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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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遺贈寄付で建てられた養護学校新校舎の開校式 [2015年11月23日(Mon)]
11月22日(日曜日) 
7時45分にホテルを出発。MILIのマイクロバスに乗り込み、通訳の兵頭さんも含む6人全員一緒に、養護学校ニューワールドの新校舎を目指す。
ここは、自閉症やダウン症など知的障害を持つ子供たちのトレーニングを行う養護学校。ヤンゴンには、知的障害児を対象にした国立の学校はあるにはあるが、殆ど、預かるだけでトレーニングも何も実質行われていないに等しいと言う。
そこで、立ち上がったのがミャンマー医師会の幹部を中心とするお医者さんたち。私立の小児科専門病院パラミ病院の一画に2008年に出来たのがNew World養護学校だった。
14人の生徒で始まったNew Worldだったが、評判を呼び60人もの生徒が集まった結果、手狭になり、日本財団に新校舎建設への支援の相談が持ちかけられたという次第。
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<ニューワールドの開校式受付>

新校舎が出来た今、New World養護学校の生徒数は140人、先生の数も30人にまでなった。将来は、200人の生徒を収容し、ミャンマー全土の養護学校の教員養成機関としてこの学校を育てて行きたいというのが、創設者で理事長のテインアウン医師らの夢だ
私は、今日の式典では、久し振りにミャンマーの伝統衣装ロンジーを履くことにした。今日は、ロンジーだけでなくその上にも、エィンジーと呼ばれる上着を着用、これで正装だ。
ロンジーは、だぶだぶのスカートのような衣装なので、一年中暑いミャンマーでは涼しくて快適なのだが、難点は、身体の前で結び合わせるだけなので、解けやすいこと。地元の人も、時々、緩んだ結び目を締め直している。
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<垣内さんが熱弁を揮う>

今日は、私も開校式で簡単な挨拶をすることになっているのだが、今回は兵頭さんに通訳してもらえるので、私のスピーチは日本語で行うことに。これまで何度かやったようなミャンマー語のスピーチではないので気が楽だ。新校舎に到着すると、既に沢山の人が集まっていた。最前列に案内され、開会を待つ。
式典が始まり、私の名前が呼ばれ、檀上に上がる。ところが、その時、階段でロンジーの裾を少し踏んづけてしまった。スピーチの冒頭に簡単にミャンマー語で自己紹介をしている最中、ロンジーの結びが解けそうになり、思わずミャンマー語で「ちょっと待って下さい」と断り、後ろを向いて結び直したところ、満場爆笑。
その後、垣内さんがスペシャルゲストとして登場し、彼自身の生い立ち、学生時代の起業、そして、今の会社の業務、などを熱弁し。私の隣で耳を傾けていたティンニュントさんが、私に囁いた「彼はすごいね」。垣内さんの話しが参加者に深い感銘を与えたのは確実だった。
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<新校舎の中を視察>

ストランドホテルなど、イギリスの植民地時代の中心であった波止場街に案内したあと、アウンサン・マーケットへ。改めて気付いたのだが、車椅子では移動しにくい事この上も無い。あちこち段差だらけ。それにしても、これほどまでとは。
昨日の私のロンジー姿に触発されたのか、垣内さんがロンジーを買うことになった。
それにしても、足元が悪く、車椅子での移動の難しさを思い知らされるはめに。ビデオカメラを担いだ古谷さんが逐一、垣内さんの動きを撮影。
あとで、ティンニュントさんから聞いたところによると、この日の参加者は全部で210人。
式典の後、新校舎の中を案内してもらった。垣内さんも熱心に視察。完全ではないものの、バリアフリー後進国のミャンマーとしては例外的に、障害者への配慮が随所に見られた。トイレまでバリアフリーになっていたのには感心させられた。
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<バリアフリー状況をチェックする垣内さん>

アウンサンスーチーさんの家の前を通って、昼食を取りにセドナホテルへ。
地下にあるイタリアンレストランに行こうとして、階段の前で停まってしまった。係の人間に尋ねると、シェフの姿をした人物が脇のドアを開けて現れ手招きをする。
厨房に食材などを運び込むための業務用のエレベータを使わせてくれるのだった。地下まで降りて、厨房の脇を抜けてレストランのフロアーへ。
昼食の後、市内視察に出かけた。
夕食はネイリンソーさんの自宅で。昨日急遽、私の方でマイケルさんも呼んで欲しいと頼んだので、彼も一緒だ。
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<夕食のテーブルでネイリンソーさん>

ところが、向かっている最中に現在停電中との電話連絡が入る。
兵頭さんによれば、最近はヤンゴンの電力事情は幾分改善し、停電は少なくなっていたというのだが、、、。ネイリンソーさんの自宅は高層マンションの8階にあるので、エレベーターが止まっていたらどうしよう。
着いてみると、ネイリンソーさんが管理者に特別に頼み込んで自家発電機を特別に短時間動かしてもらった、ということで動いていた。
自宅に入ると、ろうそくが灯されており、彼のお母さんや、奥さんの妹さんら、何人もの人たちが夕食の準備をしていた。出された料理は品数が多いだけでなく、とても美味しかった。
奥さんはユヤトゥーさんと一緒に、オーストラリアの研修に出発していないという。それなのに、マイケルさんまで呼んでしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
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<凄いご馳走の数々が並べられた>

07時45分 ホテル出発
09時 ニューワールド新校舎開校式
13時 昼食
14時 市内視察
16時45分 ホテル出発
18時 夕食会(ネイリンソーさん自宅)
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