11月7日(金曜日)
今回の出張は、ヨーロッパを中心とする10日間。この間に、イスタンブール、バクー、パリ、ジュネーブの4都市を回る。
元々は、ササカワアフリカ協会の定例理事会がジュネーブで開かれた機会に、WHOジュネーブ本部での用件などを加え、その途中にパリのUNESCO事務局での打ち合わせをすることにした。また、暫く行っていなかったトルコ行きに併せてバクーまで足を延ばすことにしたもの。
<北極圏を飛ぶ飛行機から夕日を臨む>
イスタンブールへは4年ぶりの出張。中央アジア諸国からトルコに留学に来ている学生たちへの奨学金事業の場所だ。奨学金支給のための団体の名前は、日本トルコ中央アジア友好協会(JATCAFA)。
その奨学金が始まったのは、今から10年前。それまで中央アジア諸国の環境NGOをイスタンブールに集めて、ネットワーキングのためのワークショップを行っていたトルコ環境財団を事務局に、新たに中央アジア諸国からトルコに来ている留学生のための奨学金事業として始めたもの。
<ウクライナ上空を避けた?>
その後、事務局を新設の日本トルコ中央アジア友好協会(JATCAFA)に代えて続けられている。
JATCAFAの代表は、以前、日本財団で働いていた経験を持つブルゴスキ京子さんだ。
今回、私は、イスタンブールとアンカラの間にあるボルという所で開かれる、奨学金の受給生を対象とした定例の研修合宿に参加し、日本財団についてのプレゼンテーションを行うことになっている。
イスタンブール空港に着いてみると、彼女が空港に迎えに来てくれていた。
<夕闇迫るイスタンブールの街>
ディレクトフォースから今回の研修の講師として派遣された富士フィルムOBの森さんと一緒のフライトだったようで、京子さんから紹介を受ける。
空港の外に出てみると、予想以上に暖かい。京子さんによると、先週は一時冷え込んだそうなのだが。
京子さんはボスポラス海峡を挟んで向こう側のアジア地区に住んでいるのだが、渋滞がひどく時間がかかるので今日は、我々と同じホテルに泊まる。昨年10月に開通したばかりの海底トンネルを通る鉄道があるのだが、不便きわまりないのだ。
13時35分 成田発
19時10分 イスタンブール着