1月18日(日曜日)
<ロックグループらしき宣伝看板>
ヤンゴンでの行事も総て終了。今日は、バンコクへ移動する日。チェックアウトをしようとするがカウンターは混み合っていた。
欧米からの観光客と思しき中高年の夫婦の姿が目に付く。
顔なじみのホテル従業員に尋ねると、このところオキュパンシー(占有率)は100%とか。乾季で暑さも和らぐ今は、ミャンマーは観光シーズンだが、観光客半分、ビジネス客半分だとか。
午後0時半、ホテルの前からタクシーを拾って出発。
<ノボテルもほぼ完成>
途中、長い間工事が続いていた欧州系の高級ホテル、ノボテルがほぼ完成しているのに気が付いた。他にも、オフィスビルや、高級コンドミニアム、ホテルなどの新しい建物が続々と姿を現しつつある。これまで料金が異常に高くなっていたホテルでも、早晩、ダンピング競争も始まるのではなかろうか。
空港へ向かう道すがら、伝統的な日焼け止め「タナカ」を、両頬にべったりと塗った中年女性を見つけて、改めて思った。
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最近は、この女性のようにタナカをつけるひとが減ったような気がする。確かに今は涼しい季節なので、日焼けの心配は余りないのかも知れないが、それだけではないように思える。
交差点では髪を黄色く染めた女性と日傘をさして歩く若いカップルを目撃。二人ともジーンズ姿だ。これまで、男女とも民族衣装のロンジーが圧倒的だったヤンゴンだが、このところ、ロンジー姿がぐっと減って来たような気がするのは気のせいだろうか。
<おのぼりさんだろうか モダンなショッピングモールの前に座り込む人々>
ヤンゴン市内にも変化の大波が訪れつつあるようだ。今年11月に総選挙を控えて、ミャンマーにも、今後はこのような変化が加速化することになるのだろうか。
バンコクに到着。いつも泊まっているホテルのすぐ前の道が歩行者天国のようになっていた。すわ、また、軍事政権に対する反政府デモでも始まったかと思ったが、そうではない。政府が始めた2105 Discover Thainess と名付けられた観光キャンペーンの一環としてのフェスティバルだった。
<若い人の間ではジーンズ姿もぐんと増えた>
クーデター騒ぎで落ち込んだ国際観光客を取り戻すために企画されたものということだったが、一部メディアの観測によれば、「Discover Thainess=タイらしさの発見」とは、若者の愛国教育に熱心な現政権が打出した、むしろ自国民向けのキャンペーンではないかという。
確かに、暫く、お祭りの通りを歩いていたが、大半の屋台て売られていたのは、ナイトマーケット定番のタイ式スナック類と、タイ人向けの安価な衣料品ばかり。人混みの中にも外国人の姿は多くはなかった。なかなか、政府の思惑通りには行かないようだ。
<バンコクはお祭りの真っ最中>
12時半 ホテル出発
14時50分 ヤンゴン発
16時45分 バンコク着
19時 APCD二ノ宮さん