5月22日(日曜日)
<クーデターから今日で丸2年>
朝8時前にホテルをチェックアウトし、昨日空港から辿ったのと逆のルートで空港に戻る。途中、私がバンコクではいつも読むことにしている現地の英字紙「The Nation」の日曜版を開いて気が付いた。そうだ、今日は5月22日。2014年のクーデターから今日で丸2年。
軍事政権下で新憲法草案の策定を進めていた憲法起草委員会は、既に最終案を内閣に提出している。8月7日に実施予定の国民投票で承認されれば、来年7月に下院総選挙を実施する方針。
プラユット将軍が率いる軍事政権はこのところ、政府に批判的な論調に神経を尖らせており、言論弾圧という声も挙がっているほど。なのに、この記事の見出しは「クーデターがあって良かったのか?」という大胆なもの。記事の中身を読んでみると、さすがに、さほど批判的な内容ではなかったが、予想外に長引く軍事政権に対する反発もたまりつつあるように感じた。
予定通り、10時半バンコク発のフライトに乗り込む。8時間足らずの空の旅。定刻より少し早い午後6時過ぎに羽田空港に着陸した。空港を夕日が赤く照らしていた。
今年、6回目の海外出張が終わった。
<夕方の羽田空港>
08時 ホテル出発
10時25分 バンコク発
18時45分 羽田着