8月18日(土曜日)
プノンペン滞在の最終日。ホテルでの朝食は、昨年のチャリティーコンサートでお世話になった英国人のチップさんと。彼は、今仕事で韓国のソウルとプノンペンとの間を週一回往復する毎日とか。
久しぶりに会った彼との会話は、音楽のみならず、彼が手伝っているという、特殊なミミズが作り出す有機肥料を活用した農業から、ミャンマー事情まで様々な話題で弾んだ。特に今は、ミャンマーに興味があるとかで、日本財団が取り組んでいるミャンマーでの事業について熱心に耳を傾けてくれた。
<早朝のプノンペン市内も美しい>
チップさんと入れ違いに、教育省のバンナ次長がやって来た。ラジオを使った英語教育放送事業に関連して意見交換。今年4月にイムセティ教育大臣と合意した国際会議の開催時期について協議。先ずは、国内会議を優先することで合意。また、ミャンマーの教育省関係者を現場視察に招待することについても賛同を得ることが出来た。
昼食は日本人商工会事務局の木村さんと一緒。その後、急いでホテルをチェックアウト。今日のうちにバンコクに戻らねばならない。明日、日曜日の便でバンコクからラオスに入るのだ。3時半の飛行機に乗るため空港へ急ぐ。
<プノンペンのホテルではドリアンだけでなくマンゴスチンの持ち込みも禁止>
空港へ向かう車の窓の外に、建設中の新しい高層建築物が見えた。読売新聞アジア版に掲載されていた記事によると、カンボジアでの日系企業の登録数は、10年の11社から、昨年は86社に急増したという。外国企業から見て、カンボジアの魅力はASEAN10カ国の中でも抜きん出て安定した政治と、高度成長が続く経済であろう。ここ数年、カンボジアへの直接投資が急増している。
しかし、ここに来て、ミャンマーが門戸開放したことで、今後はその優位性も揺らぐのではなかろうか。人口比で4倍。勤勉で優秀、しかも、人件費はカンボジアの水準さえ下回るのだから。
<またまた、新しい高層建築物が、、、>
定刻の、午後4時前にバンコクに到着。月曜ににバンコクに着いた時と同様の時刻だ。
荷物が少ないので、今回も早くて安いエアポートレールリンクの電車を利用。軽装ならやはり便利。
空港駅は地下なので最初はわからなかったが、空港駅を発車して間もなく、電車が地上を走るようになってみると、月曜ににバンコクに着いた時と同様、外は大変なスコールだった。土砂降りの中を電車が走る。強い日差しを遮断するため、窓の外には無数の穴が開いた金属板が張られているのだが、そこに水滴が張り付き、電車の中からは外は全く見えない。
夜は、毎日新聞春日アジア総局長と。ミャンマーが話題の中心。
09時 チップさん
10時半 カンボジア教育省 バンナ次長
12時 日本人商工会事務局 木村さん
13時半 ホテル出発
15時40分 プノンペン発
16時50分 バンコク着
19時 毎日新聞春日アジア総局長