間地農業推進対策))
https://www.maff.go.jp/j/nousin/tiiki/sesaku/attach/pdf/chusankan_suishin-1.pdf
◎「地域再生寄り合いワークショップ」は、KJ法の手法を活用して、地域住民が自ら地域づくりについて考え、行動を起こすための、地域の課題の把握、地域の資源の洗い出し、アイデア創出、行動計画の作成を支援するものです。具体的なテーマにより、さまざまな形で住民主導の取り組みに活用できます。
例えば、鉄砲伝来で有名な種子島にある鹿児島県西之表市では、地域再生寄り合いワークショップの生みの親であり、情報工房代表/千葉大学大学院看護学研究科特命教授の”山浦晴男氏”を講師に迎えて令和3年度から過疎化・少子高齢化などの地域課題に対する解決アイデアを検討しながら、「地域計画」策定のための実行計画を作成することを目的に「地域ワークショップ」を実施しています。
種子島の西之表市では、住民へのアンケートとワークショップを併せて地域づくりの実行計画づくりに取り組んでいます。まず最初に、高校生以上の方を対象に地域アンケートを実施し、次に、「困りごと」と「こうありたい未来」をつなぐ解決アイデアを1回目の地域ワークショップにてアイデア図として作成するのです。そして、最後となる2回目の地域ワークショップでは、アイデア図をもとに実行計画を作成します。特定の地域だけワークショップをするわけにはいかない。全域を効率よく一括して地域づくり計画をそれぞれの地域住民主体に取り組む手法として参考になります。
●鹿児島県西之表市「地域ワークショップ」
https://www.city.nishinoomote.lg.jp/admin/soshiki/tiikishien/communitybuild/5932.html
令和5年度 4地区実施
令和4年度 4地区実施
令和3年度 4地区実施
★地域再生寄り合いワークショップについては、下記のページをご覧ください。 https://blog.canpan.info/ohrai/archive/584
農村RMO育成のための地域再生寄合ワークショップについては、下記のページをご覧ください。
2023年10月02日
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/652
▲山浦晴男氏は、東京大学での質的統合法(KJ法)指導者研修会にも招致されています。
https://www.l.u-tokyo.ac.jp/sociology/category/event/
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
681
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:47| 住民主体のワークショップ
2023年11月27日
「農村RMO育成事業」における第2回ワークショップが終了しました。
徳島県の2地区からの依頼により取り組んでいる「農村RMO育成事業」における第2回ワークショップが終了しました。
この寄合ワークショップは、各地区における農村RMO運営組織協議会が目指す方向性を定める「ビジョンづくり」の一環として開催されたものです。
第2回のワークショップは、令和5年11月24日(A地区)、25日(B地区)の両日、
以下の段取りで作業を進めました。
@ 各自持ち寄った写真をもとに、模造紙上に写真分析法を用いて「資源写真地図」を作成。
(個々の写真からは気づかない深い理解につながる地域の姿が映し出される。)
A 班単位の「資源写真地図」を全体で発表し、より視野の広がりをもった理解を図る。
B 次回までの「地域を元気にするアイデア出し」の要領の説明
最終回となる次回第3回は、
A地区は、令和6年1月30日(火)、
B地区は、12月23日(土)に開催し、
次のような段取りでビジョン(実行計画案)を作成します。
@ 全員でイラストアイデアカードの内容を紹介し合いながら、
「地域再生メニュー地図」を描き出す。
A 「地域再生メニュー地図」の内容からどの項目から優先的に取り組むかの重みづけ
(皆で投票・評価)を行う。
B 具体的な取り組みに向けて実行計画案を作成
なお、第1回目のワークショップは、農村RMO事業についてと、ワークショップの進め方の説明を行い、その後、参加者の地域の課題やビジョンづくりの呼び水になるように、講師等で作成した「当該地域の外から見た地域資源地図」を紹介しました。そして、当該地域の課題、悩み、将来こうしたい等の意見を効果し、地域住民による意見地図を全員で作成しました。
農村RMO育成のための地域再生寄合ワークショップについては、下記のページをご覧ください。
2023年10月02日
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/652
2023年07月31日
地域再生寄り合いワークショップにより農村RMOのビジョンづくりを支援します
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/639
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
671
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:30| 住民主体のワークショップ
2023年11月14日
地域再生にむけて住民による地域再生寄合ワークショップと農山漁村コミュニティ・ビジネスについて
三重県からの依頼により、中山間地域の対策の研修会(中山間ふるさと・水と土保全対策事業)において、「地域再生にむけて住民による地域再生寄合ワークショップと農山漁村コミュニティ・ビジネスについて」の基調講演とワークショップを行いました。中山間地域の農業・農村環境を守り、生産を維持するために、地域住民活動を推進する人材を育成するのが目的です。
内容
T これから益々重要となる農山漁村コミュニティ・ビジネス
稼ぐ事業で地域をつくるために、参考にしたい「農山漁村コミュニティ・ビジネス」
農山漁村コミュニティ・ビジネスの優れた事例の宝庫である、
オーライ!ニッポン大賞受賞のなかから事例を紹介
※ 農山漁村を舞台に、稼ぐ力を発揮する農山漁村コミュニティ・ビジネスは、
小さな生業(なりわい)を興す取り組みでもあり、
農山漁村の生業から派生しやすいことから失敗も少なく、地域の他の取組みとも
連動することにより地域内経済の循環の担い手として世界的にも注目されています。
U 住民合意による地域再生の手法を考えてみよう
1.合意形成とは、なんですか
2.計画案を提示して住民の意見を聞くのではなく、アイデア創出そのものから
住民を巻き込む手法
3.地域再生寄合ワークショップについて
※ 地域振興を図るための住民合意形成を促す手法は、現在の農山漁村集落の実情に合わせて、
皆で考え取り組むために、どのように進めていけば良いのか、
これまでの経験から取り組んできた手法を紹介しました。
・地域再生は誰が行うのでしょうか。
・なぜ、合意形成が必要なのでしょうか。
・合意形成とは、どうやっておこなうのでしょうか。
・合意形成には、住民からのアイデア創出する作業そのものが、
やる気起こす効果を発揮します。
・どうアイデアを創出し、まとめるのでしょうか。
・質的統合法(KJ 法)の手法を取り入れて参加者をワクワクさせるやり方です。
・この具体的なプロセスが、目指す「住民自身が立ち上がる機運」を興します。
V 寄合ワークショップの演習
1.演習のすすめ方説明(演習テーマの発表)
2.班に分かれて意見交換
3.意見カードの記入
4.全員で意見地図の作成
5.重要度の評価
(演習テーマ)「これからの時代に活かされる三重県の特性はなんですか?
地方に出張すると、せっかくの機会なので、その地のものをなるべく、食べようるようにしています。旅による食と文化の経験は自身を成長させてくれるます。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:25| 住民主体のワークショップ
2023年10月30日
徳島県の阿南市で、2か所目の加茂谷地区での農村RMOづくり支援のための第1回目のワークショップを実施しました。
徳島県の阿南市で、2か所目の加茂谷地区での農村RMOづくり支援のための第1回目の地域再生寄合ワークショップを実施しました。
普段から情報交換や協働活動をしている方々が多い地域ですが、改まって、地域の悩み、課題、さらに目指したい姿など意向交換し、そして自分の意見をまとめると随分考えも整理され、また他の人の意見も参考に新たな関係性・連携づくりをというような流れが出てきたように見え、活性化には、話し合おうことが重要なのだと改めて感じました。
・徳島県阿南市 観光パンフレット
https://www.city.anan.tokushima.jp/docs/2011021600023/file_contents/AKB201901.pdf
・住民主体による地域づくりのための「地域再生寄合いワークショップ」は、次のステップで3回実施し、当該地域の住民が自ら地域づくりを企画・計画するのをお手伝いします。
(1)見える化する(第1回目)
@ 外部の目で見た当該地域の特徴をとりまとめた「資源地図」を説明
A 地域で抱えている悩みや問題、将来像は何か」意見交換と発表
B 意見地図の作成し重要度を全員で投票する
(2)意見をまとめる(第2回目)
@ 当該地区の資源を思われる個所、モノ等を写真撮影したものを分類
A 質的統合法(KJ法)の手法で資源地図に作成
B 作成した資源地図を発表
(3)深く、考える(第3回目)
@ 各自考えてきた宿題「地域を元気にするアイデア」を発表
A どのアイデアが良いか、地域住民全員で投票
B 投票結果をもとに、このアイデアの実現・実行の計画の作成
農村RMO育成のための地域再生寄合ワークショップについては、下記のページをご覧ください。
2023年10月02日
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/652
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
659
posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:50| 住民主体のワークショップ
2023年10月25日
農村型地域運営組織形成推進事業における第1回ワークショップを実施しました。
農村型地域運営組織(農村RMO)形成推進事業における第1回ワークショップを実施しました。
徳島県の阿南市椿地区において、第1回地域再生寄合ワークショップを実施しました。
このワークショップは、少子高齢化による人口減少で、集落機能(農地の保全、諸行事の運営、高齢者の移送手段、小中学校の維持など)の将来に課題を抱えている地区が、その課題解決の手段として、「農村RMO」組織を立ち上げて、取組を進めます。そのために、地域の農家をはじめとした様々な住民が参加し、どのような組織、取り組みを進めていくのか、意見交換・合意形成を進めるために、寄合ワークショップを合計3回行うものです。
第1回目のワークショップは、農村RMO事業についてと、ワークショップの進め方の説明を行い、その後、参加者の地域の課題やビジョンづくりの呼び水になるように、講師等で作成した「当該地域の外から見た地域資源地図」を紹介しました。
そして、当該地域の課題、悩み、将来こうしたい等の意見効果し、地域住民による意見地図を全員で作成しました。
・徳島県阿南市 観光パンフレット
https://www.city.anan.tokushima.jp/docs/2011021600023/file_contents/AKB201901.pdf
農村RMO育成のための地域再生寄合ワークショップについては、下記のページをご覧ください。
2023年10月02日
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/652
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
658
posted by オーライ!ニッポン会議 at 10:59| 住民主体のワークショップ
2023年10月13日
質的統合法(KJ法)の講座が10月8日、9日の両日、金沢大学サテライト・プラザで開催され参加しました。
情報工房代表の山浦晴男氏(千葉大学大学院看護学研究院 特命教授)から直接指導いただく、質的統合法(KJ法)の講座が10月8日、9日の両日、金沢大学サテライト・プラザで開催され参加しました。
これまでも山浦氏の指導の下で、「思考法・発想法のワークショップ」、「質的統合法(KJ法)のオンライン講座、対面講座」を複数回開催されてきましたが、この研修が実施できたのは、金沢大学の林透教授のひとかたならぬご尽力により開催されたものです。
林教授は、自分の思っていることや感じていることを言語化し、構造的に思考することや発想することが大事であり、私たちは、思考法や発想法の「型」を知らず、学んだことがないことから、言語化された質的データを統合しながら思考し、発想するための基礎スキルで、「質的統合法(KJ法)」を学ぶ必要があるのではないかという問題意識から、「質的統合法(KJ法)基礎講座」を開催しました。
以下、1.【思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】、2.【質的統合法(KJ法)の講座】、3.【地域再生寄合ワークショップの手法】の特徴をまとめてみます。
1.【思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】
・この講座では、1日目は、思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」を学び、2日目は、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」について学びます。
・地域づくりのためのアイデアの発想力を高めたい、交流事業のアイデア創出を理論的にしてみたい方に向いています。
・大学等の研究者はもちろん、社会問題に取り組む関係者、学生、コンサルタント、地域おこし協力隊員、起業を目指している人、サラリーマンと誰でも参加可能。
・アイデアの創出であるので、地域づくりに限らず、教育の面では、学習プログラムづくり。人材育成の企画に。
・また、企業活動では、商品開発、サービスの向上のアイデアにも活用できる汎用の思考・発想法です。
・これまでにオンラインで4回開催しました。
・一言で言うならば、こちらは、頭の中に浮かんだアイデアを論理的に整理し吐き出す仕組み。
・論理的にアイデアを出すことが求められる現代人には、山浦晴男氏オリジナル発案のこの思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」「コスモス法」がぴったりのように思います。
・そのうえで、【質的統合法(KJ法)の講座】へ進むと、さらに課題の統合化や、より物事の本質に近づく手法が学べると思います。
・「ロジカル・ブレスト法」「コスモス法」は、起業や社会の在り方を学び、ソーシャルビジネスやコミュニティビジネスを生み出す基礎としてかなり有効ではないかと思っています。
・企業人だけでなく、中学生や高校生の社会学の時間に学んでもらうと、社会の見方が、より深まると思います。
・【思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】は、すぐに学んだことを活用できます。
・そのうえで、何度もテーマを変えたり、アイデアをどんどん出して進めることで、さらに思考技術がレベルアップし、さまざまな仕事や生活に応用できます。
●【発想の整理学】 AIに負けない思考法 山浦晴男 著(ちくま書房)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073280/
2.【質的統合法(KJ法)の講座】
・これまでに、オンライン1回、対面2回開催しました。各回2日間の研修プログラムでした。
・【質的統合法(KJ法)の講座】は、ただ単に、カードに要素を書いて、カードを並び替えて関係性をつくるものではありません。
・何度も何度もカードに書いてある内容を読み込み、その意味するものを深く理解して、似たものを探すことから始まります。
・そこで、カードを自分の思う理屈で分類まとめてはいけないのです。自分の仮設につごうのう良いデータを集め、そこからストーリや独自の解釈を加えてはいけないのです。
・一言で言うならば、質的統合法(KJ法)は、バラバラになった問題、現象、アイデアをまとめる(統合する)仕組み。
・「己を空しくしてデータをして語らしめる」
・つまりアイデアを沢山出すということよりも、アイデアの元となる、課題間の関係性や何らかの因果関係等を発見するのに、役立つ感じです。
・統計的にデータを扱うと、どうしても少数意見や中心的な意見だけの集約になりがちです。
・一方、「質的統合法(KJ法)」によるデータ処理は、どうしても読んでも読んでも、似たものが見つからない、通称1匹狼が存在するのです。
・実は、その通称1匹狼となるデータが、その問題の全体を表す重要な要素になったり、問題の本質に近づくものになったりすることがあります。
・ラベルのグループ化、表札作成を終え、空間配置(図解化、見取り図を作成)へと進んで課題の分析を行うのです。
・見取り図とは、課題としたテーマの全体像を図で表したもの。
●【質的統合法入門 考え方と手順】山浦晴男 著(株式会社医学書院)
https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/82076
3.【地域再生寄合ワークショップの手法】
・【地域再生寄合ワークショップの手法】は、まだ講座として提供はされていません。
・「地域再生寄合ワークショップ」は、【質的統合法(KJ法)】の手法を取りいれながら、実際にプログラムとして20年以上展開しているものです。
・現在、山浦晴男氏の元で、徳島県で実際に地域再生寄合ワークショップとして、取り組んでいるものです。
・当初の構想では、この手法を実際の地域で活用して地域をよくするだけでなく、その手法を使いさらに多くの地域で広げるためのファシリテーターの育成も視野に入っていました。
・質的統合法(KJ法)の技術を応用しておりながら、全く意識することなくファシリテートできます。
・地域の住民が自らの地域の将来に向けて、課題を整理し、資源を見出し、活性化アイデアを創出、どのように実行していくのか意見交換しビジョンにまとめていくためのワークショップです。
・住民自身がやる気になるためには、はじめに結論ありきの合意形成のワークショップでは無く、自分たちの地域を冷静に見直し、それからやりたいこと、できることをアイデアとして出しながら意見交換していく、手間暇かかるけれど、それぞれの人の思いや考えを尊重する話し合い(寄り合い)のプロセスが重要なのです。
・ファシリテーターがワークショップを運営するので、参加者は、予備知識不要で参加しワークショップを楽しむことが可能です。
・カリスマ的リーダーがいない地域においても、住民みんなで意見・アイデアを出し、活性化に向けて活動を進めるきっかけとして高い効力を発揮しています。
・ファシリテーターは、このプロセスをよく理解し、習熟する必要があります。
・地域連携に関心を持たれている地域大学教員関係者からの視察も多く、学生チームのフィールドワークや探求の学習にもこのワークショップ手法は効果的と思ういます。
・令和5年度からは、農村RMO育成のためのビジョン作成支援のための寄合ワークショップもこの手法により展開しています。
ワークショップは合計3回
第1回は、地域の課題の抽出
(地域で抱えている悩みや問題、将来像は何か意見交換と発表)
第2回は、地域資源マップの作成
(地域の資源を思われる場所、モノ等を意見交換分類し資源地図を作成し発表)
第3回は、地域を元気にするアイデアの発表と実行計画の作成
(地域を元気にするアイデアの発表と意見交換、実行の計画の意見交換・作成)
【地域再生寄合ワークショップの手法】は、参加者としてファシリテーターに従っているうちは、最も楽に成果が得られます。しかし、ファシリテートしていくには、逆に技に習熟、経験が重要になります。この【地域再生寄合ワークショップの手法】のファシリテートをサポートしているうちに、参加者の前向きな意欲や情熱が、どんどんでてくるように見えた時に、自分一人でアイデアを考える苦労を考えると、この皆で意見交換しつつ合意形成を図る手法が、最も社会のために、必要ではないかと思うのです。
●【地域再生入門】寄りあいワークショップの力 山浦晴男 著(ちくま書房)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068644/
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
655
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:39| 住民主体のワークショップ
2023年10月02日
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
2023年9月末、地域再生寄り合いワークショップ(鰹報工房代表取締役 山浦晴男氏発案)の手法を利用して、農村RMO組織を育成する取り組みを進めています。
これまでも、農山漁村地域の集落再生、地域の活性化のために、住民自身が現状を把握し、課題解決に向けて、地域資源を掘り起こし、それらを活用した地域再生アイデアを創出する取り組みをワークショップで支援してきましたが、今回は、今話題の農村RMO(農村型地域運営組織)を立ち上げるためのビジョンづくりを支援することになりました。
地域において、くらしの面を支えるさまざまな課題を地域住民が、主体となって解決していく自治会等の活動が良く知られています。概ね小学校区(小学校がある地域エリアを対象)に高齢者交流、声かけ・見守り、外出支援、配食支援、買い物支援など幅広い社会活動を展開している地域運営組織に加えて、
農村RMO(農村型地域運営組織)は、集落全体で維持した農地等が、農家の高齢化、人口の減少等により、行き届かなくなってきたことから、その地域の暮らしを支える活動に追加して、農業を守るための農地の保全・管理等を行いながら、農村地域の未来に向けて(将来につなげていくことを目指して)、農村振興策として令和4年度から農林水産省の政策としてスタートしています。
さまざまな課題は、それぞれの地域によって、優先度や解決方法も異なるとは思いますが、
また、それぞれの課題解決については、段階的に進めていくこととしても、持続可能であるためには、中心となる組織と財源が重要となります。
公的資金だけでなく、独自の収益源を得ることも重要になっており、そうしたことから、地域誌資源を活用したコミュニ・ティビジネスの立上げも必要となっているのです。
地域再生寄り合いワークショップでは、3回のワークショップを行い、
1.どのような課題があるのかの洗い出し、
2.そして、その課題解決にも結び付く可能性もある地域に根差すさまざな資源の発見・発掘
3.地域をよくするためのアイデアの創出を経て、何を取り組むのか優先度を意見交換しつつ、どのような取り組むが良いのか、誰が行うか等の合意形成を行い、ビジョン・実行計画を作成していくものです。
地域再生寄り合いワークショップの最大の魅力は、住民自身が考え、選択することにより連帯感・納得感が最大限に引き出されることです。誰かが与えた役割を行うのでなく、地域の人々が会話しながら、アイデアを出し、それぞれが刺激を受けながら地域のことを再考する時間がとても貴重なものとなり、前向きな姿勢がやる気の醸成にもつながっています。
徳島県からの依頼を受けて、山浦晴男氏と(一財)都市農山漁村交流活性化機構は、これから年末までに、月に1回、ワークショップを開催し、農村RMOのビジョンづくりを支援します。
★地域再生寄り合いワークショップについては、都市農山漁村交流活性化機構の次のページをご覧ください。https://www.kouryu.or.jp/service/chiki_ws.html
または、本ブログの次のページをご覧ください。
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/584
※地域運営組織については、総務省のページをご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/chiiki_unneisosiki.html
※農村RMOについては、農林水産省のページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/nrmo/index.html
●地域再生寄合ワークショップの実施についてご相談は
・農山漁村地域の今後の方向性を住民とともに情報交換したい
・地域づくりの合意形成を図りたい
・棚田の保全維持を考えたい
・地域づくりの一環として、六次産業化等の皆で進めたい
・その他、
地域再生や農村RMO等、地域づくりにおける住民による活性化案の方向性の導き出しや
合意形成など、地域再生寄合ワークショップの実施について相談を受け賜ります。
・また、実施にむけて、「寄合ワークショップとは何か」等の講演等の
ご相談にも応じています。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ事務局
電話 03―4325−1985
seminar★kouryu.or.jp ★を「@」に置き換え使用ください。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構
652
posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:13| 住民主体のワークショップ
2023年09月13日
無料【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】2日間 参加者募集! 1日目は、思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」を、2日目は、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」について学びました。
無料【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】は無事に終了しました。ご参加いただいた皆様には誠にありがとうございました。10月開催を予定していますKJ法(質的統合法)を初心者が初歩から学ぶ基礎講座は、【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】からの参加希望が多く、一般募集前に定員となりました。ご了承ください。またの機会をお楽しみにしてください。
無料【第4回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ】2日間
1日目は、思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」を、2日目は、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」について学びました。地域づくりのためのアイデアの発想力を高めたい、交流事業のアイデア創出を理論的にしてみたい方に向いています。大学等の研究者はもちろん、社会問題に取り組む関係者、学生、コンサルタント、地域おこし協力隊員、起業を目指している人、サラリーマンの皆さんも誰でも参加可能(過去参加しています)です。
【趣旨】近年、大学教育、学校教育では、文理融合教育やSTEAM教育が推奨され、特定の分野に限らずに必要とされる「思考法」「発想法」を身に付けることが大事になっています。
「思考や発想の型」を早いうちに修得しておくことが専門教育を学ぶ上での重要な基礎になります。以上の観点から、質的統合法(KJ法)実践の第一人者である山浦 晴男先生を講師にお招きし、思考法の構造を体得できる「ロジカル・ブレスト法」、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」 についてワークショップを通して学びました。
【日程】7月29日(土)10:00〜16:30、30日(日)10:00〜16:30
【対象】本ワークショップ参加を希望し、エクセルを操作できる方(無料)
【定員】20名
【内容】
7月29日(土)10:00〜16:30
10:00〜10:40事前講義
10:40〜12:00ロジカル・ブレスト法演習(個人演習)
(お昼休憩)
13:00〜15:00ロジカル・ブレスト法演習(グループ演習)
15:00〜16:00グループ演習発表・交流
16:00〜16:301日目の振り返りと2日目の連絡事項
7月30日(日)10:00〜16:30
10:00〜10:30事前講義
10:30〜14:30コスモス法演習
(途中、適宜、お昼休憩)
14:30〜16:00成果物発表
16:00〜16:30全体振り返り
【申込条件】2日間両日参加できること。ご自身のパソコンにてエクセル操作できること。
※本ワークショップは、JSPS科研費(課題番号 20K02969)の助成を受けて開催しました。
講師:山浦晴男先生(情報工房代表、千葉大学大学院特命教授)
長野県生まれ。中央大学卒。創案者川喜田二郎氏のもとでKJ法の研究と普及に20年間従事。その後情報工房を設立、企業・行政・医療機関の人材育成や組織活性化、地域再生支援に携わる。
近著『発想の整理学AIに負けない思考法』(ちくま新書)が2020年7月6日に発刊。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:40| 住民主体のワークショップ
2023年07月31日
地域再生寄り合いワークショップにより農村RMOのビジョンづくりを支援します
フリー写真素材ぱくたそ
本ブログでもその都度紹介してきました「農村RMO」について、今秋からビジョンづくりを支援する予定です。農村RMOとは、農村型地域運営組織のこと。
農村地域、特に中山間地域においては、@農地、共同施設の荒廃化、A経営縮小、離農、B生活の困難化(買い物、子育て)という集落を維持する機能が弱体化していることから農家・非農家が一体となって、農業生産、生活扶助、資源管理に取り組むことで地域コミュニティの機能を維持・強化することが必要となっています。
農林水産省では、農村型地域運営組織(農村RMO)の形成を推進しており、複数の集落機能を補完して、農用地保全活動や農業を核とした経済活動、生活支援等地域コミュニティの維持に資する取組を行う農村RMO(RegionManagementOrganization)の形成とともにデジタル技術の導入・定着等を推進を目指しています。
ビジョン(将来構想)は、農用地等の保全、地域資源の活用、農山漁村の生活支援に係る計画を盛り込み、これに基づき各種事業を展開していくものです。このビジョン作成には、地域関係者の合意形成が欠かせないということから、地域再生寄り合いワークショップの手法を活用して支援していくものです。
全国町村会が平成29年4月に発行した「町村における地域運営組織」には、地域運営組織の事業の参考となる事例として、静岡県浜松市(旧天竜市)のNPO法人「夢未来くんま」を取り上げています。当組織は、女性の経済的自立を目的とした生活改善グループの活動が活発化し、昭和61年に熊地区全戸が加入する熊 地区活性化推進協議会が設立されたことが始まりです。農産物加工施設、食事処「かあさんの店」から熊地区の全戸が会員となり、農産物加工・販売、食堂、デイサービス、給食 サービス、イベントの企画・運営、都市と山村の交流事業、環境保全活動、体験 型環境学習など、多彩な事業を行っています。
※ NPO法人夢未来くんま(静岡県浜松市)は、第13回オーライ!ニッポン大賞を受賞しています。農村RMOは、地域の経済活動の担い手として、注目されており、中山間地域のさまざまな資源を活用して、いわゆる外貨を稼ぐ、農山漁村コミュニティビジネスの担い手としても期待されております。当機構では、地域再生寄り合いワークショップの手法を活用して地域の合意形成を図るところから、農山漁村コミュニティビジネスによる地域活性化事例の紹介、そして、優れた取り組みを紹介する「オーライ!ニッポン大賞」として幅広く世間の紹介するところまで、一貫した中山間地域対策を支援しています。
1.農林水産省
農村型地域運営組織(農村RMO)の推進 〜地域で支え合うむらづくり〜
https://www.maff.go.jp/j/nousin/nrmo/index.html
2.町村における地域運営組織 平 成 2 9 年 4 月 全国町村会
https://www.zck.or.jp/uploaded/attachment/2873.pdf
3.2019年11月27日
結局は人なのよ!天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。その2
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/224
4.参考 2022年02月03日
中山間地域の将来に不可欠な【農村RMOの形成推進】と【鳥獣被害防止対策】
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/478
農村RMO育成のための地域再生寄合ワークショップについては、下記のページをご覧ください。
2023年10月02日
農村RMO育成のための寄合ワークショップが始動しました!
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/652
・(一財)都市農山漁村交流活性化機構
(地域再生寄り合いワークショップ担当、農山漁村コミュニティビジネス担当)
・全国中山間地域振興対策協議会事務局
・オーライ!ニッポン会議事務局
639
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2023年06月13日
参加無料「第4回 思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ」実施の予告
参加無料「第4回 思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ」実施の予告
本ブログで数回ご案内しています。上記オンラインワークショップの開催を予定しています。今回は、4回目になります。
当機構の地域再生寄合いワークショップでもおなじみの質的統合法(KJ法)実践の第一人者である山浦晴男先生を講師にお招きし、思考法の構造を体得できる「ロジカル・ブレスト法」、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」についてワークショップを通して学びます。
本ワークショップは、どなたでもご参加できます。地域づくりのためのアイデアの発想力を高めたい、交流事業のアイデア創出を理論的にしてみたい方に向いています。
演習では、自分が取り組んでいる事業の課題やビジョンづくりをテーマに作業(現状分析、アイデア創出を論理的展開)をする予定。
【日程】7月29日(土)10:00〜16:30、30日(日)10:00〜16:30
【対象】オンライン環境にて本ワークショップ参加を希望し、エクセル操作ができる方(無料)
【定員】20名程度
【講師】山浦 晴男(情報工房代表、千葉大学大学院看護学研究院 特命教授)
【趣旨】近年、大学教育、学校教育では、文理融合教育やSTEAM教育が推奨され、特定の分野に限らずに必要とされる「思考法」「発想法」を身に付けることが大事になっています。高校教育改革が進む中で、大学における初年次教育のバージョンアップが必至です。特に、「思考や発想の型」を早いうちに修得しておくことが専門教育を学ぶ上での重要な基礎になります。
質的統合法(KJ法)実践の第一人者である山浦 晴男先生を講師にお招きし、思考法の構造を体得できる「ロジカル・ブレスト法」、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」 についてワークショップを通して学びたいと思います。本ワークショップは、過去3回開催し好評であったことから、第4回目を開催いたします。
本オンラインワークショップのステップアップとして対面による質的統合法(KJ法)の基礎講座も検討しています。大学等の研究者はもちろん、社会問題に取り組む関係者、学生、コンサルタント、地域おこし協力隊員の皆さんも誰でも参加可能です。
前回の結果報告はこちら https://blog.canpan.info/ohrai/archive/547
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 地域再生寄合ワークショップ担当
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2023年02月02日
■地域再生寄合ワークショップ【地域の将来は自分たちの手で!集落の未来をみんなで考える】
■地域再生寄合ワークショップ
【地域の将来は自分たちの手で!集落の未来をみんなで考える】
1.住民主体による地域づくりのための「地域再生寄合ワークショップ」とは何か
地域再生には、誰がやるのか、何をやるのか等、必ず課題になります。
住民が自分の地域のことを自ら考え、立ち上がるのが「寄合ワークショップ」
全国どこでも、だれでも実践できるためのワークショップ。
(特別なリーダーがいないという地域でも住民自身がやる気になる)
それが「地域再生寄合ワークショップ」です。
住民自身がやる気になるためには、はじめに結論ありきの合意形成のワークショップでは無く、自分たちの地域を冷静に見直し、それからやりたいこと、できることをアイデアとして出しながら意見交換していく、手間暇かかるけれど、それぞれの人の思いや考えを尊重する話し合い(寄り合い)のプロセスが重要なのです。
ワークショップは合計3回
第1回は、地域の課題の抽出
(地域で抱えている悩みや問題、将来像は何か意見交換と発表)
第2回は、地域資源マップの作成
(地域の資源を思われる場所、モノ等を意見交換分類し資源地図を作成し発表)
第3回は、地域を元気にするアイデアの発表と実行計画の作成
(地域を元気にするアイデアの発表と意見交換、実行の計画の意見交換・作成)
2.参加者の反響
・本ワークショップを通じて地域の課題の洗い出しは大変勉強になりました。
結果を無駄にしないようにしたいと思う。
・3回のワークショップで考えが徐々にまとまり、目標が見えてきた。
あとはチームワークと実行力あるのみ。
・自分たちの考えが共有できたのが良かった。実施に向けて頑張ってきたい。
・はじめのうちはどうなるか不安があった。個人個人思いや考えがよく分かった。
今後の取り組みが見えてきた。
・実行計画はできた。具体的に形を実現するのは大変だと思うが実現に向けて頑張りたい。
・地域には、魅力があると信じて、あきらめないで成功するまで続ければ成功するだろう。
・方向は決まった。これからが大変だが、必ず実績を残す。
・あらためて地域には、たくさんの自然資源があることを再認識した。
これを地域活性化に役立てたい。
これから自分ができることを少しずつも取り組んで行きたい。
・住民が自分たちで地域のことを考える、良い方向に動いていくきっかけとなると思う。
過疎からの脱却になりそうだ。
・色々なアイデアを話し合うと、さらに良くなった。
難しいプランもイベント等を足掛かりにできることも勉強になった。
また、ある地区では、地域の課題を乗り越えるための新たなアイデアが79提案されました。
今後、県と相談しながら事業化に向けて、取り組みを進めていくことになります。
移住者や子育て中のお母さんも参加したワークショップで、地域の生活の改善や地域の活性化に向けた様々なアイデアが提案され、地域の将来に向けて“頑張っていこう!!”とエールを挙げてワークショップは解散しました。
3.「寄合ワークショップにより、多くの地域が立ち上がるのではないか」と
識者も評価しています
山浦晴男先生は、住民が自分の地域のことを自ら考え、立ち上がるための手法を公開し、実際に各地で指導をしており、内閣府から参考人として呼ばれ、地域再生のための寄合ワークショップの手法を説明しました。
まち・ひと・しごと創生本部 2016年3月25日(金)
「地域の課題解決のための地域運営組織に関する有識者会議(第2回)」
中央合同庁舎8号館8階特別中会議室
地域づくりに詳しい、小田切(明治大学農学部教授)座長の進行により議論が進められ、
小田切座長からは、 【この取り組みを量的拡大するためには、
山浦先生のようなファシリテーターが、数多くいればかなりの地域で
立ち上がるのではないか】と評価されています。
このサイトでは、(有)情報工房の山浦晴男先生が進めている地域再生寄合ワークショップの
テキストも公開されています。
【地域再生寄合ワークショップのテキスト】はこちらのサイトからダウンロードできます。
https://www.chisou.go.jp/sousei/meeting/chiisana_kyoten/rmo_yushikisyakaigi/h28-03-25.html
【地域の課題解決のための地域運営組織に関する有識者会議 第2回議事概要】
https://www.chisou.go.jp/sousei/meeting/chiisana_kyoten/rmo_yushikisyakaigi/h28-03-25-gijiyousi.pdf
4.実施についてご相談は
・農山漁村地域の今後の方向性を住民とともに情報交換したい
・地域づくりの合意形成を図りたい
・棚田の保全維持を考えたい
・地域づくりの一環として、六次産業化等の皆で進めたい
・その他、
地域再生や農村RMO等、地域づくりにおける住民による活性化案の方向性の導き出しや
合意形成など、地域再生寄合ワークショップの実施について相談を受け賜ります。
・また、実施にむけて、「寄合ワークショップとは何か」等の講演等の
ご相談にも応じています。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構 コミュニティビジネスチーム
電話 03―4325−1985
seminar★kouryu.or.jp ★を「@」に置き換え使用ください。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構
地域再生寄合ワークショップ事務局
584
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2023年02月01日
10年先、さらには、100年先の自分たちの地域の基礎づくりを目指しましょう!
3年ぶりに再開した徳島県の地域再生寄り合いワークショップは、2回の参加者による自主作業と3回のワークショップを無事に終えました。
2回の自主作業は、地域資源の発掘をするための自主フィールドワークと
地域を元気にするためのアイデアの創出(イラスト付きでアイデアを各自3枚企画する)作業です。(これは個人作業)
これら作業と参加者との意見交換により地域再生のアイデアの集約と実行計画づくりの話し合いを3回のワークショップで進展させていいきました。
ファシリテーター役の私にとっても大変得るものがありました。
毎回感じるのですが、ワークショップの回を重ねるごとに参加者どうしの話も弾み、それぞれが笑顔ややる気がみなぎる顔になってくるように思えるのです。
結果から逆算するとアイデアを考えるのならば、
最初からアイデア企画を行えばよいように思えますが、
まず地域の課題や問題点を皆さんで話し合い、情報を把握する。
そして、普段過ごしている地域をフィールドワークすることで、
何が資源になるのか、自分が地域について、どのような思い出や思いを抱いているのか再認識することができるのです。
つまり段階を踏んでいくことで、その意味合いも深まり、自分の考えも明確になってくるという効果が出てきます。
地域資源の発掘再発見は、写真撮影を行います。
手引きに基づき、自分が資源と思ったものを撮影します。
それを皆さんがグループに分かれて分析し資源地図を作成しました。(第2回WS)
話し合いは、地域に住む皆さんが何をどう考えているかを知ることにもつながります。
ワークショップの途中でも、参加者の皆さんから、私とおんなじことを考えている人がいた。とか、みんな地域への思いがあることを再認識したという声(独り言が多い)をワークショップ中に良く聞きました。
人がいない、若い人が少ない、だんだん田畑の維持(手入れ)に体がしんどくなってできなくなった等、悲しい声もありますが、それでも皆さんと一緒に何かしたい、地域を守り、後世に残し伝えたいという思いが、多くの参加者にあるのだと認識して、皆さんの明るい笑顔が増えたように思いました。
課題も多く、現実的な問題も簡単には片付きませんが、地域への思い、何かできることからはじめようとする意志を多くの人が共有するだけでも大きな効果があります。
地域再生寄り合いワークショップの方法のところどころに、
KJ法の手法が取り入れられていますが、
KJ法を知らない人でも十分ワークショップに参加し
アイデア創出をしていくことができます。
地域再生寄り合いワークショップはKJ法を学ぶためのものではありませんが、
KJ法の活用方法として、とても馴染みやすいものですし、
皆さんのやる気がどんどん増すように思います。
最近は、地域の皆さんも各地の活性化事例について、
さまざまなところから情報を入手して、
ひと昔前のコンサルタントが話す程度のことは皆さんも十分に知っています。
良く失敗例を教えてくださいと、講演などで聞かれます。
でも、失敗例を聞いて、取り組んだとか、成功したとかは、聞いたことはありません。
大概の人は、やらない理由を探して言うのでしょうか。
そんなに難しいのならやらない方がいいやと。
失敗しないためには、人材を用意し、体制システムを整備し、
商品やサービスの企画開発し消費者へのマーケティングをするといいですよと
失敗しないための方法を丁寧に教えてくれますが、物凄く経費がかかりそうです。
そして、そうしたノウハウを持つ人材がいないので、結局、委託することになります。
お金儲けでは、外部機能を有効に活用し、利益を得る方法をきちんと考えることが大事ですが、競争のある社会ですから、いくら体制整備しても、常に起こる競争や予期しないでアクシデントに対応し打ち勝つ努力を続けていかねばなりません。
結局、実践する人に、ノウハウも果実も集約されます。
地域づくりがお金儲けのビジネスとは根本的に異なるのは、
そこにいる人による取り組みで、お金の流れを作るとともに、
そこに暮らす人の幸せをもたらすことにあります。
それを農山漁村コミュニティビジネスというもので捉えています。
でも、どうやればよいのか。自分だけで取り組むのに、失敗や不安が先にきます。
何かをしたいとおもっても、強烈なリーダーシップを持った人もどこにもいるわけではありません。普通の人が取り組むには、不安の解消策や進むための力強い仲間も欲しいとことです。
地域内に同じように地域を良くしたいと思う仲間がいることを再確認し、
できることから少しずつやっていこうという雰囲気にもなっていく、
それが寄合いワークショップの方向性です。
ひとり、ひとりが主役であり当事者です。
地域づくりというドラマのなかで、自分の役割として、脚本(企画)を考え、
それを役として演じて、協働で監督する、ひとりひとりが考えながら
ひとつの町や村の活性化につながるドラマを作っていくように思えます。
地域再生寄り合いワークショップの発案者でもある山浦晴男先生は、
このことを次のような言葉でワークショップを締めくくります。
『伝統の力に革新の力を加え、10年先、さらには、100年先の自分たちの地域の基礎づくりを目指しましょう!」
地域を元気にするためのアイデア出しを行うと、
なんとなく自分も元気になっていくように思えませんか?
★住民主体による地域づくりのための「地域再生寄合いワークショップ」とは
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/584
(一財)都市農山漁村交流活性化機構
地域再生寄合ワークショップ事務局
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 06:03| 住民主体のワークショップ
2022年11月10日
徳島県で令和4年度の地域再生寄合いワークショップがスタートしました!
徳島県で令和4年度の地域再生寄合いワークショップがスタートしました!
新型コロナウイルス感染症により、中止・延期していた地域再生寄合いワークショップが3年ぶりに、徳島県で開催されました。
徳島県では、多々ある農山漁村地域の課題を解決するために、徳島の食「阿波ふうど※」の里として、「徳島ファン」の共感を高め都市農村交流や地域農林水産物の6次産業化、地産地消に取り組んでいます。
この取り組みを推進するためには、ブランディングの強化を図る必要があるため農山漁村地域「住民自ら」が課題解決に向けて考え行動するためのビジョンづくりを支援しています。
※ 徳島県では徳島の風土が培った食の魅力と素晴らしさを、多くの方に知っていただき、ともに分かち合いたい。そんな思いを込めて、徳島産の豊かな食材を「阿波ふうど」と名付けました。https://awa-food-tokushima.com/
1.課題解決に向けては、先ず課題の発見が重要です。
どのような課題があるのかを把握することがスタートです。これは企業活動についても同様であり、これからさまざまな場面でAIが取り入られる時代には、この課題発見の能力こそが最も人間らしい思考活動ではないかとも言われています。
まず課題を発見・把握するのは、自らの立場で困っていることなど解決したいことを思い浮かべ、頭の中から外に出力することが重要です。
2.続いて、その課題解決に向けて、活用できる様々な資源を調査・発掘、整理します。
つまり調査・取材です。寄合いワークショップでは写真撮影を調査・取材の手法として取り入れています。極めて簡単に調査・取材結果を得ることができるのです。
写真撮影した地域資源を分析しこの地域の魅力を創造するための資源地図を作成します。
3.更に、この地域の魅力的な資源を活かした事業等のアイデアを参加者が創出し、いつ、だれが、どのようにして実行するか等の実行計画(ビジョン)を作ります。
この一連の思考作業を3回のワークショップで参加者は意見交換しつつ、時には、合意形成を図りながら段階的に進めていきます。
この全ての過程で質的統合法(KJ法)の手法が取り入れられており、参加者は、質的統合法(KJ法)ことを全く知らなくても思考作業が実施できるように、手順良くファシリテーターが進行していきます。
ファシリテーターは、情報工房代表で千葉大学大学院看護学研究科院 特命教授の山浦晴男氏です。(一財)都市農山漁村交流活性化機構は、2013年度からこの地域再生寄合いワークショップの実施をサポートしています。
(一財)都市農山漁村交流活性化機構
地域再生寄合ワークショップ事務局
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:25| 住民主体のワークショップ
2022年10月19日
『とても「頭が」疲れましたが、有意義な週末でした。論理的な思考を養うのに大変よいと思いました。』とご感想をいただきました。
第3回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ(10/15-16)は無事に終了しました。
土曜日、日曜日の二日間にわたり、3回目となる思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップが終了しました。参加されました皆さんお疲れ様でした。
初日の土曜日は、思考法を学ぶ「ロジカル・ブレスト法」を、二日目の日曜日は、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」について学びました。
オンラインですが、皆で一つのテーマについて、情報交換するワークショップも実施して、
思考法、アイデア発想の技術を習得しました。そして、最後には、自分の課題をテーマに現状把握から論理的なアイデアを抽出して、アイデアマップを作成しました。
今回のオンラインワークショップに参加した方からは、『とても「頭が」疲れましたが、有意義な週末でした。論理的な思考を養うのに大変よいと思いました。』とご感想をいただきました。
それぞれの課題に対する今後の対応も大いに期待できます。
オンラインワークショップを主宰した金沢大学の林先生は、今後、質的統合法(KJ)基礎講座の研修企画など、オンラインまたは対面にて提供させていただくことも考えているということで、適宜、案内をする方向としています。情報が入手次第、本ブログでも案内はします。ご期待ください。
【オンラインワークショップ内容】
〇10月15日(土)
10:00〜10:40 事前講義
10:40〜12:00 ロジカル・ブレスト法演習(個人演習)
(お昼休憩)
13:00〜15:00 ロジカル・ブレスト法演習(グループ演習)
15:00〜16:00 グループ演習発表・交流
16:00〜16:30 1日目の振り返りと2日目の連絡事項
〇10月16日(日)
10:00〜10:30 事前講義
10:30〜14:30 コスモス法演習
(途中、適宜、お昼休憩)
14:30〜16:00 成果物発表
16:00〜16:30 全体振り返
※ 参考 (講師の山浦晴男氏のWEBページに飛びます。)
ロジカル・ブレスト法 http://www.yin.or.jp/user/yamaura/softskill.html
コスモス法 http://www.yin.or.jp/user/yamaura/InfoT5.html
547
posted by オーライ!ニッポン会議 at 16:05| 住民主体のワークショップ
2022年09月30日
10/15-16第3回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ(参加無料)
10/15-16第3回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ(参加無料)
【日程】10月15日(土)10:00〜16:30、16日(日)10:00〜16:30
【対象】本ワークショップに初めて参加希望し、エクセルを操作できる方
【定員】20名
【趣旨】近年、大学教育、学校教育では、文理融合教育やSTEAM教育が推奨され、特定の分野に限らずに必要とされる「思考法」「発想法」を身に付けることが大事になっています。
高校教育改革が進む中で、大学における初年次教育のバージョンアップが必至です。
特に、「思考や発想の型」を早いうちに修得しておくことが専門教育を学ぶ上での重要な基礎になります。
当機構の地域再生寄合いワークショップでもおなじみの質的統合法(KJ法)実践の第一人者である山浦晴男先生を講師にお招きし、思考法の構造を体得できる「ロジカル・ブレスト法」、アイデア発想や俯瞰力を高める「コスモス法」についてワークショップを通して学びます。
本ワークショップは、どなたでもご参加できます。地域づくりのためのアイデアの発想力を高めたい、交流事業のアイデア創出を理論的にしてみたい方に向いています。
演習では、自分が取り組んでいる事業の課題やビジョンづくりをテーマに作業(現状分析、アイデア創出を論理的展開)をします。
【内容】
〇10月15日(土)10:00〜16:30
10:00〜10:40事前講義
10:40〜12:00ロジカル・ブレスト法演習(個人演習)
(お昼休憩)
13:00〜15:00ロジカル・ブレスト法演習(グループ演習)
15:00〜16:00グループ演習発表・交流
16:00〜16:301日目の振り返りと2日目の連絡事項
〇10月16日(日)10:00〜16:30
10:00〜10:30事前講義
10:30〜14:30コスモス法演習
(途中、適宜、お昼休憩)
14:30〜16:00成果物発表
16:00〜16:30全体振り返り
【申込条件】2日間両日参加できること。ご自身のパソコンにてエクセル操作できること。
【申込方法】参加ご希望の方は、以下URL又はQRコードにてアクセスし、
必要事項を記入の上、 10月11日(火)までにお申込みください。
参加申込者には、別途、Zoomアドレスをメールにてご連絡いたします。
(URL)https://forms.gle/s3HThNffjevNqx3a8
【問い合わせ先】金沢大学教学マネジメントセンター林透
toru-h@staff.kanazawa-u.ac.jp
※本ワークショップは、JSPS科研費(課題番号20K02969)の助成を受けて開催します。
講師:山浦晴男先生 情報工房代表 千葉大学大学院特命教授
長野県生まれ。中央大学卒。創案者川喜田二郎氏のもとでKJ法の研究と普及に20年間従事。
その後情報工房を設立、企業・行政・医療機関の人材育成や組織活性化、
地域再生支援に携わる。
近著『発想の整理学AIに負けない思考法』(ちくま新書)が2020年7月6日に発刊。
〇参考1
1)ロジスト(ロジカル・ブレーンストーミング)
2)コスモス法については、
山浦晴男氏が代表を務める情報工房のサイトをご参照ください。
http://www.yin.or.jp/user/yamaura/softskill.html
〇参考2
文部科学 教育通信 連載「異見交論」
大学とは何か。どんな価値を持つのか、進むべき道はどこにあるか。
大学人や政治家、官僚、財界人らに大学への本音を聞く。
【第16回】「思考の三角形」で考える学生を育てる(情報工房 代表 山浦晴男氏)
2021年12月13日 https://www.kyoikutsushin.jp/iken/iken16.html
山浦晴男先生は、優れた4コマ漫画は、思考の三角形で作られていると言います。論理的に考えることにより、優れた発想力を自分のものにできる方法を学ぶワークいショップです。
◎関係者のみの参考資料
思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップの成果物の例
成果物の例.zip
『デジタル化による農山漁村地域のイベノーションにより、これまでには無い多様な人々への農山漁村への往来を目論むきかけづくりにする』をテーマに、演習しました。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:27| 住民主体のワークショップ
2022年08月10日
あまりにも美味しかったので、写真を取り忘れました!
(写真は数年前のものです。あまりにも美味しかったので、今回は、写真を取り忘れました!)
残暑お見舞い申し上げます。
おいしい枝豆をいただきました。
山形県鶴岡市のだだちゃ豆です。
さっと塩ゆでしたものを茹で上げ直後から、ただひたすら口に運びました。
夏バテ防止には、とても良いと聞きましたので、一粒一粒味わいながら、
身体に取り入れました。その蔭により、熟睡して気分もさっぱり元気です。
それぞれ好みの夏の食材を楽しみながら猛暑を乗り切ってください。
山形県には、「山形セレクション」という制度があり、
山形が持っているたくさんの素材の中から本県独自の高い基準「山形基準」をもって選りすぐり、まさに「山形の宝」として、世に発信する取組みとして、えだまめも認定されています。
「山形セレクション」
https://www.pref.yamagata.jp/110010/sangyo/shokogyo/chiiki/yamagataselection/index.html
今夏には、質的統合法(KJ法)の1泊2日の研修合宿にも参加して、17時間頭脳訓練してきました。無理はしないけれど新しいことにもチャレンジして、発想力・対応力を高めていきたいと思っております。
531
posted by オーライ!ニッポン会議 at 14:24| 住民主体のワークショップ
2022年06月24日
3年ぶりに地域再生寄合いワークショップが再開します。
地域再生には、誰がやるのか、何をやるのか等、必ず課題になります。
住民が自分の地域のことを自ら考え、立ち上がるのが「寄合ワークショップ」。
全国どこでも、だれでも実践できる(特別なリーダーがいないという地域でも住民自身が
やる気になる)ためのワークショップ。それが「地域再生寄合いワークショップ」です。
3年ぶりに徳島県から依頼を受け山浦晴男千葉大客員教授とともに
寄合いワークショップが再開します。
当機構も支援(ファシリテーターを務める)してまいります。
10月から12月まで、3回わけて実施する予定です。
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 00:27| 住民主体のワークショップ
2022年06月23日
事業を発展させ、次の段階に進めるための課題の抽出から、その課題の解決に向けてのアイデアの検討までのプロセスについて
事業を発展させ、次の段階に進めるための課題の抽出から、その課題の解決に向けてのアイデアの検討までのプロセスについて
現場において、現状(課題・問題点等)を把握し、それらがどのような関係性をもつのか、またその課題解決に向けてのアイデア等、より良い方向に進むために、質的統合法を活用することにより、課題の抽出、それらの相互関係性、また課題解決に向けてのアイデアやヒントが見えてくる。
仮に、ある事業が事業開始から数年を経過し、その成果とともに、さらに推進(普及)する上での問題、課題、アイデアを検討しようとする必要があるときに、各関係者の頭になかにあることを明らかにし、整理できればかなり有効な次の方針づくりに大きな根拠をもたらすであろう。
まず頭の中にある思いを整理は、これまでに得られた知見、ノウハウ等を「見える化」することに他ならない。
では、どのように展開していくのか。イメージとしては、以下のプロセス。
1.まず、これまでの取組や事業により得られた現状や関係者の思いを整理し・
共有すること。
2.次に、新たな課題やより良い方法を考えるための意見や情報を
創出し「見える化」すること。
3.そして、課題解決やさらに促進するアイデアを考えるためのアイデアの創出と
そのアイデアの実施方法の検討
例えば、
ある事業の参加者は、数十名〜数百名いるとしたら、この参加者は一体何を得て、
さらに何を得たいと思っているのか?
この取り組み・事業を企画運営した関係者は、これまでの成果(手応え)や改善点を
どのように感じているのか。
こうしたことをアンケート等により今後の推進に向けての貴重なデータの収集が可能であり、
得られたデータをもとに関係者による質的統合法のワークショップを実施することにより、
バラバラに出てきた様々な実態を把握し、それぞれの関係性、因果関係等を考えながら、
その課題解決へのアイデアを頭のなかから導き出す。
※ 質的統合法については、下記のページをご参照ください。
https://www.sentankyo.jp/articles/d7f982c7-bb8e-44f7-861d-47a6d234ce7b
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 00:00| 住民主体のワークショップ
2022年02月09日
住民主体による地域づくりのための「地域再生寄合いワークショップ」とは何か
新年度に、農山漁村地域の今後の方向性を住民とともに情報交換したい、
地域づくりの合意形成を図りたいなどの「地域再生寄合いワークショップ」に
ご関心のある方は、以下の内容で講演等のご相談にも応じています。
(地域再生寄合いワークショップの実施についても相談を受け賜ります。)
地域再生や農村RMO等、地域づくりにおける住民による活性化案の方向性の導き出しや
合意形成、さらに地域づくりのためのアイデアづくりのための研修、
さらに、農山漁村コミュニティ・ビジネスの事例をテーマにした講演等のご相談にも
ご気軽にお問い合わせください。seminar★kouryu.or.jp ★を「@」に置き換え使用ください。
今後ますます、地域資源を活用した外貨(都市部から)稼ぐ、
農山漁村コミュニティ・ビジネスが重要になってきます。
コミュンティビジネスとはどのようなものか、どう進めて聞けばよいのか等の
お悩みの地域の方々には、
当機構がこれまで実施してきました多種多様な地域資源による
農山漁村コミュニティ・ビジネスのケーススタディを紹介した
「農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー」の結果をご参考までご紹介します。
住民主体による地域づくりのための「地域再生寄合いワークショップ」とは何か
講演レジュメの案(30分〜60分程度)
サブタイトル:地域振興を図るための住民合意形成を促す手法
1.合意形成について
(1)合意形成とは
(2)自己紹介:地域再生に関する”まちむら交流きこう”の取り組み
(3)住民のなかに答えがある、寄合いワークショップ
2.「計画案を提示して住民の意見を聞く」のではなく、
「アイデアそのものから住民を巻き込む」手法へ (
(1)落としどころ探しから、住民の内発力に火をつけるへ転換
(2)住民が主人公、暮らしの専門家を交えて話し合いをすすめ、記録に残す!
(3)誰が実行するのか?何が大事か、いつやるのかを決める。
3.地域再生寄合いワークショップについて
(1)見える化する(第1回目)
@ 外部の目で見た当該地域の特徴をとりまとめた「資源地図」を説明
A 地域で抱えている悩みや問題、将来像は何か」意見交換と発表
B 意見地図の作成し重要度を全員で投票する
(2)意見をまとめる(第2回目)
@ 当該地区の資源を思われる個所、モノ等を写真撮影したものを分類
A KJ法の手法で資源地図に作成
B 作成した資源地図を発表
(3)深く、考える(第3回目)
@ 各自考えてきた宿題「地域を元気にするアイデア」を発表
A どのアイデアが良いか、地域住民全員で投票
B 投票結果をもとに、このアイデアの実現・実行の計画の作成
・農山漁村コミュニティ・ビジネスに関係するブログのページ
https://blog.canpan.info/ohrai/category_2/1
・2022年01月28日(最新情報)
どうなる、どうする?農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナー
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/476
・2020年11月27日
振り返り3.先進的な活動を共に学ぶ農山漁村コミュニティビジネスセミナー
最近開催の一覧と概要のまとめ
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/354
・2020年09月10日
振り返り2.【広々とした畑でのんびりしたい、ニーズを適える畑のピクニック】
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/325
・2020年09月03日
【どんな人が参加しているか?】
農山漁村コミュニティビジネスセミナーの振り返り1
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/319
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 00:29| 住民主体のワークショップ
2022年02月08日
【質的統合法入門講座に参加しました】
【質的統合法入門講座に参加しました】
本ブログでも何度か紹介している「創造的思考法のワークショップ」の続編について、
【質的統合法(KJ法)】の大家である山浦晴男先生の指導の下に、金沢大学教学マネジメントセンター 林透 先生が企画運営した今回【質的統合法(KJ法)基礎講座】として、オンライン(ZOOM)により2月5日、6日の2日間に渡り実施されました。
これまでは、「実態の把握を踏まえ、深く考えるための【ロジカル・ブレスト法】」と「問題や課題の解決策や何らかの結論を導くための【コスモス法】と呼ばれる企画立案の手法を学び演習する2日間のワークショップ(参加無料)を2回(1回目:2021年2月、2回目2021年9月)開催されてきましたが、今回は、【質的統合法(KJ法)】の基礎を本格的に学びたいという多くの参加者からの要望に、金沢大学の林先生が応えられて、山浦先生のご支援ご高配を得て、企画実施されました。
地域再生寄合いワークショップにより、地域住民自身が地域の将来を考え、構想し実践にむけて、関係者の合意形成を図る活動を都市農山漁村交流活性化機構も続けてきましたが、このワークショップを実践するための様々な知見ノウハウを学ぶために小職も参加しました。
参加者の中には、ご自身の研究活動に資しるため、様々に分断された意見や考えなどの定性的なデータを統合するノウハウを学ぶために参加した研究者や、これから社会を担う若者の教育を担う教育者、さらに元地域おこし協力隊で、その後地域で活躍する有能な人材もおりました。
統計など数字で表されるデータの処理・分析も重要ですが、人の意見や考え方などの定性的なデータを統合しまとめる技術として【質的統合法(KJ法)】は、じわりじわりと注目されています。研究者や教育者のみならず、事業の企画立案者、現場で事業を推進する実践者にとっても、
思い込みから離れ、事実に目を傾け、新たな方向性を探る手法として大変魅力的です。
※「KJ法」は、文化人類学者の故川喜田二郎先生が発明された、わが国が誇る『発想法』です。
・創造的思考法「質的統合法(KJ法)」が、先の見えない時代に活きる
山浦 晴男(千葉大学大学院看護学研究科 特命教授、情報工房 代表)
2020年12月号
https://www.sentankyo.jp/articles/d7f982c7-bb8e-44f7-861d-47a6d234ce7b
・「質的統合法入門―考え方と手順」(山浦 晴男 (著))
https://www.amazon.co.jp/%E8%B3%AA%E7%9A%84%E7%B5%B1%E5%90%88%E6%B3%95%E5%85%A5%E9%96%80%E2%80%95%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%A8%E6%89%8B%E9%A0%86-%E5%B1%B1%E6%B5%A6-%E6%99%B4%E7%94%B7/dp/4260015052
・2021年9/18-19第2回思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ(参加無料)
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/429
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 01:12| 住民主体のワークショップ