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2018年11月29日

3.寄りあいワークショップの「地域再生の原型モデル」

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前回は寄りあいワークショップのやり方について説明しました。
今回は、地域再生のための寄りあいワーククショップに取り組んだ和歌山県の事例を取り上げます。

和歌山県田辺市龍神村で考えると、コンセプトが「龍神村をなくしたくない」となる。
寄りあいワークショップの開催にあたり、旧村なので範囲が広いので3地区に分けようと提案したが、分けたくない、龍神村の名前をなくしたくないと住民から言われたため、1つの地区で行った。ここから「龍神村」ブランドの構築がビジョンとなった。
地域再生の起点は、地域にあるモノ・コトになるが、この地域の資源として、里芋(モノ)を栽培しており、煮て食べるとおいしい(コト)。これを起点に、焼酎にしてはどうかということになった。さらに、里芋のコロッケ、里芋汁も商品となった。商品だけでなく、稲の色で温泉マークを描き出し、アートづくりに発展している。これらは新しい価値の創造へとつながっている。
この取り組みの推進力は、地元住民とU・Iターン者、高校生などの協働の力である。伝統と革新の連携、異質の連携がなされている。
ここに地域再生の原型モデルを見ることができる。
なお、当初平成21年には20戸の参加であったが、平成26年には、126戸が参加するまでに拡大している。
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 このように、寄りあいワークショップは、住民主体にアイデアを考え、課題に対する対応策の合意を同時に図っていくものです。初めに何か決まったことがあるのではなく、住民自らが意見を出し合い、実施にむけて意見相場の形成を図るというものです。そのことにより住民自身のやる気が醸成されることになっていると感じています。

★次号は、4.寄りあいワークショップの機能構造を紹介します。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 09:34| 住民主体のワークショップ