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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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救急車両引渡し式にフンセン首相の息子フンマネット将軍登場 [2011年08月22日(Mon)]
8月22日(月曜日) 
                  <空軍基地内で行われた救急車両引渡し式>

今日は朝8時、日本財団が寄贈した救急車両の引渡し式に出席するためホテルを出た。目的地は、プノンペンのポチョントン国際空港にほど近い空軍基地。カンボジアの救急支援を所管する国家テロ防止委員会の会議場が空軍基地内にあるからだ。
空はすっかり晴れわたり、絶好の祝賀会日和、基地のゲートを抜けると正面の大きな建物の前に、救急車や消防車などさまざまな車両が並んでいた。塗装が真新しく新車に見えるが、これらが、日本財団が寄贈した中古車両であった。

                  <真新しい塗装に塗り替えられた中古車両>

日本財団は、1994年度より全国の社会福祉関係団体に訪問入浴車、車いす対応車、送迎車などの福祉車両の配備を始め、これまでに約30,000台が全国に配備されている。
最近では、これらのうち、毎年、数十台の車両が廃車処理されるようになっているが、この中には、まだ、中古車両として十分使用できるものが多数含まれている。また、福祉車両には、リフト付き車いす対応車など、特殊な機能を備えたものが多く、発展途上国では入手が困難であったり、あっても大変高価で手が出にくいなど、価値が高い。特に、これら特殊車両は救急車や病院の患者輸送用に改造されると、大変有益な役割を果たすことが出来る。
そこで、日本財団は、数年前から、これらの車両をち中古車として、海外に寄贈する事業を始めた。これまでに、南米のペルーに144台、スリランカに12台、インドネシアに17台を送り出した。
  
              <日本国内で3万台 日本財団ロゴマーク付き福祉車両>

今回は、カンボジアよりの要請にこたえる形で25台を送付した。カンボジア政府は、昨年11月のボートレースの際に起きた悲惨な事故をきっかけに、国内の救急支援体制の整備を急いでいる。これらの車両は、プノンペン市内の消防本部や主要病院などに、救急車、交通事故初動対応車、消防司令車などとして、配置される予定。
今回、カンボジアの救急支援を所管する国家テロ防止委員会がこれら車両の引き渡し式を行うに当たり、車両の改造などの技術面のサポートを含め、現地との総合調整を行ってくれた日本のNGO、サイドバイサイド・インターナショナル(SBS)や、福祉車両の輸送に協力してくれたMOL(大阪商船三井船舶)とともに、日本財団の出席を求められたので、私が代表して出席、スピーチを行った。
引き渡し式には、担当のオムイェンチエン上級大臣の他、国家テロ防止委員会の責任者であるフンマネット将軍も姿を見せた。彼は、フンセン首相の長男、この春、33歳にして少将に昇格したばかり。米国のウエストポイント士官学校卒で、有能な軍人と言われている。フンセン首相の有力な後継者と見られている。

                     <フンマネット将軍が車両を視察>

式典の後、カンボジア盲人協会に行き、ブンマオ事務局長らと10月のチャリティーコンサートの打ち合わせ。それを終えると、急いでホテルに戻り、荷物を積んで空港へ向かった。夜のフライトでシンガポールへ移動。

8時 ホテル出発
9時 救急車両引渡し式
13時 カンボジア盲人協会ブンマオ事務局長
18時10分 プノンペン発
21時10分 シンガポール着
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