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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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国立クメール伝統医療学院へ [2009年12月04日(Fri)]
12月4日(金曜日)

     <国立クメール伝統医療学院でイムヤン次官らと会議>

朝10時、国立クメール伝統医療学院へ。ここは、日本財団の資金協力でことしから始まったカンボジア初の伝統医を教える学校。つい先週、一期生50名が卒業したばかり。僧侶、警官、公務員、主婦などもいるが、大部分は、現役の伝統医療治療師。半年にわたって薬草学、病理学、解剖学、鍼灸などを学んだ。
カンボジアではクメール帝国の流れをくむ立派な伝統医学が存在するのだが、その伝承は、おもに地方で活躍する伝統医療師の世襲などによる継承にまかされ、その体系化と知識の整理が遅れている。この学校は、そのような現状を踏まえ、保健省伝統医療局長のプンレイ博士らの提案を受けて始まったもの。ゆくゆくは、ミャンマーのマンダレーにある国立伝統医療大学のような本格的な高等教育機関に育てていくことを目指している。
私は、今回、イムヤン次官ら保健省幹部らと、来年度予算について協議した。先週、日本財団の担当者の中嶋君が薬用植物の専門家の佐竹教授らと卒業式のため来訪した際、既に一度協議してくれてはいるのだが、いくつか、基本的な問題で双方の見解が大きく異なっていたため、改めて協議することにしたもの。結局2時間ほどの会議で何とか先方の理解を得ることに成功、今後の協力を約し友好裏に握手して別れた。
保健省での協議の最中に、財団の佐藤グループ長から電話。ラオスを訪問中の尾形理事長の足の痛みが悪化したため、ベトナム行きをキャンセル、日程を切り上げバンコク経由で帰国することにしたという。バンコクでの合流を確認。
一旦ホテルに戻り、ロビーで、現地ミニコミ誌「NyoNyom」の発行人の山崎さんとクメール焼き復活プロジェクトなどについて相談。そこへ、14時半から面談する予定の篠原前駐カンボジア大使が早めにご登場。僻地の中学校の教員の卵を相手にした奨学金事業のために設立した現地NGO「ESC絆」の運営と、近々BBCと組んで始めることになったラジオによる英語教育放送事業などについて説明する。大使には、「ESC絆」の名誉顧問に就任していただくことで内諾を得る。


      <「ESC絆」の理事会へ。久し振りに、理事全員が揃う>


そのあと、「ESC絆」の理事会へ。久し振りに、理事全員が揃い、BBCとのラジオによる英語教育放送事業など来年度予算について審議。山崎さんに代わりJICA専門家の河本さんが監事に就任することも決定。その後、全員で鉄板焼きレストランで夕食会。今回も、カンボジア料理は食べそびれそう。


   <プノンペンの町角で(1)今日は大安吉日、後ろのテントは結婚式披露宴用 >


     <プノンペンの町角で(2)中国の支援がこの国でも目立つ>


    <プノンペンの町角で(3)韓国資本によるニュータウン「CamKoCity」の看板>

10時 国立伝統医療学院
12時半 NyoNyom山崎さん
14時半 篠原前駐カンボジア大使
17時半 ESC理事会
19時半 夕食会
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