帰国---私の旅の工夫(7) [2011年02月19日(Sat)]
2月19日(土曜日)
このあとスリランカに向かう中嶋君と分かれ、私は早朝の便で帰国した。 今回、中嶋君は私の説得に折れて(?)プノンペンの地元のテーラーでサファリスーツを仕立てることになった。 これは、上衣が半袖で、その下にはワイシャツもネクタイも不要、という東南アジアの気候には極めて相応しいスーツである。スーツというだけあって上下一体であるが、何とオーダーメードのコストが22ドル。 この「スーツ」はもともとはアフリカの狩猟などのために欧米人が開発したもののようだが、東南アジア一帯で広くフォーマルな衣装に準じるものとして使われていたもののようだ。 <半袖で涼しいサファリスーツ> 私が始めてこのスーツを知ったのはカンボジアに駐在していた商社マンの先輩から。「大臣クラスと会うときもこれで失礼になることは無い」とのことで、彼の行きつけの店に案内してもらったのだった。確かに、初めてフンセン首相と彼のオフィスで会った時、フンセン首相自身も同じサファリスーツ姿であった。 その後、フンセン首相を始め、カンボジアでは大臣クラスは背広姿が一般的になったようだが、今でも公務員の多くはサファリスーツ姿が少なくない。上衣が長袖のバージョンもある。 カンボジアほどではないが、アジアの他の国でも、サファリスーツ姿の人を見かける。ベトナム、シンガポール、タイ、スリランカ、等々。これらの国の警察官のユニフォームもそうだ。 <背広姿に変身も可能> 私は、それ以来、東南アジアでは極力半袖のサファリスーツをフォーマルスーツ代わりに愛用している。ただ、難点は、東南アジアでは会議室など室内が冷房でがんがんに冷やされえいることが多く、風邪を引きそうになることだろうか。地球環境上は冷房を緩めサファリスーツを活用することではないかと思うのだが、、、。 また、警察官のみならず、ホテルでは従業員やガードマンなどの制服になっていたりするので、間違えられることもあるので御用心。 私の工夫は、このサファリスーツと共布の生地で背広の上衣を作っておくこと。そうすると、二種類の上衣をスーツケースに忍ばせておけば必要に応じて、サファリスーツ姿でも背広姿にでも変身が可能だ。ズボン一本分の荷物も節約できる。これが、私の旅の工夫(7)だ。 <サファリスーツを仕立てる中嶋君> 6時 ホテル出発 8時30分 シンガポール発 16時20分 成田着 |