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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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ASEANオーケストラの件で文化芸術省Soth国際局長を訪問 [2010年06月17日(Thu)]
6月17日(木曜日)
早朝6時にバンコクのホテルを出て、空港へ。間遠さんと一緒に、7時50分発のプノンペン行きに乗り込む。いつものように機内ではタイの代表的英字紙、The Nationをもらって目を通す。と、面白い記事を発見。タイ証券取引所の新会頭の談話なのだが、彼の名前が面白い。何とチャランポーン。尤も、紙面に載ったご本人の顔写真からは至ってまじめな性格が窺われるのだが、、、。笹川会長の最近のブログ(https://blog.canpan.info/sasakawa/archive/2450)の追加ネタにどうだろうか。

      <タイ証券取引所の会頭の名前はチャランポーン>

プノンペンに到着して早速、文化芸術省Soth国際局長に連絡、私のホテルに来てもらいASEANオーケストラの件で協議。作曲家で私立大学の音楽部長のサマンサムさんも加えたお二人に、先ず、私からASEANオーケストラ構想の概略を説明、そのためのオーディションでの協力を依頼した。
すると、二人は既にASEANオーケストラのこれまでの経緯を熟知していると打ち明け、逆に、幻となった「ASEAN伝統音楽オーケストラ」のことを教えてくれた。
確かに、4月にハノイで会ったベトナム文化省のタン副大臣からは、「韓国政府からASEAN伝統音楽オーケストラの提案があったが、サミットの公式行事は日本財団の企画を採用することにした。韓国の提案は10月中旬のハノイ遷都1000年祭の方に回す」と言われた記憶がある。
でもこの「ASEAN伝統音楽オーケストラ」が幻となってしまったとはどういうことだろう、と訝る私に二人は代わる代わる、以下のような話をしてくれた。


      <ASEAN+1伝統音楽オーケストラの立派なDVDとパンフレット>

韓国政府は一年ほど前ベトナム政府に、「ASEAN+1伝統音楽オーケストラ」を提案。各国の作曲家に2曲づつの作品の制作を依頼、全額を韓国政府の負担で80人の伝統楽器奏者を韓国を含む11ヶ国から呼び集めて、これまで既に、韓国国内で4回のコンサートを実施してきた。今年は、ベトナム政府にASEANサミットの記念行事としてのコンサートの開催を呼びかけたのだという。
但し、今回は韓国としては資金負担は一切せず、ハノイまでの旅費は各国が負担、ベトナム国内での宿泊費等はベトナム側が負担する、という提案であったという。ところが、日本財団の提案を受けて、ベトナムは結局、韓国提案を棚上げにしてしまったのだという。
なぜそんな内幕まで知っているのかと尋ねた私に、二人は実は、「ASEAN伝統音楽オーケストラ」のカンボジア委員であると自己紹介。そちらがなくなってしまったので、今度は日本財団の企画の実現に力を貸そうと言ってくれたのだった。


      <これが12世紀に途絶えた幻のクメール焼き>

その日の午後、間遠さんを誘って、ロシアンマーケットと呼ばれる市場の裏で前回の出張の際に見つけた骨董品店に、幻のクメール焼きの本物の壺を買いに行ってみた。余り保存状況が良くないが本物とみられる壺が無造作に棚に並べてあった。値段はいずれも数千円。本物なら、12世紀以前のものだ。本来ならばこのような価格ではありえない筈なのだが、今のカンボジアではクメール焼きのことを知る人も少なく、関心がないためかこの程度。幻のクメール焼き復活プロジェクトのサンプルにと2点ほど購入。

      <私が今回買い求めた焼き物プロジェクトの作品>

次いで、山崎さんが最近開いた良質のカンボジア製品を展示販売するNyoNyumショップへ。一階はフリーペーパーNyoNyumの編集部。日本出張中で不在の山崎さんに代わって編集長の木村さんが出迎えてくれた。
二階のNyoNyumショップは、現在クメール焼き復活プロジェクトの試作品のショウルームを兼ねている。前回来た時は指導者である岩見さんらが作った数点の見本が置かれていただけだったのだが、3回目の窯出しを経て、今では大小たくさんの作品が並べられていた。どれも、想像していたよりはるかに良い出来だ。どれを買うか、選択に迷うほど。結局、2,3点のみサンプルを購入するつもりが5点も買い込んでしまう。


      <NyoNyumショップにはクメール焼きプロジェクトの作品が並ぶ>

6時 ホテル出発
7時50分 バンコク発
9時05分 プノンペン着
10時半 ESC山田代表
11時 カンボジア伝統医療機構(CaTMO)高田アドバイザー
12時 文化芸術省Soth国際局長
15時 クメール焼き骨董店
16時 NyoNyumショップ、焼き物ショウルーム訪問
18時 NyoNyum木村編集長と夕食
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