8月20日(水曜日)
ハノイを発ち、バンコクへ。空港へ向かう車の中から、道端に並ぶ屋台に毛が生えたような洋品店を眺めていて、軒先からハンガーにかけてつり下げられているたくさんの女性もののブラウスの袖が異常に長いのに気が付いた。ふと、私の乗る車の横をバイクですり抜けて行った若い女性がこのようなブラウスを着ているのに気付く。バイクのハンドルを握る手の甲の部分をブラウスの袖がすっぽり覆っているのだ。ベトナムの女性、中でも北の女性は東南アジアでは例外に色白だ。また、色白こそが女性美の基礎的条件であるとも聞く。そのため、ノースリーブのブラウスを着ていても、バイクに乗るときなどには二の腕から指先まですっぽり覆う長い手袋をしている女性も多い。マスク姿も見かけるが、これも主眼は埃除けというより、日焼け防止だと聞いたことがある。そこで、慌ててカメラを出して伴走する女性ドライバーの姿をパチリ。<日焼けを嫌うベトナム女性の運転ファッション@、手の甲を覆う長い袖>
<日焼けを嫌うベトナム女性の運転ファッションA、二の腕からの長い手袋も>
<日焼けを嫌うベトナム女性の運転ファッションB、伝統的編笠スタイルも>
午後一時過ぎにバンコクに到着。夕方からは、タイ保健省の伝統医療研究所プラモート所長らとASEANとの共催で来春行う予定の伝統医療国際会議を協議することになっている。いつものように、ホテルに迎えに来てくれるものと思い込んでいた私は、時間になってもプラモート所長らが一向に現れないので彼の携帯に電話。すると、向こうは保健省で待っていると言う。勘違いを詫びた後、これからそちらに急行する、と申し出るが、夕方のラッシュアワーが始まっており時間が掛かりすぎるので、結局双方の中間地点にあるタイ料理のレストランで落ち合うことに。副所長のアンチャリー博士らも加わり賑やかに食事をしながら協議。11時15分 ハノイ発
13時05分 バンコク着
17時半 タイ保健省伝統医療研究所プラモート所長面談