国連平和大学の入学式に参加 そして、帰国 [2011年04月07日(Thu)]
4月7日(木曜日)
朝8時、ホテルをチェックアウト。荷物を全部持って、アテネオ・デ・マニラ大学へ。これから国連平和大学のアジア・キャンパス修士コースの5期生の入学式が行われるのだ。 入学式とは言っても、これまでのような大袈裟なセレモニーは取り止めることにした。この事業のアテネオ・デ・マニラ大学側の責任者であるクルス人文学部長と国連平和大学のカワガス教授が歓迎の挨拶しただけで、後は実務的なオリエンテーション的内容が中心。 私はその中で、日本財団グループの活動を紹介した。プレゼンテーションを終えて席に戻ると、クルス学部長が「日本財団の支援事業は本当に人々の役に立つ良い事業ばかりだ、私はそのような素晴らしい日本財団と仕事が出来ることを光栄に思っているんだ」と囁いた。 <入学式で挨拶するクルス人文学部長> 中米コスタリカにある国連平和大学本校とフィリピンの有名私立校アテネオ・デ・マニラ大学の二つのキャンパスを結んで1年半余りの期間で国際平和学に関連した10以上の専門分野でマスターコースの習得を目指すこの事業も、発足して今年で早くも、5年目を迎える。今年も30人の定員に大勢の応募があった。その中から、10名の男性と、20名の女性が選ばれたのだが、うち、14名が日本人、残り16名の国籍は、インドネシア、韓国、ミャンマー、フィリピンなど10カ国に及ぶ。 休憩時間に、そのうちの何人かとは少し雑談することが出来たが、いずれも、将来は国際平和に貢献したいという意欲に燃えた、爽やかな若者たちばかりであった。来年以降、このプログラムをどのように実施するかはまだ白紙の段階だが、出来れば続けていきたいと考えている。 <オリエンテーションに耳を傾ける第5期生たち> 入学式=オリエンテーションの午前の部が終わったところで、私は昼食に向かう一行と別れて空港へ。午後2時半の便で帰国。今回の出張の最後のフライトだ。 成田へ向かう機内はがらがら。成田空港に着いてみると、空港構内はこれまで経験したことのない空きようだった。 いつもは荷物を受け取る人で込み合う税関前のフロアーも殆ど空っぽの状態だ。地震の後、特に、原発事故が表面化して以来、日本を脱出する外国人が増えるとともに、日本に来る外国人が激減している、という報道を実感。 <成田空港は空っぽ> 8時 ホテル出発 9時 アテネオ・デ・マニラ大学入学式 10時 プレゼンテーション 11時半 アテネオ・デ・マニラ大学出発 14時25分 マニラ発 19時50分 成田着 |