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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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福村芳一さんのコンサートは前回以上の大成功 [2010年05月28日(Fri)]
5月28日(金曜日)

              <コンサートは始っていた>

夕方、ホテルでハノイから取材に駆けつけてくれた共同通信の三宅支局長と落ち合い、コンサートの行われる国立音楽院近くで夕食。のんびりしゃべりながら食べていると、間もなくコンサートが始まる時間だ。慌ててタクシーに飛び乗り、国立音楽院付属のコンサートホールに駆けつける。着いた時には、8時の開演時間を1分ほど過ぎていた。しかし、前回は、定刻を5分ほど遅れて始まったのでまだ大丈夫でしょう、と言いながら入ってみると、何と福村さんの指揮棒が振り下げられて音楽がジャーンと始まった瞬間だった。しかし、日本とは異なり、会場のドアは開いたままで閉じられる様子はない。我々が入った後も、何人もの人が入ってくる。中には、何故か、出て行く人もいる始末。鷹揚なお国柄はクラシック音楽の世界にまで浸透しているのか、と感心。

           <コンサートが始った後も出たり入ったり>

今日の演目は、ブラームスの大学祝典序曲から始まった。次に、珍しいファッゴットとオーケストラの共演だ。モーツアルト作曲の「ファゴットとオーケストラのための協奏曲」なのだそうだ。このために、台北フィルハーモニーからファゴット奏者のチャンさんが招かれていた。この楽器、日本ではイタリア語にならい「ファゴット」と呼ばれているが、英語圏では「バスーン(Bassoon)」と呼ばなくてはならないのだそうだ。英語圏で「ファゴット」と言ってしまうと、同性愛者への侮蔑的呼称-オカマを意味する「faggot」と受け取られてしまうので、充分に注意する必要があるのだそうだ。
ファゴット協奏曲のあとは、交響曲。メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」であった。50人近いオーケストラが迫力のある演奏を聞かせる。やはり、オーケストラはクラシックの醍醐味だ。80人編成のASEANオーケストラならもっとすごいことになるのだろう。今から楽しみだ。
最後は、リズミカルで軽快なブラームスのハンガリー舞曲。にぎやかで楽しい演奏に会場も大いに盛り上がっているのが伝わってくる。演奏が終わると、ブラボーと大きな拍手。前回の時より、演奏も迫力があったが、聴衆の反応も数段上回ったのではなかろうか。


      <聴衆から大喝采を受ける福村さんとオーケストラの団員達>

コンサートが大成功のうちに終了した後、打ち上げパーティーに来ないかと誘われ行ってみる。集まった団員達と話してみて、改めて彼らが皆とても若いのに気づく。彼らに出身を聞いてみる。当然、ホーチミン音楽院の卒業生もいたが、ハノイの出身者も、米国に留学したものも。意外に、固定的ではなく、多様な背景を持つ集団であることに驚く。さすが、国内に5つものオーケストラを持つベトナムだけのことはある。
もう一つ感心したことは、このパーティーは団員達がお金を出し合って福村さんにお礼をするという趣旨で開かれたものだとか。我々の飛び入り参加で、余計なお金をかけさせてしまい済みません。

         <打ち上げパーティーで盛り上がる>



12時 フックさん
17時半 共同通信三宅ハノイ支局長 
20時 コンサート
22時 打ち上げ会
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