日系スカラー「夢の実現プロジェクト」ブラジル面接試験 [2011年10月16日(Sun)]
10月16日(日)
<今日は朝から雨だった> やはり、日本と真逆の南米の時差にはなかなか身体が適応してくれない。よく眠れず、うつらうつらする内に朝になった。ホテルの部屋の窓から外を見ると、雨が降っていた。私は晴れ男で、出張中に傘を使うことはめったに無いのだが、今日は覚悟を決めて、傘を持って出掛けることに。 「夢の実現プロジェクト」のブラジルでの面接試験会場は日伯文化福祉協会(通称:文協)だ。ブエノスアイレス同様に、ここでの面接予定者も9人、うち女性が7名とここでも女性上位だ。ここでも約半数がポルトガル語の通訳を通じての面接だ。一人当たりの面接時間は約20分。 <面接会場が設けられた日伯文化福祉協会ビル> ここでも、ブエノスアイレス同様、多様で個性的な受験者が集まった。希望する留学分野も、大学院での研究から美容学校まで様々。これはこの奨学金事業の特徴であろう。やる気のある大勢の若者のうちから合格者を絞り込むのはいつもながら至難の技。今年の合格者数も例年通り10名以内を想定していたが、この分では、東京やブエノスアイレスでの面接者の中から選抜する人の数を、最終的に、10名の枠に収めるのは難しそうだ。 面接を終えて、一旦、ホテルに戻り、2時にブラジル名物、シュラスコ料理のレストランに集合。そこには、ブラジルに帰国している日系スカラーのOB、OGのうち、都合のついた3名が集まってくれていた。造園技師のネリアさん、大学教員のセイジさんと新婚の奥さん、和太鼓指導者のフェルナンドさんだ。フェルナンドさんは何とバスで8時間もかけて我々に会いに来てくれたという。感激だ。3人共に、日本で獲得した知識や経験を活用して、それぞれの分野で活躍してくれているだけでなく、卒業生同士が仲良く、今も連絡を取り合っていることが分り大変うれしかった。 <日系スカラー在ブラジルOBとの昼食会> 私は、今日の夕方の便で帰国せねばならない。仕事でもう一泊すると言う日本財団職員の梅村君、この事業の実施団体になってくれている海外日系人協会の中井さんと別れて、菊池さんの車で空港へ。南米の春の花であるジャカランダが雨の中、薄紫の花を咲かせていた。 <ジャカランダの花が咲いていた> 8時15分 ホテル出発 9時 ポルトガル語圏応募者面接 14時 日系スカラー在ブラジルOBとの昼食会 18時 ホテル出発 21時50分 サンパウロ発 |