10月10日(金曜日)
<満月の祭りも終わったのに雨>
昨日も早く床に就いたので、朝6時前に目をさました。雨は降っていなかったが空模様は怪しい。外に出てみると地面には水たまりが出来ていた。ホテルのドアマンによると昨夜明け方にかけて雨が降ったらしい。
朝9時半、ホテルの前でタクシーを拾い、昨日会った時にタンミンウーさんから紹介された建設中のウタント・ハウスに向かった。ウタントさんの旧居を利用した博物館である。
タクシーに乗っているうちに、雨が降り出した。傘は持たずに出たのに、あれよあれよといううちに、本降りになってしまった。
<雨の中をウタントさんの旧居へ>
タンミンウーさんの秘書嬢から住所や地図が送られて来ていたので、問題なく着けると思っていたのに、散々迷って約束の時間を5分以上遅れてしまった。到着してみると、タンミンウーさんと奥さんのソフィア・ブッシュさんが待っていてくれた。
旧居の改修工事はほぼ終了し、今は、博物館運営専門家のアドバイスを受けるべく、来週の訪問を待っているところなのだとか。既に、ウタントさんの国連時代の写真や新聞記事などが飾ってあった。
<ウタントの孫のタンミンウーさんと奥さんのソフィアさん>
タンミンウーさんご夫妻にお茶をご馳走になって、旧居を辞し、その足で私はヤンゴン市内の本屋さんに向かった。児童書のコーナーを覗いてみようと思ったのだ。運転手のメームさんに同行を頼んだ。
児童書コーナーには、カラフルな絵本やマンガ本も並んでいた。
日本との違いと言う点で興味深く感じたのは、敬虔な仏教徒が多いお国柄を反映して、仏教の教えを描いた絵本の多いこと。
<本屋に寄ってみた>
偉いお坊さんの話、仏教説話、恐ろしい地獄を描いたようなものもある。ざっと見たところは半分以上がこのような本だろうか。残りは、歴史上有名な王様の活躍を描いた武勇伝的なものだ。日本日本の本屋にあるような、カラフルで楽しい絵本や、ディズニー絵本は、ほんの僅か。それも、殆どが輸入もの。英語の文の横にミャンマー語を貼り付けたものもある。
一方、マンガは完全な娯楽もの。いわゆる「学習マンガ」的なものは見当らなかった。
<児童書コーナー>
市内の書店を視察したあと、日本財団のヤンゴン事務所を訪問。そして、すぐ隣の日本大使館に丸山公使を訪問した。
12月初めのASEAN障害者芸術祭について、安倍総理の昭恵夫人が名誉総裁として来緬されることになっており、その関連でのサポートをお願いした。
夕方は、間遠職員と朝日新聞ヤンゴン支局へ。五十嵐支局長と面談の後夕食。
09時半 ホテル出発
10時 ウタントさん旧居視察
12時 市内書店視察
13時 日本財団ヤンゴン事務所訪問
14時半 丸山公使面談
17時 朝日新聞五十嵐支局長